三章 第4話 家族の昼
屋敷に帰りつくとそろそろ昼食の時間だった。ギルマス直々に登録を担当してくれたので処理が早かったのだろう、意外と午前中で全ての用事が終わった。
「……もう終わっちゃったね」
「ん」
あれだけ待ち遠しかったのに、ふたを開けてみればあっという間に済んでしまった。そんなあっけなさに苦笑気味の感想を漏らすエレナ。しかし俺は正直それどころではなかった。
「お腹減った」
「あはは、動いたもんね」
「ん」
無性に腹が減るのである。練習ではそういうこともなかったのだが、なぜか今回はやたら空腹を感じる。もし実戦によるものだとしたらどれだけ燃費の悪い体なのかという話だ。
「……つまみ食いしようか」
「ええ……お行儀悪いよ?」
「いまさら何を」
ラナやアンナにバレると叱られるのでそう頻繁にはしないが、一切しないというわけでもない。まあ、つまみ食いといいつつ料理長のイオが普通に食べさせてくれるので、世に言うつまみ食いほどのスリルもリスクもないのだが。
「もうすぐお昼だし」
「大丈夫、お昼も食べる」
「食べ過ぎて太るよ?」
「私太らないし」
「わたしが太っちゃうでしょ!」
何の気なしに返事をしたら怒られた。前に一度ラナから若干太ってきたと指摘されたことがあるらしく、それ以来このおしゃまな9歳児は体重に気を使っている。別にエレナが太りやすいわけではなく、単純に俺が太らないので同じペースで食べると太ってしまうという話。
俺が太らないのはたぶん年齢が許容するギリギリまで生まれてからずっと鍛えているせいで、運動しなくても基礎代謝が段違いなのだろう。
「別におかわりしてもいいんだから、お昼まで我慢しよ」
「ん……」
あと30分もすればお昼なわけだし、いいか。
俺は渋々頷いた。
~★~
かっきり30分後、食事の支度が整ったことを知らせるベルがなり、俺とエレナは食堂に移動した。ビクター、ラナ、イザベルに昨日から一緒に食事するようになったトレイスが揃うのを待ってから昼食が始まる。
家臣であるビクターたちまで主家である俺やトレイスと一緒に食事をするのは、普通の貴族家ではまずありえないことだ。実際、小さい頃は俺とエレナだけで食べていた。しかしエレナにとっては両親であり、忙しい彼等のことを考えても食事くらいは共にとった方がいいだろうと思って今の形式にしてもらった。
最初は礼儀や教育の面から反対していた彼等も、滅多に自己主張をしない俺が激しくゴネ倒せば折れてくれた。伝家の宝刀はここぞという時に抜くから強いのだ。
「いただきます」
今日のメニューは鹿肉のステーキとベイクドビーンズ、根菜のスープ、パン。トレイスの為か滋養が重視された内容だった。
「どうだった、冒険者ギルドは」
鹿肉を切りながらビクターが訪ねる。
「面白かった」
「あんまり人いなかったけどね」
人がいなかったのはちょうどあれくらいの朝が一番空いているからだ。ダンジョンに日帰りで行く者はもっと早朝に出かけるし、近場での依頼をこなすなら昼に来る。
「レグムント侯爵領からマザー・ドウェイラが連れてきた冒険者というのにももう会ったのかい?」
「父さま、マザー・ドウェイラを知ってるの?」
「それはまあ、ここら辺のギルドで一番偉い人だからね。何度か会って話したことはあるよ。おっかない顔でいつも怒ったように鼻を鳴らすけど、あれで面倒見もいいし義理堅い傑物だ」
たしかにそんな印象の人物だった。ツンデレというやつだな。
「ギルマスであのお年なのに、未だAランクの冒険者だしね」
やはりAランク冒険者か。現役だろうことは雰囲気でわかった。
「そうなの?」
「鉄骨のマザー・ドウェイラって呼ばれてるらしいよ。幸か不幸かその雄姿を生で見たことはないけどね」
そう言って彼は肩をすくめる。幸か不幸かで言えば確実に幸だと思う。
