十一章 第32話 冬の夜の亡霊
ガチャ。
小さな音が暗闇に大きく反響する。全身を満たす重い疲労感に足を引きずりながら俺は自分の部屋に滑り込んだ。『暗視眼』で薄緑がかった視界の中、ベッドサイドのテーブルに置いてある懐中時計を覗き込む。午前四時だ。そう言われても夜は鐘が鳴らないのでいつ頃なのか分からないが、夏場ならそろそろ朝日が昇ってもおかしくない頃合いだろうか。ざっくり計算するとそのくらいのはずだ。
「ふぅ……」
そう思うと肌寒いような気もする。いや、真冬の未明だ。寒くないわけがない。けれど薄いドレス一枚で暖房もつけず、肌寒い程度にしか思わなかった。
「……火照ってる」
頬に手を当てて呟く。舞踏会が閉幕するまで踊り続けた体は、帰り道の冷気でも抜けきらないほどの熱を帯びていた。頭の奥がしびれる感覚と相まって風邪を引いたような気分にさせられる。結局イオテラ伯爵夫人を皮切りに男女関係なく、次々とダンスを踊り続けたのだ。休むこともなく。合計で三十曲あったそうなので、二十七曲も踊ったことになる。
「足、痛い……」
ダンス用の飾り立てられた靴は見た目以上に動きやすくできていたが、冒険者用のブーツに比べればヒールがある時点で比べるべくもない。足の指は巻き爪が刺さっているときのような痛みをずっと訴えている。それ以外にも剣術では使わないような部分の筋肉が悲鳴を上げていた。
「あぁ……」
このままベッドに倒れこんでしまえばどれだけ気持ちがいいことだろうか。そんな想像をしながら黒い長手袋から腕を抜く。ドレスの脇に目立たないよう取り付けられたホックと紐を緩慢な指先で外せば、胸元が一気に緩くなって呼吸が楽になった。
「はぁ……ふぅー……」
踏鞴舞を使っている時のような熱い息を大きく吐き出す。それだけで随分と体が楽になった。冷たい空気が生地と肌の間に入ってくる感覚を味わいながら、俺は燃え上がるような色のドレスを脱いだ。汗で張り付く下着も脱ぎ捨て、ドレスだけは皺にならないようにテーブルへ横たえる。
「……」
闇の中でも白く浮き上がる裸身を晒しながら、再三の誘惑を振り切ってベッドから視線を外す。寝たい。だがそれはできない。この部屋にいないということは、エレナは約束通り待ち合わせ場所に向かったのだろう。ならば行かなくては。
その前に。
「んぅ、化粧落とさないと……」
『生活魔法』の洗浄を適当に発動する。薄い水の膜が体を這い回る感触が一秒ほど生じ、次の瞬間にはざっくりと汚れも化粧も落ちていた。表面的な汚れしか落ちないとエレナは怒るだろうが、俺はもう洗面所に行く元気すらなかった。冷たくて気持ちがよかったから、それでいい。
「下着……下着……これは、エレナのかな」
タンスからなんとか自分のショーツを探して足を通す。
「もうブラはいいや」
冒険用の白シャツとジーンズだけ見つけて着る。スカートも装備用のベルトもいらない。一応ずり落ちたら困るので普通のベルトだけ巻いておく。髪の毛も……いいだろ。
「ん、行こう」
キッチンに寄って水だけ二杯飲んでから、俺は寮の窓を飛び出した。
~★~
星明かりの空の下、わたしはじっと立つ。待ち人が来るまで、じっと。もうそろそろ記念ホールでの舞踏会は終わった頃だろう。
「すぅ……ふぅー……」
ゆっくり冷たい空気を吸って吐く。真っ白な吐息がわずかな風に乗って散ってく。場所は学院に二つある闘技場の小さいほう。ニカちゃんやマリアちゃんと別れたわたしは、アクセラちゃんに指定されたこの場所で待ってるのだ。
「……あ、来たかな」
しばらくした頃、闘技場の壁越しに紫の輝きが見えた。共律の魔眼に映るそれは天然に存在しない魔力だ。神様の尊い魔力の色。それが凄い勢いで上に登って……そして通常の視界に現れた。闘技場の外壁に立つ白い髪にラベンダーの瞳を持つ小柄な少女。アクセラ=ラナ=オルクス。わたし、エレナ=ラナ=マクミレッツの乳兄弟で、師匠で、そして片思いの相手。
