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十章 第12話 違和感★

 朝食の席。並べられた玉子料理、トースト、ヨーグルト、それに少量のお菓子と紅茶。それらを口に運びながら俺はトワリ侯爵を観察する。彼はライトグリーンの目でおだやかに手元を見ながら食事をとっているのだが……目の色はあんな風だったろうか?

 何かおかしい。

 昨日彼の手から感じた違和感。やはり何度見てもそれは拭えない。トーストにジャムを塗ってナイフで切り分け口に運ぶ。銀食器を軽やかに持つその手は男性としておかしなところなどない、少しばかり節の目立つ大きな手だ。指の皮膚はしっかりと剣を振ってきた証拠のように厚い。だが俺が目を覚ました最初の日、彼がピアノを弾く際に見えた手元……もっと細くて白い指をしていなかったか?


「どうかしたかね?」


 黙々と食事を口に詰め込みながら指を観察していたからか、トワリ侯爵は苦笑を浮かべてこちらを見やった。その笑い方もどこかこれまでと印象が違う。


「甘い物はそれだけでいいのかい?君が望むならいくらでも用意するのに」


 少し残念そうに言う侯爵。俺は甘い物が嫌いではないが量はいらないと、確かに昨日伝えたばかりのはずだ。てっきり俺はそれがあるから態々少なめにしてくれたのだと思っていたのだが。


「……ん、大丈夫」


「そうか。ああ、そうだ。お昼に食べたいものがあったらリクエストしてくれたまえ。大抵のものは準備させられるよ」


「貝が食べたい」


 試すように言うと侯爵は苦笑を浮かべた。


「君は貝が好きだね。昨日の夜も食べたじゃないか。まあ、精々飽きさせないように料理自体を凝らせるよ」


 ふむ、今のは覚えているのか。

 記憶が丸ごと欠落しているわけではなく、どこか数か所穴あきになっていると考えるべくだろう。それに加えて身体的な違和感。まあ、あまり時間をかけて観察していたわけでもないので、どうにも以前の指や目を正確に覚えていないのだが。


「今日は何か予定があるかい?」


 とぼけた笑顔でそんなことを聞く男を、俺は一瞬ぶん殴ってやろうかと思った。攫われて囚われている俺に予定があるわけないだろう、と。だが素直にそう答えるのも癪だったので少し考えるそぶりを見せる。


「ん、昼寝の予定が」


「ははは!昼寝か、確かに環境が変わって疲れるだろうしね。存分に休むといい」


 だから誰のせいだ、誰の。


「それの後で少し散歩でもしないかい?こんな砦だが、長年領主の館としても使っているからね。内庭はそこそこ手入れをしてあるのさ」


 トワリ侯爵の紳士然とした誘いに俺は考える。こんな奴とお散歩とは、それはそれは楽しそうなことで、と唾を吐きたくなる気持ちは当然ある。だが砦の中の様子をある程度自分の目で見れる機会は貴重だ。


「ん、分かった」


 頷いてやると嬉しそうに微笑むトワリ侯爵。彼の生い立ちや歪んだ性格を鑑みるに、その笑顔だけは本当に喜びからくるものなのだろう。それは傍から見ると酷く空虚で寂しいものに映った。


 ~❖~


 私室に戻った俺は変態の相手をして擦り減った心を癒すため、ベッドに座ってイーハをブラッシングした。嬉しそうに膝枕をされてゴロゴロと転がる少女を押さえつつ、俺用に準備されていた質のいい櫛で髪を梳かす。エレナのようなウェーブ髪よりさらに絡まりやすい癖毛なので最初は嫌がっていたが、一度徹底して(くしけず)ってしまうと通りもよくなって気持ちよさそうに梳かされるようになった。


「わふん」


 しばらく人の足の上でもぞもぞしていた少女は、やがて動きを止めて寝入ってしまう。俺のスカートをぎゅっと小さな手で握り、顔をごしごしと布地にこすりつけて。


「おひぇさま……」


「……かわいい」


 むにゃむにゃと言葉にならない何かを呟くイーハ。俺を起こしたり着替えさせたりといった侍女の仕事があるので子供らしからぬ早起きをしているらしく、昨日も朝食を終えて戻ってくるタイミングで昼寝に突入していた。これの面倒を見るという意味で、あの侯爵に言った俺の予定はあながち嘘でもなかったわけだ。


「よい、しょ」


 完全に寝入った少女を起こさないよう慎重に抱き上げ、ベッドのシーツと上掛けの間に収めてやる。小さな唇を半開きにして寝息を立てる様はとても愛らしい。久しぶりに刺激される父性を自覚しながら俺は薄っすら茶を含んだ黒の頭を撫でてやった。