冒険者の通り名は基本的に普段の振る舞いや戦闘スタイル、上げた手柄によって周りが勝手につける。「鉄骨」の名がなにを意味しているのかは知らないが、あの外見と相まっておそらくガチガチのパワーファイターなのだろう。
俺も生前は色々と通り名があったが、一番大仰だったのは「刀神」で一番間抜けだったのは「皿割り」だ。他にも「解体屋」とか「富豪潰し」とか「獣耳天国」とか散々なのがあるが、名前の多さは必ずしも強さと対応しているわけではない。
「鉄骨……どんな戦い方するんだろう?」
「たぶん棍か鎚」
「なんでそう思うの?」
「あの筋肉じゃ大剣か棍か鎚しか使えない。あと手のタコ、叩き潰す武器のもの」
普通の剣を扱うにはマザー・ドウェイラの筋力と体格はあまり有利とはいえない。俺のように細身で筋力が高いならどうとでもなるが、あの腕の太さではどうあがいても小回りよく戦うことはできないだろう。
「お嬢様は本当によく見てるね」
「エレナの方が観察はうまい」
「えー、そんなことないと思うけど……」
確かに俺の方が経験と知識で勝っている。剣士としての才覚も上だ。だからマザー・ドウェイラのことは察しがついた。しかし本来的にエレナの方が頭はよく、観察力も優れていると俺は思う。
「あ、お世話になるパーティーは「夜明けの風」っていうところでね」
「おお、レグムント侯爵領でもなかなか名の通ったパーティーじゃないか!」
「そうなの?」
どうやらビクターは彼等を知っているらしい。
「実は兄が、エレナにとっては伯父にあたるわけだけど、カールトン子爵領のとある男爵家に婿に行っていてね。以前レグムント領であった催し物の間彼が護衛に雇っていたのが「夜明けの風」だったんだ。礼儀正しく有能でお抱えにしたいくらいだと言っていたよ」
彼等は当時からマザー・ドウェイラの肝煎りだったために叶わなかったそうだ。第一カールトン子爵領といえばレグムント領から東にこの国の幅の3割ほども行ったところなので、あまりにも馴染んだ生活圏から離れすぎている。
「彼等ならこちらも安心して任せられるよ。あ、そうだ。任せると言えば1つエレナとお嬢様にお願いしたいことがあるんだった」
思いだしたようにそう言って一旦フォークを置くビクター。絶対最初からその話をするつもりで、導入がてら今日の話を聞いたんだろうに。
「明日からトレイス様もお勉強なんだけど、ちょっと今までが特殊だったからね、カリキュラムをラナとレメナ様で話し合ってもらって調整したんだ」
「ボクのお勉強?」
それまで会話を聞く側だったトレイスが唐突に自分の話になって首をかしげる。
「うん、さすがにそろそろ始めないと拙いからね」
彼はずっと病床に臥せっていたせいで俺やエレナより勉強を始めるのが遅くなってしまった。そのため学ばなければいけないことは多い。最悪入学式までの7年間で俺たちのレベルまで座学を上げればいいので、あまり無理な詰め込みは必要ないだろうが。
「まずは文字を覚えることだけど、これはイザベルが前々からよく本を読んでくれていたのでそこまで時間はかからないと思う」
「算術や詩編は読み書きがある程度できるようになってからですから、まずは魔法の基礎と簡単な歴史をしていただこうかと思っています」
ビクターの言葉を継いでラナが説明する。
魔法の基礎は座学と実践に分けられるが、最も基礎となるのは実践なのでそちらを優先すると言うのがレメナ爺さんのスタイルだ。当然我が家ではその教育方針に従って魔法の授業が進められている。
「ただ問題があってね、レメナ様がしばらく用事で出かけるそうなんだ。なんでも調べたいことがあるとか仰ってたけど」