「……」
セットしたままの編み込みを見て、今日のドレス姿を思い出す。それだけで胸がきゅっとなってしまう。けれど同時に一つの違和感を覚える。
「あれ、様子が変?」
ゆらりと傾いたアクセラちゃんがそのまま落ちる。しかしそこに心配はない。落下の二歩目で強く壁面を蹴った体がスキルと魔法の光を帯びて放物線を描き、石畳の舞台へと流星のように降り立つ。
「やっぱりおかしい」
一見するといつものアクセラちゃんだ。でもどこかおかしい。どこがおかしいのかとじっくり見つめる。頬は赤く染まり、肩が上下するたびに白い吐息があふれ、ラベンダー色の目はどこか焦点が合っていない。ほつれた編み込みが額にかかっていて妙な艶めかしさがある。
はぁ、可愛い……って、違う違う。
「息が上がってる?」
そう、それだ。
自分で口にしてようやく違和感が確信に変わった。怪我の影響があるとはいえ常人と比べれば体力お化けのアクセラちゃんが肩で息をしてる。そう思ってみれば足取りも怪しいし、右足を踏み出す瞬間に少しだけ顔をしかめてて。
「お待たせ、エレナ」
いつもより声も小さいしトーンすら低い。まるで、疲れ切ってるように見えた。
「え、ちょ、ちょっと大丈夫!?」
「大丈夫」
「いや、そんなフラフラで言われても説得力ないよ!」
ゆらり、ゆらりと一歩ごとに体が傾ぐところなんて今まで見たことがないかもしれない。せいぜいが蹈鞴舞の揺り返しのときくらい。けれど彼女は自分の不調を認めようとせず首を横に振る。
「大丈夫。ちょっと、踊りすぎた」
彼女はそう言って一度言葉を切り、それから言い訳のような口調で付け足す。
「ダンスの筋肉は剣術と違うから、ちょっと疲れただけ」
「だからって……」
しきりにちょっとだと言うけれど、ちょっとやそっと踊りすぎて一流剣士がそこまでフラフラになるとは思えなかった。
「エレナ」
なおも心配するわたしの言葉を断ち切るようにアクセラちゃんが名前を呼んだ。茫洋とした様子の紫の目が焦点を結び、わたしを真っ直ぐに見据える。
「今は、私とエレナのこと。そっちに集中しよ」
その言葉の意味を数度考えてから深いため息をこぼす。そんな風に言われてはあまり強く言えない。本当はそこでキッパリ跳ねのけて心配を優先するべきなんだろうけれど。
「はぁ……わかったよ。でも舞踏会が終わる頃にここへ来るように言われただけで、いまいち状況が分からないんだけど」
両腰に手を当てて尋ねる。するとアクセラちゃんは首をわずかに傾けた。
「本当に分からない?」
「むぅ……」
その可愛らしい動きと整った顔にやられそうになる。わたしも時間が時間でちょっと眠いのかもしれない。ただ言わんとすることが分かるだけに、なんだかちょっと飲み込みにくい感情が沸いてくる。
「……そりゃまあ、期待してる部分がないわけじゃないよ?でもさぁ」
ドレスのまま呼び出されるならまだしも、冒険のときの服で来るように言われたのだ。しかも前衛の練習をするときに着るレザーパンツとシャツの組み合わせ。あげく待ち合わせ場所は小闘技場。
「何を期待すればいいのかな、って思うんだけど?」
「ん、まあ……」
わたしの言葉に生えた棘をただく理解して、彼女は困ったように頬を指先で軽く掻いてから微笑んだ。
「あんまりロマンチックじゃない。それはごめん」
「っ」
その言葉にわたしの心臓は跳ね上がる。その仕草にずくずくと体が火照る。だって、そこで謝るっていうことは、ロマンチックであるべき場面……少なくとも彼女がそう思ってここにいるってことだ。
「……ど、どういう風の吹き回し?」
これは、期待していいんだろうか。
