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ローカル  作者: 不機猫
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冬休み

 冬休みは、朝から窓を開け、冷たい空気を吸って目を覚ます。

そして、朝食の前に1時間程度勉強して朝ご飯。そして、また、勉強して、休憩がてら、庭を散歩して、

お昼ご飯、そして、また、勉強して、休憩がてら、午後の散歩。

一番効率の良い夕方に、数学のと理系の勉強。

さらに、好きな、英語と国語の勉強は、夜にとっておいた。

要は、休憩時間に、食事と散歩。そして、好きな学科の勉強をすることで再び脳を活性化させる。

まあ、午後の休憩は、明日香と星野さんと紅茶を飲みながらなので、いつもタイムオーバーしてる。

それと、夜の英語と国語は、みんなで、問題を出し合ったりして楽しんでやっていたので、頭に入っているかは、疑問だったが、逆にその時にやったことが連想されて結構頭に入っていた。

そうこうしている間に、大晦日が、やってきた。

クリスマスと違って、この日は、みんなで、おそばを食べて、それで終わってしまった。

お正月は、お母さま方が作ったおせちを食べて、近所の神社にみんなでお参りに出かけて、1日だけゆっくりした。

 ほんとは、もっとゆっくりしたかったけど、神社には、今年受験の学生らしい人が絵馬を書いていたりしたので、後1年しかないと思うと、なんとなく落ち着かなかった。

 二日目からは、普段の生活に戻っていた。

5日目になると、明日香も星野さんも自宅に帰っていった。

あっという間だったけど、この冬は、楽しく過ごせたように思えた。

玲子さんは、そのまま、アーシャと一緒に、この家に居続け、僕の面倒を色々見てくれた。

多分、薬の経過観察も含め、無理のない範囲で見いてくれてる。

アーシャは、いつの間にか、屋敷になじんで、我がもの顔で、歩いていた。

 祖父も祖母も、アーシャの魅了に勝てなかったようで、最近猫なで声でしゃべっているのを聞いてしまった。

何故か、アーシャは、裏の池の鯉とも仲良くなったみたいだ。

 1月6日。今日も、朝早く起きて、1時間程度勉強すると、(どうやら、早朝にずっとサーフィンをしていたおかげで、朝起きるのが、全然苦にならない体質になってしまったようだ。)朝食を食べて、学校に向かった。

2年4組の教室に入ると、恵が寄ってきた。

「恵、久しぶり。」

「冬休み、どうだった?」

「それが、最悪。クリスマス、休みたい!って言ったら、店長から駄目だしされて、大みそかまでこきつ使われた。それから、みんなで、初詣で行って、1日休んで、三日からまた、バイトしてた。」

「お疲れさま。」

「海人の方は、どうだだった。」

「クリスマスパーティ、楽しかったよ。北川くんも、男装いや、普通の格好で来たら、お母さん方にモテてた。それから、毎日みんなで、楽しく勉強してたよ。」

「なんか、充実してた。」

「このまま、来年の受験までがんばるよ。」

「いいね。僕も、ほんとにそろそろバイト辞めないと、やばくなってきた。」

「そうだね。恵だけ、浪人って、かわいそうだよね。」

「縁起でもないこと言わないでしょ。」

「わかった。」

 始業のチャイムが鳴ったので、恵は、自分の席に戻っていった。

冬休みに、明日香たちと勉強したおかげで、学校の授業もスムーズにあたまの中に入ってきた。

英語も国語も、しっかりあたもの中に入っていた。

やっぱり、星野さんや、明日香の得意分野の勉強方法を聞いて、今まで以上に効率よく、勉強できたみたいだった。

 お昼休みに、食堂へ行くと星野さんと北川くんがいた。

「今日は、どうしたの?」

「今日は、星野さんと二人で重大発表をしました。」

「1つは、星野さんの耳が良くなって、普通に会話ができることになったこと。そして、もう1つは、僕が、男性だったこと。その日の気分で変わるからって。」

「先日、海人のお母さんたちにモテて、色々自信がついた。それに、成績が上がったのも理由の1つかな。少し、おとなになった感じかな。」そう言ってる北川さんの目は、キラキラ輝いていた。

 恵と僕と星野さんと北川くんが、食事していると星野さんのクラスメイトが寄ってきた。

どうやら、彼女たちも北川くんに興味があるみたいだった。

でも、今までと違って、見ていて、こっちまで楽しくなるような雰囲気が彼の周りから漂っていた。

「恵、知ってる?彼、裏千家ならってるから、生け花上手だよ。」

「何言ってるの?かれの家、生け花の家元だよ。それに、裏千家は、お茶だよ!」

「そうだっけ。でも、彼、クリスマスの時そう言ってたよ。」

「海人、彼に騙されたんだよ。気を付けなよ。」

「えっ、そうなの。気を付けなきゃ。」

「ほんと、勉強以外のことは全然だね。」

「そうなんだ、そのあたりは、子供の時から、明日香に頼りっぱなしなんだ。」

「明日香ちゃんも大変だね。とんでもないお坊ちゃまにつかまって。」

「ほんと、ほんと。」

お昼休みが、終わって再び午後の授業を受けた。

それから、図書館で勉強して、電車で帰るという普通の生活がまた始まった。





















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