爺さんは俺たちの冒険者登録という用事が済んだことで手が空いたため、私用で長期間の外出を決めたそうだ。行先は北のティロン王国にあるカルナール財団支部、通称を知識の斜塔という場所。何らかの理由でカルナール百科事典に書かれていない記録をため込む施設で、賢者や特別な許可を持った者のみが閲覧を許可されている。
「あそこなら大概のことはわかるだろうね」
羨ましい。各地にある知識の斜塔のいずれにも俺は行ったことがないのだ。
「まあ、そんなわけでお願いというのはトレイス様に魔法を教えてほしいということなんだ」
「え!?」
「ん……?」
レメナ爺さんがいないからその代わりの魔法の勉強を俺たちに任せたい、と。
「そう驚くことじゃないだろう?6年目ともなれば魔法を使って仕事をすることもあるし、実際リオリー魔法店の商品開発や冒険者としての活動をしてるんだ。魔法を教えるのも立派な仕事じゃないか」
そう言われたらそうなのだが……。
「そ、それはそうかもしれないけど……魔法の教え方なんてわたしわからないよ!?」
「レメナ様は大丈夫だと言っていたよ?エレナは呑み込みが早いしコツを押さえるのが上手くて、お嬢様は言葉にしにくいことをうまく相手に伝えるのが上手だって」
そんな評価をされていたのか。
「それに2人はレメナ様がご存じない魔法の使い方ができるとも聞いた。それを教えるのは君たちじゃないと不可能だともね」
魔法使いならざるビクターはピンときていないようだが、おそらくレメナ爺さんが言っているのは魔力糸についてだろう。あの爺さんは自分ですでに魔力糸をモノにしているのだが、根本的に理解して人に教えるのは難しいかもしれない。
「それに実際やってみて無理そうなら別の方法を考えることもできるんだ。とりあえず試してみないかい?」
「……むぅ」
「……ん」
俺たちはお互いの顔色を窺い、次いで当のトレイスの顔を窺った。
「おねえちゃんたちに魔法を習うの?」
「ええ、そうですわ」
発音も声量もしっかり戻った我が弟の純粋な質問に、隣で食事をしていたイザベルがさも決まったことであるかのように頷いた。
「やった!」
トレイスも両手を上げて喜ぶ。回復してからまだそう多く接しているわけでもないのだが、彼の俺とエレナへの好感度はすでに行くところまで行っている感じがする。
「よろしくお願いします、お姉ちゃん!」
将来重度のシスコンにならないか今から不安になるほどキラキラした敬愛と期待の視線が俺たちに突き刺さる。
「と、いうわけなんだ。よろしくお願いするよ」
これで断れはしないだろうとばかりに微笑むビクター。認めるのも癪だが、確かにこれは断れない。
「……ん、できるだけ」
こうして俺とエレナはトレイスの魔法授業をも担当することとなった。
さすがに多くないか……?
~★~
お昼ご飯が終わったあと、わたしとアクセラちゃんは別々に行動していた。わたしはお屋敷の外の練習場で魔法の練習、アクセラちゃんはお部屋で読書だ。
「燃えろ」
短縮した呪文を唱えて魔法を発動させる。イメージした通りの青い火が初級魔法のファイアボールとなって的に向かう。どうせ燃え落ちると分っているので安い藁束で作ったそれに青いファイアボールが命中する。自分でも見とれてしまいそうな綺麗な色の炎は大きく燃え上がって周りに橙色の火の粉をまき散らした。
ファイアボールからその場で激しく燃え上がる火魔法フレアにつなげる、一昨日使えるようになったばっかりの連続技だ。
「えい」
燃え盛るフレアに新しく編んだ魔法糸を接続する。
普通の魔法は発動してからその性質を変えることはできない。放った後のファイアボールを大きくしたり、普通の火から青い火にかえたりは無理なのだ。でもアクセラちゃんの考えた魔力糸を使えばちょっと違うのだ。
「……」
無言で魔力糸から追加の魔力とイメージを流し込む。
