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年齢と見た目とジェットコースターと

「それでだ!

この後のことなんだけど、4人にはタイガとウルに乗ってもらって移動しようと思う」

さすがにもう4人に走ってもらうのは無理だと判断した


「この子達なら大きさ的にも、力的にも、女の子2人が乗ったとしても全く問題なく移動出来るから!

俺が1人で乗るための鞍もあるから、手綱を持っていれば振り落とされることもないから安心して!」


4人の身長的には、

みなとは170くらいで、スラッとしたモデル体型、

ゆうかは150くらいと小柄だがナイスお山持ち、

あずみとさらは160くらいでかなりスレンダーな女の子


性格的には、

ゆうかとさらはおっとりとした女の子って感じで、

あずみは冷静沈着で思慮深い文系女子っぽく、

みなとは見た目、お姉さんっぽく振る舞ってるが、頑張ってお姉さんっぽくしてる感じだな


年齢は、商人のスキルである鑑定で、4人のステータスを見たからわかっているのだが、

あずみが19、ゆうかとみなとが18、さらが17歳だった


そして、

俺の年齢なんだが、、、





なんと!




20歳!


20歳なんですよ!

召喚初日の兵舎の4人部屋で、時間を見ようとスマホを出し、黒い待機画面を見た瞬間に違和感を感じ!

急いで、カメラの自撮りモードできちんと姿を確認して死ぬほどアホほどビックリした!!

見た目も20歳に戻ってる!

嬉しかったなーー、

19歳も若返るとは身体の調子がすこぶる良いし♪


まっ!俺のことなんざ、さて置き、


そんな女の子達を乗せるタイガとウルはというと、2体とも全長2メートルオーバーの巨体の虎と狼!

女の子2人なんて余裕綽々なわけですよ!


そんなタイガとウル専用の鞍を出し、タイガ達の背中に取り付けた


「今日はこの後、1時間ほど走って、野営出来る場所で休むことにするから

疲れて眠いだろうけど、あと1時間頑張ろう!」


4人をタイガ達の背に乗せながら、4人にそう伝えた


「それじゃあ、今まで通り、夜目が利くローは空から周囲の警戒と索敵を頼むな!

ホクトとリン、クラウドは俺の影の中に居てくれ!

今回は周りをタイガ達が警戒して回ってくれてる訳じゃないから、

ロー!

魔物や何かがあった時にはすぐに教えてくれ!」


そう伝え、ローに光の魔道具であるカンテラを渡すと、

ローはカンテラを器用に脚で持ち、ひと鳴きして、空中に翔んだ


「よし!

それじゃ、みんな行くぞ!」


俺達はさっきまでとは比べ物にもならないスピードで暗闇の中に入って行った








そろそろ1時間かなってところで一度止まる

「ロー、タイガ、ウル、ストップだ!

今日はこのくらいにしよう」


川を渡ってすぐのところで止まり、周囲にスキルの索敵をかける

周りには魔物などはいないようだ


タイガ達の方に目をやると、前に座っていたみなととさくらはタイガ達の背中に突っ伏している、

その後ろに掴まっている2人も同じように前の2人の背中に突っ伏していた


何やらブツブツ言っているようだがどうした?

近寄って声を掛ける

「どうしたの??」


「ジェ、、、、、、」


「ジェ???」


「ジェ、ジェットコースターーーーーー(泣)」

「セーフティーバー無しのジェットコースター!!!(怒)」

「死ぬかと思ったーーーー」

「バカーーーー!!!」


、、、、


あーーね!察し


猛スピードで走るバイクがパイロンをスラロームしてるようなもんかーー

って、それよりもかなり凶悪か!


そんな阿鼻叫喚な4人からは、そっと遠ざかり、俺は野営の準備を始める

イベントリから4人用のテントを出し、設置し、その前に石で釜戸を作った

野営の準備をしてる途中で、俺がいないことに気付いた4人がゆっくりこちらに近付いてきた


「まあさん、酷いです!

あんなに怖いなら一言言っといてくれても良いじゃないですか!!」

「あーー、ごめんごめん

俺は慣れちゃってたから、怖いとか全く思い浮かびもしなかった!」

そう伝えると、

4人は「もう!」とふんすこしながらも渋々納得してくれた


「まあさんに無理矢理ついてきたわけだから私達が言える立場じゃないけど、もう少しさ、、」

おっ!喋り方が少し砕けたな!

「あずささん、その砕けた喋り方いいね♪

これから一緒に行動するのにそれの方が有り難いな!

みんなももう少し砕けた喋り方で良いからね!

気楽にいこう♪

それと無理矢理だろうと一緒に行動してるんだから、さっきみたいに言いたいことは伝えてほしいかな!

気持ちは言葉で伝えてくれないとわからないからさ」


みんなにそう伝えつつ、イベントリから薪を取り出し、生活魔法を使い、薪に火をつけ、

ついでに煙草にも火をつけたのだった

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