一章『王女様と異世界』12
だいぶ遅れてすみません!m(._.)m
第十三話です!
父上の提案を受けてから一ヶ月が過ぎた。
色々と学校へ行く準備と手続き等でかなり時間が掛かってしまったが、とりあえず編入までありつけることができた。
しかし、ラプスに聞いたのだが寄宿学校とは家元から離れ宿舎での生活になるらしい。
まあ、通っている者の殆どが貴族階級であるので不自由はしないようだが……
ただ不満があるとすればあまり自由に動くことも出来ないという点か。
宿舎には規則というものがあるらしい。
起床時間から就寝時間まで決められていて門限もあるようだ。
少し不満だが……まあ、慣れるだろう。
そんなことを考えながら、これからも始まるであろう学校生活にワクワクさせ片付いた部屋を私は懐かしむように見ていた。
私は今日家を出る。
二度と戻っては来ないわけではないが少し哀愁が漂う。
ラプスも着いて来てくれるというのに何でだろうな。少し寂しい。
しばらく私室を眺めていたらラプスが入ってきた。
「レイネシア様、出発の準備が出来ました」
「ああ、すぐに向かう」
しばらくお別れだ。
私は少し物悲しもその場を後にした。
玄関まで降りるとそこのには父上、母上、兄上、セウジ、それに屋敷の使用人達勢揃いで待っていてくれた。
「みんな……」
「せっかくだからね、盛大に送ってやろうと思ってな」
そう言って父上は花束を私に手渡す。
「ほんと、やんちゃな子でしたが……居なくなるのは少し寂しいわ……レイネシア、いつでも帰って来てらっしゃい」
「母上……」
私の母上、ミシェル・メルクローラは私を抱きしめその瞳にはうっすらと涙を浮かべていた。
「まあ、元気にな。レイネシア」
「兄上……私を罠にハメたことは覚えておきます」
私は少し恨めしそうに兄上を睨む。
ああ、忘れるものか。
兄上が第三王子と結託して私に手紙の返事を書かせたこと……忘れるものか。
「うっ、手厳しいな」
「姉上!姉上が帰って来る頃には僕はもっと強くなって姉上を守れる男になって見せます!」
「それは頼もしいな、セウジ。帰って来たら手合わせを頼むぞ」
私はセウジを抱きしめる。
セウジの方は少し恥ずかしがり顔を真っ赤にさせる。
使用人達は私が居なくなるのが寂しいのか皆一様に泣いていた。
特に一番泣いていたのは婦長だ。
口うるさい彼女ではあったが、私を心配してのものだとは知っていた。
だから、私も彼女と離れるは寂しい。
「お嬢様……私は、私はいつもお嬢様の帰りを……帰りを……」
「ああ、いつでも帰って来るよ。だから、そんなに泣かないで。笑顔で見送ってほしいな」
「お嬢様……!」
婦長は感極まったのかまた大泣きする。
使用人達は婦長を慰めるように抱き寄せ合っていた。
「レイネシア、向こうでも元気でな」
「はい、父上。では、行って参ります。帰って来るときは少しでも成長して戻ってきます」
みんな見送られ馬車に乗った私は学校がある王都に向かう。
これから始まる新たな生活にワクワクさせると同時に少し寂しさを感じながら私は馬車に揺られるのだった。
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