表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断界の英雄  作者: 明太子
電光蠍舞
32/64

翠緑の霧

平原に広がる戦場は、静寂だけが残っていた。

砂塵と魔獣の残響が漂う中、蒼真たちは倒れ、動くことすらできない。


蒼真はかろうじて目を開ける。視界の端に、ぼんやりとした影が近づいてくる。

「……誰だ?」と呟くが、声はかすれて出ない。


その影が形を取ると、そこにいたのは可愛げがある女の子だった。歳は自分と同じほどに見える。

優しい笑みを浮かべた彼女は、静かに手を差し伸べる。

「大丈夫……安心して。私が回収するから」


彼女の手元から、淡い緑の霧がゆっくりと広がる。

霧は蒼真たちの体を包み込み、温かさと守られる安心感を同時に伝える。


その後ろには、迅さんもいて、警戒しながら戦場を見渡している。


迅さんが静かに言う。

「敵はまだ残っている、早く回収しよう」


彼女は微かに蒼真の肩に触れ、優しく励ます。

「さあ、起きて……私たちがいるから」


蒼真は微かに頷き、意識を戻しつつ心の中でつぶやいた。

「やっと終わった…」


平原に残る静寂と戦場の残響は、彼らの回復とともに次第に消え、再び戦うための時間を与えられた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