雷蠍、降臨
広大な平原の風が5人の顔を撫でる。
起伏のある地形に巨大な魔獣群が姿を現し、草原を踏み荒らしながら迫ってくる。
蒼真は刀を構え、仲間を見渡す。
「……全員準備いいな。分散して一気に制圧する」
灯真は肩をすくめて余裕の笑み。
「心配いらない。俺が前で遊んでやる」
響は波動を前方に広げ、飛来する魔獣の一撃を跳ね返す。
悠雅は重力操作で地面の起伏を利用し、魔獣の動きを鈍らせる。
平原を縦横無尽に跳躍する玲司。
「空間跳躍――!」
魔獣の攻撃を避けつつ、急所を次々と斬る。
蒼真も刀を振り回し、魔獣の筋肉を裂く。
「これでどうだ!」
魔獣は一体、また一体と崩れ落ちる。
灯真は鬼を操り、もう一体の魔獣に接近戦を挑む。
「影鉄、出ろ」
金棒が闇から飛び出し、巨大な魔獣を圧倒する。
響の波動、悠雅の重力、玲司の空間跳躍、灯真の影鉄――
5人の技能が連携し、次々と魔獣を討つ。
戦場を駆け抜けた後、平原には静けさが戻る。
倒された魔獣の影が草原に消え、風だけが残る。
蒼真は刀を肩に担ぎ、仲間たちを見渡す。
「……これで一段落か。次は……あいつだな」
遠く、平原の中央に影のような巨大な存在が浮かぶ――
ボス・雷蠍の姿だ。
全員の視線が一斉にその巨体に注がれ、緊張が走る。
灯真は肩をすくめ、余裕の笑みを浮かべる。
「やっと本番か……楽しめそうだな」
平原に立つ5人と、雷蠍
超大型任務の本当の戦いが、今、始まろうとしていた――