そんな感情があふれ出すと同時に、不安が混じって妙に距離を感じさせる物言いになる。けれど彼女は特に怒るわけでも、恐縮するわけでもなく白い息を吐く。
「自分の感情が分からないのなら、それに名前を付けるべき。アレニカにそう言われた」
しばらく黙ってから、アクセラちゃんがポツリとそう言った。
「ニカちゃんに?」
「ん」
ニカちゃんはわたしの想いを知ってる。だから、アクセラちゃんにもアドバイスをしてくれたのかもしれない。自分が辛い時期だったろうにと思うと鼻の奥がツンとした。
「その、それで、やってみたの?」
目元を指先で拭ってから、話題がそれないように質問を重ねた。アクセラちゃんは頷いた。
「ん。いくつもの気持ちに、もう一度名前を付けてみた」
名前の分かってる感情。自分が把握してる感情。そうしたものの呼び名を一つ一つ確認していく作業。
「ちょっと面倒だったけど、発見もあった」
「……うん」
先を促すように頷く。
「私にも、覚悟が足りなかった」
「そんなっ……ううん、なんでもない。そう、なんだね」
一瞬否定の言葉が口をついて出そうになって、わたしはギリギリでそれを飲み込んだ。アクセラちゃんがそうだと思ったのなら、それはきっとわたしがおいそれと触れていいものじゃない。彼女ととても複雑で深い繋がりを持つわたしだからこそ。代わりに先を促す質問を投げる。
「その覚悟は、決まりそう?」
「決めたよ。二つね」
即答だった。そこにわずかな寂しさを覚える。
「一つは舞踏会を貴族として、女性として、戦いぬく覚悟」
「うん。だから嫌がってたメイクもしたんだよね」
「ん」
アクセラちゃんは頷いて、呼吸を数度繰り返した。それからお腹に力を入れてハッキリと言葉にする。
「もう一つの覚悟は……エレナとのこと」
そのアクセラちゃんらしからぬ間の置き方に真剣さのほどが伝わって、わたしは胸を締め付けられる。これから来る答えに身構えてしまう。待ち望んだ答えだ。けれど心のどこかで、いつまでも返事がなんて欲しくないとすら思ってきた答えでもあった。
だって、二つに一つだもんね。
もし「もう片方」の返事だったとしたら、そう考えてしまうと震えが抑えきれなくなる。
「そ、それで?」
「ん……んぅ……」
アクセラちゃんはまるで小骨が刺さったように二度三度と喉を鳴らして、口を開き、そして閉じる。言葉が出てこないまま時間だけがじわじわと過ぎていき、最後にガクリと肩を落とした。
「覚悟は、決めたつもりなんだけど……」
「……アクセラちゃん」
珍しく苦笑交じりに言葉を濁すその姿は、どこかわたしと同じくらい怯えて見えた。期待と不安がピークに達してた分、むしろこっちは変に弛緩して気持ちに余裕が出てきたような気さえする。こみ上げてくる特大のため息を飲み込んでから目をやれば、その手は、傷の刻まれた方も刻まれてない方も、ぎゅっと固く握りしめられてて。
「ごめん、思ったより締まらないね……」
本人も、もう少しシャキっと決めるつもりだったらしい。それが直前で失速した。アクセラちゃんらしくないけど、ちょっとがっかりしたけど、でも同時に安心したところもある。
「それだけ真剣に考えてくれてるってことでしょう?」
「そう、かな?」
それからもう少し黙って、彼女は言葉を続けた。
「……私は、アクセラとしてエレナと同じだけの時間を歩んできた」
おずおずと彼女の手がわたしの方に伸びてくる。火傷と裂傷の傷が肘まで刻まれた手。わたしはその手を取る。指先を包み込むように握る。
「けれどエクセルとしての記憶もある。100年近い人生の記憶が」
その言葉とともに彼女の方もわたしの手を握り返してきた。力強くて、暖かくて、確かにここにある。けれど酷く遠くて、弱々しくも感じる。
「この感情は、どちらの感情なんだろうね」