「本当にお姫様はイーハを甘やかしすぎなのである」


 苦い声でバロンが言う。たしかに俺はイーハに甘い。自分のストレスを軽減するために彼女を愛玩している側面は確かにあるので、いい大人としてそろそろ自制しなくてはとも思う。だが一方で彼女を寝かしつけないと俺たちは話し合えないという問題もあるのだ。趣味と実益を兼ねているだけ……と今だけは強弁しておこうか。


「お姫様はもしかしてソッチの人であるか?」


「ドッチの人」


 レズかと言われているなら、まあそうなるのだろう。なにせ俺の自意識はいまだに半分以上男で、この体を別の男に抱かせたいとは微塵も思わない。一方で、甚だ認めたくはないことだが、ときどきエレナに密着されると妹の中の女を意識してしまうことがある。とはいえ傍から見れば俺も女なわけで。

 で、もしソッチがロリコンならこの悪魔を祓うとしよう。


「獣人に興奮するタイプなのであるか?」


「……レディに興奮するとか言うの、紳士としてどうかと思う」


 想定の斜め上が来た。


「まあ、そうなのであるが……なんであるかな、あまり君に対して紳士然と振舞うのが正しいと思えないのである。不思議なものであるが」


 ほう、この悪魔……俺の魂の男性的な部分を感じ取って淑女扱いが正しいかに疑問を持ったのだとすれば、その嗅覚はすさまじく鋭いことになる。男爵位だと言っていたが、それが本当なら彼が追放される前の魔界はえらく優秀な悪魔に溢れていたのだろうな。

 まあ、今そこを深堀して俺にメリットはないし、おいおいでいいか。


「ん、返事だけど……別にそういう趣味はない」


 たしかにエクセルだった頃から獣人とつるむことが多く、内外からその疑惑はかけられていた。しかしそれは同じ脱走奴隷としてともに肩を寄せ合い生きていたからに他ならない。かといって獣人の女を抱いたことがないのかと言われればそれもノーで、結局俺の性的な趣味嗜好は特に偏りのないものだというオチになる。


「で、バロン。無駄話はそれだけ?」


「無駄話などではないのである。お姫様が獣人の女性をそういう目で見れるのであれば、イーハを抱かせるのも手っ取り早い解決の一つであると思っただけなのである」


 とんでもないこと企ててやがったな!

 いや確かに権力者の情婦になるのは手っ取り早い庇護の得方だが、いくらなんでも10歳前後の娘を捕まえてそれを現実的に検討する奴がいるか。しかも自分が大切にしている娘をだ。


「……ん、とりあえず報告を聞く」


「残念であるな。では報告するのである」


 取り合わないぞと示すことで悪魔による悪魔的に頭の悪い解決策は無事流れた。いくら俺が種族で女の選別をしないと言っても前提条件として女であればこそだ。女児は遠慮させてもらう。


「さて、であるな」


 そんなバカバカしい会話を終えて、俺たちは少し気を引き締めた。隣の部屋や扉の前に聞き耳を立てている者がいないことを確認し、『完全隠蔽』をかけてから視線で先を促す。


「砦の兵力であるが、意外なほどスカスカだったのである。特に騎士は内部を見張る少数と都市外壁の部隊だけであるな」


「それは教会を攻めに行っているから?」


「である。あまり指示系統が整っていないがために状況が分からない部分もあるのであるが、どうも教会都市では随分派手にやられたようであるぞ」


 ここの侍女や警備の兵に憑いているのと同じ程度の弱毒悪魔なら、ヴィア先生やアティネとティゼルがいるあちらの組を簡単に制圧はできまい。むしろ防壁をうまく使ってさえいれば優勢に進めることすらできるだろう。あとは指揮官の適性がある人間がいるかどうかだな。騎士志望の学生やネンスは全て森側だったことだし。


「増援を出し過ぎて本拠地ががら空き……トワリ侯爵は用兵が下手?」


「戦上手に見えるであるか?」


「見えないけど」


 実際のところ、魔物と魔獣で構成された森攻めの軍にはちゃんと細かい指示を出していたらしい。ところがユーレントハイム軍の迎撃に差し向けた魔獣への指示は「壊滅可能なら壊滅、無理なら延々足止め」、教会攻めの兵士に至っては「適当に攻めて手古摺らせろ」という酷く雑な内容。


