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梅雨のじめじめ企画

【梅雨】この季節のボードゲーム

## 「梅雨の館 〜ドラキュラと亡霊たちの憂鬱〜」リプレイ


**プレイヤー:**

- 田中さん(元執事の亡霊・憂鬱度8)

- 山田さん(元メイドの亡霊・憂鬱度10)

- 佐藤さん(元住人の亡霊・憂鬱度7)

- 鈴木さん(元庭師の亡霊・憂鬱度9)


---


### 【ハイライト1:ゲーム開始直後の絶望】


**GM:** 「雨音が響く中、ゲームスタートです。最初の雨カードは...『記録的豪雨』。全部屋の湿度+3です」


**田中:** 「えっ、いきなり?もう書斎にカビ生えてるじゃん...」


**山田:** 「厨房もキノコだらけよ!まだ1ターン目なのに!」


**佐藤:** 「(笑いながら)これ、もう詰んでない?」


**鈴木:** 「外に出たい...でも亡霊だから出られない...この設定考えた人、性格悪いなあ」


---


### 【ハイライト2:初回ドラキュラ遭遇】


**GM:** 「夜になりました。ドラキュラが棺桶から起き上がります。今回の移動先は...応接間。佐藤さんと遭遇です」


**佐藤:** 「うわあ、来た...」


**GM:** 「ドラキュラ『やあ、君たち。この梅雨は実に憂鬱だね。私は1623年からこの館にいるが、これほどじめじめした年も珍しい』」


**佐藤:** 「(キャラクター的に)は、はあ...」


**GM:** 「『血を吸いたいのだが、君たちは既に死んでいるからなあ。実に歯がゆい。代わりに愚痴を聞いてくれたまえ』憂鬱度+2です」


**佐藤:** 「話聞かされただけで憂鬱になるって何よ!」


**一同:** (爆笑)


---


### 【ハイライト3:記憶喪失の連鎖】


**田中:** 「除湿器カード使って書斎の湿度下げるぞ!」


**GM:** 「その前に記憶喪失カードを引いてください」


**田中:** 「『深い霧』...あ、やばい」


**GM:** 「前ターンの行動を忘れます。昨日何をしたか思い出せません」


**山田:** 「あ、田中さんが昨日キッチンのカビ掃除してくれたのに...」


**田中:** 「え?僕が?覚えてない...」


**鈴木:** 「これリアルに怖いな。認知症みたい...」


**佐藤:** 「ゲームなのに本当に不安になってきた」


---


### 【ハイライト4:外出カードの誘惑】


**山田:** 「もう限界!外出カード使う!」


**GM:** 「雨の中、コンビニに避難しました。温かいコーヒーを買って一息つけます。憂鬱度-2」


**山田:** 「やった!生き返った気分!」


**田中:** 「死んでるけどね」


**GM:** 「その間、厨房のカビが2倍速で繁殖します。帰宅時、現実を見て憂鬱度+5」


**山田:** 「差し引き+3かよ!逃げても意味ない!」


**鈴木:** 「現実逃避すら許されないのか...」


---


### 【ハイライト5:血カビの恐怖】


**佐藤:** 「ドラキュラの棺桶の部屋、どうしよう。血カビがすごいことになってる」


**田中:** 「誰か掃除しないと館全体に広がるよ」


**山田:** 「でもあの部屋入ったら確実に憂鬱度上がるじゃん」


**鈴木:** 「じゃんけんで決める?」


**全員:** 「じゃんけんぽん!」


**佐藤:** 「負けた...行ってくる...」


**GM:** 「血カビ清掃中、ドラキュラが昼間なのに薄目を開けて『うるさい』と呟きます。憂鬱度+3」


**佐藤:** 「寝てるのに文句言うなよ!」


---


### 【ハイライト6:最終ターンの絶望】


**GM:** 「最終ターンです。現在の憂鬱度は...田中8、山田13、佐藤11、鈴木12」


**田中:** 「僕の勝ちかな?」


**GM:** 「最後にドラキュラの朝の愚痴タイムです。『また一夜が過ぎた。君たちと過ごした時間を思い返すと、実に虚しいものだったなあ』」


**山田:** 「ひどい!」


**GM:** 「勝者の田中さんも『時間の無駄だった感』で憂鬱度+2。最終10ポイントです」


**田中:** 「勝ったのに全然嬉しくない...」


**佐藤:** 「これが真のじめじめゲームか...」


---


### 【エンディング】


**GM:** 「夜が明けました。田中さんが最も憂鬱度が低いので勝利です。でも全員まだ館に残っています」


**鈴木:** 「成仏できない...」


**山田:** 「また明日も同じ日々が続くのね...」


**田中:** 「勝ったのに何この敗北感...」


**佐藤:** 「でも、なんかまたやりたくなる不思議」


**一同:** 「じめじめ〜...」


---


**プレイ後感想:**

- 田中:「勝ったのに全然すっきりしない。でも妙にクセになる」

- 山田:「現実逃避すら無駄って分かった時の絶望感がリアル」

- 佐藤:「ドラキュラの愚痴が地味にメンタルに来る」

- 鈴木:「みんなでじめじめできて、変な連帯感生まれた」


**プレイ時間:** 55分

**総じめじめ度:** ★★★★☆「期待通りの陰鬱さでした」

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― 新着の感想 ―
『血カビ』というパワーワードよ
「梅雨のじめじめ企画」より読ませていただきました。 なかなか闇深いボードゲームですね(笑)。 私、ドラキュラといえば、悪魔城を思い出してしまう世代です。 理不尽さはボードゲームあるある〜。 これ、エ…
なんだか自分もゲームを体験しているような気分になれました笑。 憂鬱度っていろんな所に罠が張り巡らされているのですね……! 田中さんが勝ったのにすっきりしてないのが面白かったです。 確かに爽快感はなさそ…
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