自分でも分かっていない顔で彼女が笑う。その二面性こそアクセラちゃんがずっと抱えている、一人であり二人であることの……転生使徒という存在であることの特別な部分だ。
「この感情は、エクセルが別れを経験して直視することをやめた、名前を忘れてしまった感情?」
「……」
「それともアクセラが十五年生きてきてようやく巡り合った、まだ名前の付け切れていない感情?」
気持ちを、心を、アクセラちゃんがうまく制御できていない。それはとても珍しいことで、わたしもどうすればいいのか分からなくなってしまう。そういう類の不安を彼女が見せるのは、灰狼君を倒したあとの一度だけだったから。
「分からないから、いつまでたっても踏ん切りがつかないのかな」
「……」
見知らぬ土地で地図を失くしたような表情でアクセラちゃんは繋いだ手を見つめた。
「……」
「……」
しばらく言葉を探してから、気の利いた一言が見つからずに終わる。だから感じた疑問をぶつけてみるしかない。
「それは、分けなくちゃいけないものなの?」
彼女は肩をすくめた。
「分けなくても、いいかも。でも、どちらにせよ踏ん切りは必要かな」
踏ん切り。そう言われると、なんとなくだけど、納得する部分はある。
「アクセラちゃんて、わりと自分のことになると切っ掛けを欲しがるよね」
他人には拙速を貴び、目の前のチャンスを逃がさないようにと教えるのに。
あ、でも偶発的なチャンスには自分でも飛びついてるか……。
わたしの批判ともとれるような言葉に彼女は苦笑を浮かべる。
「人間はね、エレナ、長く生きると素直に感情を打ち明けられなくなるんだ」
指が解かれ、手が引き戻される。吹き込んだ風が冷たい。アクセラちゃんの言葉に熱が指先から抜けていくような、そんな感じがした。
「心に絡みつくモノが増えて、色々と考えなくてもいいようなコトを考えて……最初は簡単に言えたはずのことを言うだけで躊躇うようになる」
そのイメージは十五年しかまだ生きてないわたしだけど、分かる気がした。足に何かが絡みついたように前へ進めなくて、口を誰かが塞いでるみたいに伝えたい気持ちを言葉にできなくて、重い油の中で泳いでるような鈍さに囚われる感覚。それが彼女の言う躊躇いなら、わたしも経験したことがある。まさに目の前のヒトへの恋心を自覚したその時から、深夜の病室で告白する瞬間まずっとで感じてきたものだった。
「……」
でも、と思う。たしかに経験が増えるほどに絡みつく物が多くなるんだろう。でも、それはとても平たい言い方をするなら、ただの不安じゃないか。不安に足を止めるのはアクセラちゃんらしくない。エクセル様らしくは、もっとないと思う。
「あっ」
そこまで考えて、ふと理解した。
そうか、そうなんだ。
「……なるほど、それで踏ん切りね」
そう思えば目の前の使徒サマが、偉大な転生者が、大きく見えてきた想い人が、小さくて可愛いだけの少女に見えてくる。
「ふーん、そういうことか」
「な、何?」
突然楽しそうに笑い出したわたしを見てアクセラちゃんが困惑の色を強める。
「いやぁ、一歩引いてみると面白いなって」
ここまで踏ん切りがどうこう、覚悟がどうこうって言われたらさ……もう答え言ってるようなものだし。
「アクセラちゃんさ……恋してるんだね?」
「んぐっ……」
わたしの言葉に彼女は変な味のする物を口にねじ込まれたような、そんな面白い顔をした。
「ど、どういう思考を巡ってそうなったの」
「まあ、乙女の勘と経験?」
「……」
なんとも言えない顔になるアクセラちゃんだけど、こればっかりはわたしの方が少しだけ先輩だ。だってわたしは半年間ずっと恋心を隠して過ごしてきたんだから。
「うん、アクセラちゃん。それはエクセル様が忘れてしまった感情じゃないよ」
