五章 大体ここを見れば思い出せる!キャラ&魔物紹介(第二版)
注1)キャラクターの肩書や情報はこの章の最終話で判明している物を基準にしています。言及されていない部分については未記入や推定ですので、後々の一覧で変化している可能性があります。ご了承ください。
注2)書くことが少ないキャラは説明で遊んでいます。ご了承ください
注3)今回から「主要人物」「準主要人物」「その他の皆さん」「過去など」「魔物」の順に解説しております。基本的にこの章での登場順となっており、これまでに出てきた人物でも極力解説してみました。
~★主要人物★~
✖アクセラ
・言わずと知れた本作主人公。小柄な体躯に肩で切った白髪、ラベンダー色の瞳が繊細で儚げな雰囲気を醸し出す(こらそこ、外見詐欺とか言わない)。背に大きな技術神の紋章と爪痕がある。
・14歳になったことで以前より滑らかに体を操り戦うことができるように。少女としての生にも慣れたのか所々で女性らしさが顔を出すことも。
・学院においても彼女は彼女で、オルクスの悪名や奇異の視線など知ったものかと好きに生きる所存。なんだかんだ交友関係は狭いながら問題なく満喫できている様子。
✖エレナ
・言わずと知れた本作ヒロイン。ハニーブロンドのクセ毛と早苗色の瞳を持つ、聡明な少女。肩口と腰のあたりに爪痕が、左胸に技術神の加護紋章がある。
・アクセラより背も胸も育ったが精神的には姉離れのできない妹。ただし8属性中、光と闇以外の6属性を操る天性の才能は技術を学んで開花してきている。
・学院ではなんだかんだと無難な交友関係を築いている様子。ただし噂くらいは立つようで一部では注目の的……?対人戦経験が乏しいのが今後の課題。
✖レイル
・護国の騎士を輩出するフォートリン伯爵家の嫡男。刈り込んだ赤髪と快活な笑顔が特徴。体格に優れ、真っ直ぐで誠実な少年。
・アクセラたちの文通相手で5年来の親友。頭は悪くないが勉強が苦手なのはかわらず。婚約者であるマリアとの関係は14になってもまだまだ進んでいない様子。
✖アベル
・国の情報を一手に握る知略の将トライラント家の嫡男。丁寧に分けられた黒髪と眼鏡が育ちの良さを感じさせる。苦労人な役回りが多い少年。
・レイル、マリア、アティネ、ティゼルと幼馴染であり、アクセラたちにとっても5年来の友人。頭がよくチェスや詩作を得意とするが運動の方はさっぱり。
✖マリア
・ロンセル子爵家令嬢。淡い金の髪とアイスブルーの目が儚くも優しい愛らしさを感じさせる。しかし仲間内で一番芯が強く動じない少女でもある。
・レイルの婚約者であり数少ないアクセラたちの女友達。寮でも数部屋離れているだけなので料理やお菓子のおすそ分けも頻繁に行っている。ちなみに珍しく自分で料理や裁縫ができる貴族の令嬢。
✖アティネ
・アロッサス子爵家令嬢。暗紫のクセ毛と同色のぱっちりとした目が強さと艶を感じさせる。仲間内で一番成長著しい肉体をしているが中身はどちらかというとレイルの同類。
・背が低いので逆に思われがちだがティゼルの双子の姉。成人間近となってより艶やか見た目になってきたが直情的で正義感の強いところは変わらず。なお魔法に秀でる。
✖ティゼル
・アロッサス子爵家令息。暗紫のクセ毛を一本にまとめ、同色の穏やかな目を持つ。普段は静かに状況を見守ることが多いが、その実人をからかうのが好きな悪戯者。
・どちらかというとアベルに近い立ち位置だが、苦労はせずにうまく受け流すタイプ。姉弟揃って珍しい浅黒い肌だが純粋なユーレントハイム人。
✖ネンス
・ユーレントハイム王家の第一王子にして長男。王家の特徴であるアッシュブロンドの髪とイエロートパーズの瞳が目を引く。根は素直な少年。
・お披露目の際に言葉を交わしたアクセラをずっと覚えていたが彼女には忘れられていた。文武両道で公明正大な王器ある人物だが、多少モノを知らないところがある
✖マレシス
・シーメンス子爵家の嫡男でありネンスの近衛騎士でもある。淡い金髪を刈り込み、モスグリーンの鋭い瞳を持つ体格のいい少年。だいたいいつも眉間にしわを寄せている
