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白い憤怒

 ああクソ。なんで曇ってた昨日より晴れてる今日の方が寒いんだよ。あいつは俺のことをおちょくってるのか?そう考えてくると、胃液が煮え、喉の奥から何か飛び出そうで、顎の強張りが止まらない。

はぁ、馬鹿らしい。太陽にイライラしたところで、あいつは俺を嘲笑い続けるだけだ。こういう時はシカトこくのが一番だ。よし、さっさと学校行くか。今日は気分が明るくなる曲をかけよう。

音楽は良い。いつも俺を助けてくれるし、救ってくれる。ああでも、俺はふと気づいてしまった。この音楽というやつは無理矢理俺の気分を上げようとしてくるということに。俺は音楽の奴隷なんじゃないかということに。曲をかけたのは俺で、音楽に罪はないのに、少しばかり憤りを感じてしまった。すまない。本当に悪いと思ってる。だが、憤りを感じたという事実は隠せない。


緋く燃えそうだった心は、バケツの中に放り込まれてしまった。しかし、バケツから煙が出ることは一切なかった。

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