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断界の英雄  作者: 明太子
電光蠍舞
30/63

雷蠍、最高潮

戦場は優勢に傾いていた

ーーはずだった


平原には、まだ砂塵と雷の残響が漂う。

雷蠍は尾を大きく振り上げ、青黒い雷を帯びた衝撃波を発生させた。


「尾雷嵐――!」

その一撃は、平原全体を巻き込み、仲間たちを蹴散らす。


灯真は影鉄を振るうも、衝撃波の前に膝をつく。

「ぐっ……!」

悠雅は重力操作で避けようとするが、尾の軌道を読めず制御が効かない。

玲司は空間跳躍で回避を試みるも、尾の衝撃波で体勢を崩される。

灯真、玲司、悠雅――次々と倒れ、戦闘不能に。


その中、響は全力で蒼真の前に飛び出した。

「蒼真、下がれ!」

波動で尾の衝撃波の一部を逸らし、蒼真を守る。


「響……!」

蒼真は胸を抑え、響の勇敢な行動に驚く。


雷蠍は尾を振り上げ、再び雷の衝撃を放つ。

響は最後の力で受け止める。

金属音と衝撃が響き渡り、響は平原に崩れ落ちる――

しかし蒼真は響が前に出てくれたおかげで無事だった。


仲間たちは次々と戦闘不能となり、蒼真一人だけが立っている。

雷蠍の尾はまだ振り上げられ、空気を震わせる。


蒼真は深く息を吸い込み、刀を握り直す手に力を込めた。

「……みんなの分も、僕が……」


目の前の雷蠍を見据え、蒼真の目に新たな決意が灯る。

平原に雷と砂塵が舞う中、彼の手からほのかに光が灯った。


「……来い、雷蠍」

「楽しませろよ?」


平原は静寂に包まれ、雷蠍と蒼真の最終決戦が始まろうとしているーー

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