・騎士道精神とネンスへの敬愛が強すぎるため、「オルクス」であり王子への敬意を示さないアクセラに何かと敵対心を見せる。良くも悪くもスキル、身分、道徳などまっとうな貴族の価値観を強く抱いているタイプ。
~★準主要人物★~
✖トレイス
・アクセラの弟でありオルクス家嫡男。綿毛のようなふわふわの白髪と魔力過多症の特徴である珊瑚のような赤の目を持つ。病床にあった期間が長いからか内気でおとなしすぎる傾向も。
・屋敷の使用人が全員家族だと思っており、二人の姉を何よりも愛している。
✖トニー
・オルクス家の領地屋敷を守る騎士長。大柄でブラウンの髪と髭を蓄えたクマのような人物。冒険者でいえばBランク上位からAランクに迫る実力を持つ。
・アクセラから技術を学び、自己流の研鑽を重ねることで『荒熊の騎士』という上位ジョブを獲得した。まだまだ現役が最近の口癖。
✖シーア
・カゼン男爵家令嬢。金混じりの茶髪が特徴的な、マリアのルームメイト。
・噂好きでお喋りを好むイマドキ少女。なお王都に努める同年代の騎士の婚約者がいるらしい。
✖ヴィア先生
・シャローネ騎士爵の一人娘で学院の新米教師。自身も卒業生であり、1-Aの担任と水魔法の授業を受け持つ。
・水魔法では若くして高等教員の資格を持っている。アクセラから技術を用いた魔法の運用について教えてもらっている。
✖アレニカ
・ルロワ伯爵令嬢。国王の職務を補佐する政務官長を歴任する家の娘。ストロベリーブロンドの巻き毛で毛先だけが朱色という珍しい髪色を持つ。瞳はトレイス同様に血の赤。
・口調、ふるまい、趣味のすべてにおいてザお嬢様といった様子の少女。学生のサロンを率いており、ネンスが興味を示したアクセラに警戒心を抱いている。
✖メルケ先生
・1-Aの戦闘学を受け持つ大柄な男性教師。事務的とも取れるほど冗談や嫌味を、良くも悪くも言わない。しかし腕はよく不合理なことも言わないタイプ。
・アクセラの強さとそれを鼻に掛けない態度やヴィア先生の真っ直ぐな向上心を眩しく思っている様子が態度や言葉の端々に現れる。
✖ファティエナ
・「炎斧」の通り名を持つBランク冒険者であり学院の2年生でもある少女。肩口で切った夕日色の髪と群青の目が特徴的。武器は大きな魔斧。
・学院内では「決闘姫」の渾名もあるほど誰彼構わず決闘を仕掛けていることで有名。なおミドルネームのフォンは明らかに母や乳母の名前ではなく、ユーレントハイム出身でないとわかる。
✖ガレン
・ファティエナの執事を務める初老の男性。穏やかで凛とし佇まいはまさしく貴人の傍人。しかし戦闘力はアクセラが本気を見せかけるほど高い。
・学院内で大人の使用人を公然と引き連れているのはファティエナのみであり、彼女の身分が特殊であることをうかがわせる。
~★その他の皆さん★~
✖シャル
・オルクス家で働いていたウッカリ脳筋侍女。赤髪が特徴的。槍使いで腕の立つ冒険者でアクセアの護衛をしていた。現在は侍女を辞め、領都ケイサルの孤児院で戦闘を教えている。
✖ビクター
・オルクス家の家宰。エレナの父でアクセラやトレイスにとっても父のような存在。有能だが責任感が強すぎ、心配性の気がかなりある。
✖エド=マイア
・ケイサルのギルド増強支部を治める支部長。文官気質だが人を見る目に長け、サポート役として信頼されている。見た目はぱっとしない。
✖マリエラ=マイラ
・支部長エドの妻。豪気なオカンといった風情で、現在はケイサルの孤児院を切り盛りしている。
✖ルオ
・ケイサルで事務官をしている少女。アクセラたちが登録を行ってから担当だったカレムの妹。冒険者相手でもひるまない胆力はなかなかのもの。
✖マザー・ドウェイラ
・ケイサル支部を配下に置くレグムント侯爵領ネヴァラ本部のギルドマスター。「鉄骨」の異名をとる凄腕冒険者でもあり、不正を許さない堅実な指針とリーダーシップ、戦闘力で国内外のギルドに知られる。
✖ベディス、トリンプ