自分が揺れ動いている部分に真正面から答えを突き付けられて、アクセラちゃんは目を白黒させた。
「それはね、アクセラちゃんが十五年生きてきてようやく見つけた、新しい感情だよ」
「そう、かな……?」
戸惑いつつもわたしの言葉を否定せず、むしろ受け入れようとする姿は本当に新鮮だった。これまでの彼女は良くも悪くも確固たる答えが内側にあって、それを基準に正誤を判断してきたから。今この瞬間、わたしと彼女は同じレベルにある。そう思うと無性に嬉しくなってくる。
「えへへ……悪くない気分だね。でも、そういうことならいいよ。踏ん切りがつくまで付き合ってあげる」
わたしが告白した相手が、わたしに恋をして、その踏ん切りをつけるためにわたしが付き合う。言葉にすると何がなんだか分からないけれど、それもそれでわたし達らしいかもしれない。
「たしかに言われてみれば、わたしも結構長い時間かけて覚悟をさせてもらったしねー」
両腕を持ち上げて肩をコキコキと鳴らし、肩甲骨を開き、大きく前へ体を倒して背筋を緩める。緊張なんてもうどこにもない。自分が教える側だと思えば気持ちはずっと緩やかになる。
「なんか釈然としない」
唇をまげて頬を膨らませる姿なんて、見たままの十五歳。
「いいの!わたしは踏ん切りに付き合わされる方なんだから、アクセラちゃんがそこを釈然とする必要なんてなし!で、どうせ戦ってほしいとかでしょ?」
「んん……」
ふくれっ面が図星を突かれて益々膨らんだ。
「それくらい分かるよ」
どうして戦うことが恋の踏ん切りになるのかは全然分からないけど、それをわたしが理解する必要もない。わたしだってアクセラちゃんが自分の恋を女の子らしく理解できるようになるのを待ってあげるつもりはない。お互い様だ。
「んん……まあ、うん」
そうなると、お互いに丸腰だから。
「組手?」
「……そう」
納得できてなさそうに頷くアクセラちゃん。やっぱり、とわたしは内心で頷いた。一番シンプルな鍛錬だけに日頃からよくするし、体を動かして頭や感覚をシャープにするには手っ取り早い。
「わたしも伝えたいしね、わたしのコト」
足を肩幅に開いてから半身に構える。使ってみたい技がある。伝えたい想いもある。意味が分かるわけじゃないけれど、これがわたしと彼女にとっては丁度いいコミュニケーションの形ではあると思う。
「ん」
アクセラちゃんも同じく構えを取った。その瞬間、愛らしい顔から甘さがなくなった。戦士の顔だ。わたしの大好きな表情。姉妹として、師弟として、恋愛対象として、わたしが尊敬と愛情を捧げるアクセラ=ラナ=オルクスの姿。
「いくよ!」
胸の高鳴りが最高潮に達すると同時、わたしは自分から踏み込んだ。
どうも、なんとまあ艶のない恋愛パート!!とアクセラの乙女力の低さに呆れる作者です。
でも査読段階で作者仲間のAさんからは「ここでタイマン組手ってことはもうセッッッですよね!!」という熱い感想を頂いたので、もうそれでいいかなとか思っています()
皆様の見解をお寄せいただけると助かります(セッッッだよそれは!とか、違うやろ!?とか)
それと十一章完結に伴う休載期間のお知らせです。
書き上がりつつある十二章がこれでいいのか確認したり、辞書に書き込んだり、次のプロットを書いたり、色々作業をするためのお休みですのでご理解いただけると助かります。
あ、例によって間章の話数は変わる可能性があります。
9月10日(土)十一章 第34話
~お休み~
11月3日(木)特別連続更新:間章1
11月4日(金)特別連続更新:間章2
11月5日(土)特別連続更新:間章3
11月12日(土)十二章 第1話
~予告~
姉妹として、師弟として、相棒として。
そしてその先へ踏み出すために……。
次回、彷徨う夜の恋歌




