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ローカル  作者: 不機猫
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ありふれた日常そして大学受験

 3学期は、いつものように朝起きて、勉強して、朝ご飯を食べて、薬を飲んで学校へ行くというありふれた日常を過ごしていた。

恵と言えば、大学に入ったら、またバイトに来ることを店長に約束して、何とか辞めさせてもらえたみたいだ。今度は、今まで稼いだバイト代で、美大の予備校に通い出した。

いよいよ、本格的に動き出したみんなの夢に僕は、エールを送る。

3学期は、期末試験しかなかった。

あっという間に終わったけど、ちょっと違ったのは、誰も成績の順位を気にしなくなったことだ。

それぞれの目標が決まった今、トータルの成績なんて何の意味もない。自分の興味がある学科を頑張るだけ。それに学校の他の学生は、競争相手でも敵でもないから、順位なんて関係ない。井の中の蛙になってしまうだけ。

 春休み、僕は、明日香と再び一緒に勉強した。

そばに居てくれる安心感から、今まで以上に効率良く勉強ができた。

それに、玲子さんもアーシャもいる。庭を散歩すれば、運動になる。

 時々、恵は、うちにある銅像をデッサンしに来た。真剣なまなざしをを見ると、ほんとに恵?と思う時もあるけど、休憩時には、メイドからロリータ服に着替えて、お茶を楽しんでいた。

北川くんも、時々うちに来るようになった。

来年の大学受験というストレスはあるけどみんな、それなりに充実した日常を送っていた。 

新学期、夏休みそして秋。あっという間に受験シーズンがやってきた。

 今年は、クリスマスパーティは、騒ぐこともなく静かに終わらせた。と言うか、みんな、ごちそうとケーキを食べるとすぐに部屋に戻って、勉強しだしたから、大人たちだけが食堂に取り残された。

みんな、やはりこの時期は、勉強しているときが一番落ち着く。


明日香は、23日の土曜日から、こっちにお母さんと来ていた。。

年が、空けて、近くの神社にお参りにいって、そのまま、おせちでお祝いして、みんなで、勉強会をして、それぞれの出来具合を確認した。

 僕の受験は、2月の初旬だった。

それに向け、今は、全力で勉強した。他の受験生より恵まれてると思われるかもしれないけどそんなことは、関係ない。とにかく、医学部に通って、その後に病気の研究をしたいだけ。

 試験の当日、明日香と一緒に教室に入る。彼女は、薬学部だけど医学部も受験する。

二人で、受験番号を、確認して席に着いた。

「海人。」

後から、明日香に声を掛けらえた。

「周り見て。」

顔を上げて、周りをみた。

僕の前は、北川くん、横は、恵と星野さん、ちょっと離れたところにボスがいた。

「どうして?」

「知らない人が、隣より、知ってる人がいた方がテストに集中できるでしょ。」

「だから、ボスが、うまく願書を出してくれた。」

「そうなんだ。」そう言うと、ボスにお礼を言った。

いつも通っている学校だから、そんなに緊張はしないと思ってたけど、みんなに気付いていなかったから、やっぱり、緊張していたんだと思う。だから、いつものメンバーがそばにいると思うだけで心強かった。

 しばらくして、試験が、はじまった。

静けさの中で、僕は、ぬくもりを感じながら、テストに集中した。

 すべてのテストが、終わって、初めてみんなにありがとうを言った。

「ごめん、先に僕のテスト終わったね。」

「大丈夫。逆だと海人のテストが気になって多分集中できなかったと思う。」

「それに、医学部も視野には、いれてたから。」

みんな、並んで、正門を出た。

「このあと、僕は、全力で皆さんのサポートに回ります。なんでも言ってください。」

そう言って、僕は、にこやかに笑った。





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