ハワイ
「おい、着いたぞ。」隣の彼が、声を掛けてくれた。
「えっ、もう着いたの?」
「お前、よくあんなうるさい中で眠れるよな。」
「寝つきは、もともといい方なんだけど、最近ちょっと疲れてたかもしれない。それに、いまは、日本時間の午前3時。眠いよ。」
「あっ、そうか。それでみんな起きてたのか?」
「でも、お前なんか落ち着いてるな?」
「そう見えるだけだよ。」
飛行機が、着陸態勢に入ったので、僕たちは、背もたれを戻して、シートベルトを締めた。
軽い着陸のショックとゴーという逆う噴射。ちょっとだけ、緊張するけど、すぐに着陸したという安心感。
そして、着陸するとすぐに降りたいと思ってしまう。せっかちなのかな?
暫くして、順番に前の方に出口から、順番にタラップを降りて、シャトルバスに乗り込む。
「結構、混むんだよね。これ。」
ロビーに着くと2階に上がって、入国審査を受ける。
「イミグレーション、ここだね。」
「あっ、みんなならんでる。」
「ぼく、ちょっと星野さん心配だから、一緒に並んでもいい?」
「いいよ。」
「お前と一緒だと、2年1組の連中自分だと気づいてない気がする。」
僕は、後ろから星野さんの肩を叩いた。
『大丈夫だった?』
『大丈夫。』
『イミグレーション一緒に行こう。』
『制服一緒だから、4人まとめて出せると思うよ。』
『僕が、全部答えるから。』
そうして、僕たちの順番が来た。
パスポートに航空チケット、そしてそのほかの書類を添えて、4人分渡した。
簡単な質問と、ホテル名を聞かれただけで終わった。
何故か、恵は、おとなしく僕たちの後をついてきた。
多分、出国審査の時にもめてたのが、恵かもしれない。
そのまま、僕たちは、階段で1階に降りて、荷物が出てくるのを待っていた。
3人の荷物は、すぐに出てきたが、恵の荷物だけ、なかなか出てこなかった。
やっと出てきたスーツケースは、すでにパンパンで今にもはじけそうだった。
異様に、重たかったので、これでもめていたのかもしれない。
「恵、こんなに重いと帰りお土産変えないかも。」
「えっ、そうなの?」
「バイト先のみんなから、いっぱい頼まれてる。どうしよう?」
と悩んでる恵を置いて、僕たちは、バスの所まで、スーツケースを転がしながらあるいていった。
ハイビスカスが、大きく書かれたバスに今度もクラスごとに乗り込んだ。
『星野さん、恵は、僕が何とかするから、彼と2年1組のバスに乗って。』
『わかった。』
「じゃ、後で。」そう言って、僕は、二人を見送った。
暫くして、恵が来たので、僕たちは、2年4組のバスに最後に乗った。
「sory、i’m late.」
「you are welcome.」とバスの運転手が言ってくれた。
空港から、1時間でホノルル動物園のそばのホテルに着いた。
やっぱり、眠いのか、ホテルに着くなり、みんな自分の部屋で、眠ってしまった。
今日は、午後から、動物園か、水族館へ行って、終わりかな。