・ケイサルに所属していたDランク冒険者。禁止薬物「湖楽」を使用していたがルートをアクセラたちに破壊され、逆恨みと非合法な依頼で誘拐。依頼人に口封じで殺された。
✖オーナ
・ケイサルに所属するCランクパーティー「青き短剣」のリーダーを務める女冒険者。かつてはベディスとトリンプのパーティーにいたが見限って仲間3人と今のパーティーを立ち上げた。
✖アンナ
・オルクス家で働く侍女。青い髪をボブカットにしている。侍女長の下で全体を取り仕切っており、アクセラの世話係もよく勤めていた。シャルやステラと同じ孤児院出身。現在は結婚し妊娠中。仕事は継続している。
✖マイルズ
・ケイサルに支店を持つリオリー宝飾店の店長であり経営者の弟。エクセララと取引のある西寄りの商店で修業をしていたため、技術を知っており憧れを抱いている。アクセラたちの協力を得て王都に姉妹店、リオリー魔法店を出店予定。
✖ラナ
・ビクターの妻でありエレナの母。アクセラにとっては乳母でもあり、二人の初等教育を担っていた。現在はビクターの政務を支え、トレイスの勉強を手伝っている。三人とも我が子のように等しく愛する。
✖リカルド
・オルクス家の執事の一人。ユーレントハイムでは執事=使用人の頭ではなく、一定水準以上にある全ての男性使用人を執事と呼ぶ。取りまとめは執事頭や家宰。
✖ジャン
・レグムント侯爵領の領都ネヴァラに住む医者。アンナたちと同じ侯爵家の孤児院出身で医療の技術を学ぶ。エクセララなど技術のオリジンと繋がりが薄いため、彼の医術はほぼ独学だが腕はいい。良くも悪くも貴族に臆さない。
✖エベレア司教
・アクセラとエレナの祝福式を行った創世教の司教。深い信仰心とあらゆる階層の民心に対する理解を持つ国内最高峰の神官だが、しゃべると完全に近所のおばちゃん。アクセラが使徒であることを成人まで伏せてくれているが、最近高齢で体調が思わしくない。
✖ミレズ
・王都の貴族街にある、通称上ギルドの事務官。実は上ギルドの職員は下ギルドや支部と同じ基準で採用されている。彼らの上品さはいわば営業用であり、教養と忍耐力こそ求められるものの一般人。
✖イザベル
・オルクス家で侍女長を務める女性。タレ目のせいで妹のラナより年下に見えることもあるが、侍女としての能力は極めて高い。また病床のトレイスを世話していたことで一際強い愛情を抱いている。
✖タリアとリシル
・王都下ギルドの事務官とその恋人の冒険者。なんやかんやあってストしていたが勘違いと早とちりだったというお騒がせ受付嬢。正直キャラ紹介を作るにあたってリストを見た作者は「誰だお前ら」と思いましたとさ。
✖ベルト
・王都下ギルドのCランク冒険者。同ランクでのまとめ役だがあまり向いているとは言えないくらい状況に流されている。ギルドにもよるが、実は事務官は権力上で冒険者より強いので仕方ないっちゃ仕方ないが……。
✖オンザ
・下ギルドの冒険者をまとめ上げるBランク。3枚のモヒカンを立てた奇抜な髪形と世紀末感あふれる凶相、肩パッド、軽鎧という組み合わせ。声もでかいが誠実で道理のわかる人間。
✖フィネス=ウェッジホーン
・下ギルドのギルドマスターを務めるモノクルが特徴的な老人。配下の事務官が失態を演じたためアクセラたちに借りを作ってしまう。上ギルドと下ギルドのマスターは便宜上分けられている。
✖ホラン
・オルクス家の王都邸を取り仕切り執事頭であり、ビクターが潜り込ませた間者。アイスブルーの瞳が冷たい印象を与えるが、伯爵にも恩義を感じるなど精神的には律儀。ただし最終判断は損得でおこなえる人物でもある。
✖ユーレントハイム王
・この国の国王でありネンスの父。最近は少し腹が出てきているが、筋骨隆々とした丈夫。かつては冒険者としてBランクまで登っていた。豪胆な性格だが結構な狸としても有名でよき為政者、そしてよき父。
✖カレム
・ケイサル支部で事務官をしていた女性。現在は上ギルドの学院出張所で事務官を務める。現在のケイサル事務官ルオの姉であり結婚を機に移住した。アクセラたちが登録したさいの担当であり親しい。