魔力糸はあらかじめ魔法になるギリギリ手前くらいまで属性と活性を高めた魔力を、糸という明確な形に仕上げた物。レメナ先生も言っていたけど、これは本当にすごい発明なのだ。
たとえば真四角の氷を出そうと思ったとき、イメージで綺麗に真四角な氷を描くことが要求される。でも魔力糸であらかじめ水の中に真四角の枠組みを作っておけば、あとはその中を凍らせるイメージだけでいい。つまりイメージが足りなくても実際の形を糸で作ってしまえば必要ないのだ。
それだけじゃない。魔力糸は魔力なので直接魔法につぎ足すこともでき、魔法に繋げて魔力を伝わせることで延々と補給することもできる。今日アクセラちゃんがしたように魔力糸の状態で物にくっつけ、好きな時に遠隔で魔法化することもできる。わたしみたいに魔眼を持っているか、アクセラちゃんみたいによほど魔力に敏感でないと遠隔で魔法が発動するのを察知はできない。
そして今、わたしが試しているのは魔力だけでなくイメージを魔力糸越しに伝達させるということ。これができれば魔法を発動した後からでもその性質を弄ることができるかもしれない。
「燃えろ……混ざれ……燃えろ……」
小さく呟きながらイメージを送り続ける。
火は外側の方が温度が高いとアクセラちゃんは言う。それは外側が酸素を多く使えるのに対して内側には酸素が少ないからだと。だからわたしがイメージするのは中まで酸素が混ぜ込まれるイメージと、それらを余すことなく全体で燃焼させるイメージ。
バチッ!!
混ぜて燃やすイメージに集中していると、いきなり大きな音がして炎が爆ぜた。
「きゃっ」
悲鳴を上げながらも水魔法で出した大量の水を炎にかけ、魔力糸も切って魔力の供給を絶つ。ジュッっという音と共に青い炎は一瞬で鎮火された。念のため氷魔法で周りに散った水の温度も下げる。
「あ、あぶなかった……」
内側の温度を上げることばかりに目が行って、すっかり忘れていた外縁の炎に魔力が行き過ぎた結果爆ぜたのだろう。
「おいおい、練習場を水浸しにするのは止めてくれよ」
近くの木陰で休憩していたトニーさんが苦笑気味に苦情を言う。ほぼ毎日言われている気がするけど。
「ご、ごめんなさい」
「そこの樽に氷水をたっぷり出してくれれば許してあげよう」
冗談めかして彼が指さすのは練習場のはずれに置かれた大きな樽。訓練をした騎士さんが飲んだり体にかけたりする水をためておく場所。練習場でわたしが魔法を使う間トニーさんたちは訓練ができないので、そのお詫び代わりにいつもわたしが氷水を入れるのだ。井戸水より冷たいので喜ばれる。
「いつもと同じ量でいいですか?」
「ああ」
確認を取って樽一杯に水と砕いた氷を入れる。
「はい、できました」
「おー、ありがとうな。やっぱり飲み水は冷たい方が訓練にも集中できる」
体を使った訓練は簡単なトレーニングくらいしかしないわたしにはよくわからない。
「魔力半分使っちゃったから、もう上がりますね」
「お疲れさん」
「お疲れ様です」
慣れない魔法は無駄も多くて魔力消費が酷い。何かあったときのために半分まで使ったら訓練終了にしているのだ。そんなわけでわたしは日課の訓練を終えてお屋敷に戻った。
自室に戻ったわたしは最近随分と高くなったお日様と自分の出した魔法の熱気でじっとりと肌に張り付く衣服を脱いで、魔法で湿らしたタオルで体を拭いてから新しい服に着替える。昨日ステラさんがくれた綿の間服だ。夏服ほど薄くないけど冬服ほど厚くもない。ドレスづくりで忙しいステラさんが自分で作ったわけじゃないみたいだけど、ステラさんの下で働いている他の侍女さんも腕は確かなのだ。ときどき教えてもらうのでよくわかる。
「アクセラちゃん?」
