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ローカル  作者: 不機猫
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 「ちょっと待ってね。アーシャがどこにいるか確認してくるわ。はじめてのお客さんだと暴れるのよ。特に、美人のお客さんにはね。」

明日香にウインクして、玲子さんは内扉を開けて中に入っていった。

しばらくして、玲子さんは、アーシャを抱っこして現れた。

「一晩お留守番させてたから、今は、甘えん坊モード。」

「明日香さん、触っても大丈夫よ。」

「かわいい。」そう言って、明日香は、アーシャの頭を撫でてそして、耳をさすった。

気持ちよさそうな顔をしているアーシャ。

どうやら、アーシャは、明日香を自分の身内認定をしたみたいだ。

「でも、いつ機嫌が変わるかわからないから、ゲージに入れておくわね。」

それから、僕は、明日香をリビングに案内した。

そこからは、都会の夕景がきれいだった。遠くの方に、小さく東京タワーが見えていた。

「東京のマンションて感じね。すごい。」

「3LDKかな。明日香は、今日和室で玲子さんと寝る?」

「僕の部屋は、奥の洋室で、久しぶりにアーシャと一緒に寝る。」

「わかった。楽しんでね。」

玲子さんが、リビングに戻ってきた。

「おかあさん、今日の晩ご飯、僕が作るよ。何か食べたいものある?」

「じゃ、海人のエビフライが食べたい。」

「了解。材料買ってくる。」

「大丈夫よ。材料は、準備してあるから。」

僕は、冷蔵庫を開けた。冷凍庫に大きな冷凍の車エビが入っていた。

「私も、手伝う。」そう言って、明日香もキッチンに入ってきた。

僕は、冷凍エビを解凍して、エビの下越しらいを始めた。

「じゃ、ポテトサラダお願いしていい?」

「わかった。きれいな台所ね。」

「玲子さんは、いつも忙しくてあまり料理しないから、台所はきれいなんだ。」

「だけど、料理を作ると高級レストラン並みにおいしいから、不思議なんだよね。」

「玲子さん。今度料理教えてくださいね。」

「良いわよ。」といって、すでにお気に入りのワインを開けていた。

「明日香さん、昨日のお屋敷はどうだった。すごく素敵よね。」

「お屋敷も良かったけど、おじい様とおばあ様も素敵なひと達ですね。」

「そう言っていただけると嬉しいわ。」

 それから、玲子さんは、テレビをつけてワールドニュースを見ていた。

僕たちは、テーブルの上にエビフライ、ポテトサラダとチーズの盛り合わせとスープそして、スパゲッティを並べた。

「玲子さんお待たせ。できたよ。」

3人が、テーブルに着いた。

「じゃ、頂きましょう。」

 3人で、楽しく会話してっというか、明日香と玲子さんは、僕の子供のころの話題で盛り上がっていた。

食事が終わったので、帰り道の途中で買ったケーキを3人で食べた。

こんどは、Dランドの話で盛り上がった。

この話題には、僕も加わることができた。

 ぼくは、子供のころから乗りたかった耳の大きな象の乗り物に乗れたので満足。

順番にお風呂に入って、僕は、そのままアーシャのゲージのある部屋のベッドに寝そべった。

その部屋の扉を閉めて、ゲージの扉を開けるとすぐにアーシャは、ベッドに飛び乗り僕のそばにやってきた。

「久しぶり。」そう言って、頭を撫でた。

それから耳をさすって鼻から眉間にかけて撫でてあげた。

喉をごろごろ鳴らして、気持ちよさそうに目をつむった。

疲れていたのか、僕は、そのままアーシャと一緒にベッドで寝てしまった。

 翌朝、ボスが、迎えに来てくれた。京香さんも車から出てきた。

京香さんは、久しぶりに会う玲子さんと明日香で、仲の良い3姉妹のように話し合っていた。

「こちらの住むところが、決まってよかったわ。わたしも時々遊ぶに行くからよろしくね。」

「こちらこそ、あんなに素敵なところをご紹介していただいて、ありがとうございます。」

それから、玲子さんは、「また来てね。」と言ってそのまま仕事に行ってしまった。

ボスと僕は、目の保養という感じで3人を眺めていた。

「さあ、行きましょう。東京駅までお送りいたします。」

そう言って、ボスは来た時と同じように僕にサングラスを差し出した。

 東京駅に着いた。

駐車場に車を止めると、来た時と同じようにボスがみんなの荷物をもって、今度は新幹線の搭乗口まで来てくれた。

「こんなところで、ボスにお世話になるなんて思ってもみなかったですよ。」

「また来いよ。いつでも面倒見るから。」そう言って、

僕が新幹線に乗ろうとするとボスが、ペットボトルのお茶を差し出した。

それを摑んだ瞬間ボスがペットボトルを引っ張った。

そのまま、ボスの方によろけるとそのままハグされてしまった。

しまった。と想いながらも、一人っ子の自分には、頼りがいのある兄貴のように思えて、これは、これで有りかなと思った。

それからボスは、京香さんと明日香には、握手で別れを告げた。

「これから、会社に戻ります。」と言って、そのまま帰ってしまった。

新幹線は、来た時と違ってほとんど乗客が居なかったので、対面シートにして向かい合わせに座った。


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