✖フローネ先生
・学院で戦闘学の教員を務める姉御肌な女性。ヴィア先生にとっては学生時代の上級生でもあり、教師としても先輩。大味な性格だが面倒見がよく、何かとヴィア先生を気に掛ける。
✖ビクトリア
・クラスメイト。だったと思う。正直うろ覚え。
✖リニア
・魔眼研究の第一人者であり学院の研究員。ファティエナは縁があるようだが、基本的に知らない人間とかかわりを持たないタイプの様子。
✖アペンドラ
・アクセラたちの教導を請け負った「夜明けの風」の紅一点。ハーフエルフの弓使いで甘い物が大好き。なお通り名持ちだが恥ずかしいらしくて明かしていない。
✖ポール先生
・学院で土魔法を教える教師。寒い冗談ばかり飛ばすが愉快な人物。
✖コルネ先生
・学院で風魔法を教える教師。温和な印象の老魔法使いであり、実は1年の学年主任。
✖バート
・学院で火魔法を教える教師。冷静沈着で理知的な眼鏡の男性。
✖モリス
・2年のAクラスを担当する魔物の生態学を教える教師。研究者気質がすぎ、優秀だが戦闘や魔法には明るくない。
~★エクセルの過去★~
✖大師匠
・名をハヅキ=ミヤマ。異界より迷い込み、少年時代のエクセルを拾った男。機械の鎧や日本刀など様々なものを持ち込み、この世界に技術が生まれるきっかけを作った。自称料理人で剣より包丁を握ることを好んだ。
・ある日突然姿を消して二度と現れなかったことから弟子たちは彼が元の世界に返ったのだろうと思っている。
★ナズナ
・エクセルの娘であり現在の仰紫流刀技術総師範。藍色の髪を持つ嵐月という非常に珍しい狼の神獣の獣人。父の最後を看取った唯一の人。現在はエクセララの道場を継ぎ指導に当たっている。
★カリヤ
・エクセルの息子であり現在の紫電一刀流総師範。嵐月に並ぶ希少な魔物、赤獅子の獣人。父の最後を看取れなかった。現在はエクセララを中心に伝道と武者修行の旅を繰り返している。
★マリ姉
・エクセルとともにハヅキ=ミヤマから刀を習っていた女性。後継の座をエクセルと奪い合っていたが、家族として互いを大切に思っていた様子。カリヤとナズナにとっては姉のような存在だった。
~★天界★~
✖パリエル
・紫の装飾と儀礼用の刀を帯びた上級天使。エクセルに与えられた天使のまとめ役を担う。エクセル、というかアクセラの突飛な発想や天界を不在にしているための対応に追われる苦労人。チャームポイントは眼鏡。
✖エカテアンサ
・愛と誕生をつかさどる最上級の女神。妊婦や幼子の守護神でもあり、子供にすべからく籠を与えている。柔和でふくよかな女神だが不思議アイテムの収集に血道を上げるヤバめのコレクターでもある。聖なる色は柔らかな緑。
~★魔物★~
✖アズライトファング
・青く美しい毛皮と目を持つ狼型の魔物。一体一体は強くないが群れると厄介。
・赤色の突然変異種が存在しており、幻影を操る。
✖グリーンビートル
・緑色の大きな甲虫。
・非常に頑丈でやたら突進してくる。当たると結構痛い。
✖ジラコイア
・首の長い馬に大きな葉っぱが生えたような見た目の魔物。
・強くはないが非常に珍しく、魔石が多重構造になっていて美しい瑪瑙のよう。
✖シュリルソーン系
・ケイサルからほど近い場所にあるEランクダンジョン「災いの果樹園」のボスとその系譜。ナイトやメイジなど派生種が多く、変異種には非常に危険なものがいる。
・金属の蔦が絡み合ったような見た目で不快な音を立て、魔石の外に赤い結晶のあるコアを持つ。
✖ユニコーン
・一本角が特徴的な馬型の魔物。雄しかおらず気性が荒い。他種族の雌を襲って繁殖するゴブリンに似た性質を持っており、群以外の雄の臭いに対して狂騒状態となる。
・薬の材料や食肉として優れるが、狂騒状態では騎士団クラスが必要になるほど危険。討伐には男性経験のない腕利きの女性冒険者が必要と、非常に厄介。
Q&Aはなしにしましたが、あった方がいいでしょうかね。
このコーナーは手探りなのでご希望やご意見ありましたらお教えください。