さっぱりした気分のわたしは廊下に続く扉じゃなく、隣のアクセラちゃんの部屋に直接つながっている扉を開ける。本当はノックしないといけないんだけど、扉の前に立った時点で彼女は気づくのであまり関係ない。それにときどき気付かないときはなにか抱え込んでたり考え込んでたりしているときだから、そういうことを見破るにもノックなしで開ける方がいいのだ。
アクセラちゃんは何か困ってても絶対言わないんだもん。しかも最近は秘密が増えているらしい。頼ってもらえないのはとても寂しい。
「……?」
扉をくぐっても返事がない。これはまたなにか考え事でもしているんだろうか。そう思って足音を抑えたまま部屋の中へ入る。いつも彼女が座っているテーブルセットにはいない。
それならベッドだよね。
よくアクセラちゃんはベッドに座って考え事をしている。帰りにマイルズさんのところからもらってきた魔導具のこともあるし、そっちで思考に没頭しているのかも。
そう思ってベッドの方に回り込む。レースのカーテンは珍しく閉じられていた。
「アクセラちゃん?」
カーテンをめくって中を窺う。すると、そこに確かに彼女はいた。いるにはいたが、眠っていた。お昼の時まで着ていたのと同じ服のまま、仰向けに外掛けの上に寝転んで。
「……すぅ……すぅ」
耳を近づけると規則正しい寝息が聞こえる。開きっぱなしの本を持っていることから読んでいる最中に寝落ちしたのだと分かった。
去年くらいからアクセラちゃんは時々ひどく眠そうにしている。ちょっと前に少し良くなったように見えたのに、一昨日くらいからまたうつらうつらすることが増えた。
成長期だからだと母さまは言う。わたしだってたしかに前より眠い日は多くなってきてる。でもそういうのとは違う気がするんだ、彼女の眠気は。
「アクセラちゃんは何を隠してるの……?」
直接聞いても答えてくれないのは分っている。前に見たこともない魔力を使って体に何か魔法をかけていたことがあって、何をしていたのか問い詰めたけど答えてはくれなかった。
彼女の横に寝転がってその寝顔を眺める。髪と同じ色のまつ毛がぴっちりと閉じた目蓋、今はその奥に隠されているけれど、アクセラちゃんのラベンダー色の瞳がわたしは大好きだ。
「……もうちょっと頼ってくれてもいいのにな」
白い頬を指でつついてみる。柔らかい。
今朝の試合のような動きをする筋力がどこにあるのか不思議なくらい細い手足、柔らかい肌、お人形のような白い髪と紫の目……でもきっとアクセラちゃんはわたしなんかの想像もつかないくらい強い何かを内側に持っている。たぶん、それに見合うだけの弱い何かも。
ふと思い浮かぶのはあの日、トレイスくんが回復した晩のこと。わたしはいつのまにか寝てしまっていたのだけど、眠る直前にアクセラちゃんと喋っていた記憶が少しだけある。そして、曖昧だけど暗い何かに包まれたことも。その日、トレイスくんが死の淵から回復して、その時からまた眠そうにし始めた。関係がないと思う方がおかしい。
彼女はわたしに何かを隠している。でもそれはきっとわたしを困らせないようにしてくれているんだ。
「……ばか」
わたしはどこまでもついて行くのに。
もやもやした気持ちを抱えたまま、わたしはアクセラちゃんの頬を突きながらゆっくりと眠りの中へと漂い落ちて行った。
新連載「さよなら、ヨハンナ」を開始いたしました。
あくまでメインの「技典」を書く合間にちょこちょこ書き溜めてドバっとあげたいと思っています。
だいぶ作風の違う作品ですが、もしよければ感想・評価をお願いしますm(__)m
~予告~
家族の団欒、それはかけがえのない平和な時間。
そんな時間がずっと続くと、この時は思っていた。
次回、夜光虫の墓
ラナ 「海岸で海蛍を集めるととても美しいらしいですね。少し見てみたい気もします」
イザベル 「普通の蛍なら近くの川で見られるらしいですよ」