「そんな雑な方法で国の軍を相手にできると思っていたかは、五分五分であろうな」


 ユーレントハイムには正規の戦力が二種類ある。一つが優れたスキルを持つ騎士たちの騎士団。もう一つは騎士と、騎士では賄えない数の暴力をカバーする兵士たちの国軍。


「魔獣は高い戦闘力を持つ。軍相手なら、一体でもなんとかなると踏んだ?」


「そこまで馬鹿ではないであろうが」


 歯切れの悪い返事に苦笑を浮かべる。騎士は武闘派名門の看板を背負った貴族の子弟や、騎士学校の鬼の教練を潜り抜けた平民出のエリートで構成されている。防御に重きを置いたスキルを必ず持っており、お互いのスキルを繋ぎ合わせることもできる。

 対して兵士の登竜門は広く、身体テストと身元照会に合格すればあとは入隊後の訓練が待つのみ。スキルもマチマチで汎用性の高い戦力だからこそ対魔物より対人間の戦闘に向く。比べるなら騎士より確かに弱い。


「それだけで倒せるなら、人類はここまで栄えてない」


 国軍は兵士が主体だが、最小単位ですら指揮官は騎士が務める。つまり騎士も大勢所属するのだ。そして騎士のスキルには兵士を強化するものも多い。また不揃いなスキルでも正しい指揮のもと束ねれば、数の暴力はどこまでも高まる。魔獣だからといってやすやすと一軍を相手取れるかといわれれば、そうではないのだ。実際トカゲの魔獣はエレナたちの連携に沈んだと聞く。


「才能の有無もあるであろうが、やる気の問題が大きいと吾輩は思うのである」


「それには同意する」


 俺を攫うという最大の目的に対して他の内容があまりにもいい加減だ。考えた結果の愚行ではなく、端から思考を裂いていないのだろう。


「ただし、侯爵の兵力は雑兵だけならかなり補充が効くのである。これは単純に厄介であるな」


 弱毒悪魔を使った雑兵の生産。憑依させるだけで即席の戦力になる以上、依代になる人間がいさえすれば無限に生み出せてしまう。それは確かに厄介だ。とそこまで考えて、根本的なことを理解していなかったと気づく。


「ん、弱毒化した悪魔。どうやって作ってる?」


「……」


 その質問にバロンは黙す。言葉を選んでいるような雰囲気を黒い靄から感じ取り、それだけでロクでもない方法だと察してしまえた。


「……本人に聞く」


「それがいいのである。あまり気分のよい物ではないであるからな」


 散歩の後にでも侯爵に聞いてみよう。あの喋りたがりなら喜んで教えてくれるだろう。俺の腕に厄介な模様を刻み付けたとワクワク顔で語ってくれた時のように。


「まあ、お姫様にとってみれば、どれほど雑兵が来ても心配には及ばないのであろうな。そう吾輩は思っているであるが?」


 いくつか細かい戦力確認の報告をその後も受け、おおよその状況把握が済んだところでバロンは軽く言ってのけた。彼が何をもってそう宣っているのか。俺はその言葉の原因であろう刀に目を向けた。鞘を失って机に直置きされた長年の相棒は随分と様変わりを果たしている。


「たしかに、これなら一撃」


 ベッドを降りて手に取る。魔力を通すことで紅色に輝く赤ミスリル合金の刀身は、今や(はばき)から切っ先まで全て淡い紫に輝いている。もちろん枯渇しているので俺から魔力は込めていない。だが刀そのものが自ら聖属性の魔力を放射している。これなら低級悪魔など掠っただけでお陀仏だろう。


「おそらく過剰な魔力が流し込まれたこと、長年同じ魔力を通されて材が変質していたこと、そして強い聖魔力は残留しやすい性質があることなどが合わさったのであろうな。吾輩も聞いたことがない現象である」


 バロンの分析に俺も頷く。ヴェルナーキに放った一撃には俺が持てる全ての魔力を込めていた。紅兎は長年にわたる相棒であり、鉄が魔力を吸って魔鉄化するように俺の魔力を吸収して変質しつつあったとしてもおかしくはない。そして浄化や聖別といった属性付与に秀でる点から分かる通り、聖属性は他の魔力や魔法に比べて圧倒的に残留しやすい。


「狙ってできるものではないのである。まさしく奇跡であるな」


「……」


 奇跡。そう言ってしまうには俺にとってこの刀は大切な相棒過ぎた。これはそんな安易で救いのあるものじゃない。目を凝らせば微細な罅が全体に及んでいるのが分かる。若紫の輝きが刀の命を辛うじて繋いでいるだけ。これは蝋燭が消える直前の瞬き。絶体絶命の状況を潜り抜けて、それでもついて来てくれた愛刀……その最後の姿なのだ。


「……ありがとう」


 俺は他に言葉を見つけられず、そっと優美な反り返りを指で撫でた。


 ~★~


 昼食までの時間、目を覚ましたイーハと遊ぶことになった。といってもあまり出歩く体力はないので、自室に籠ったまま少女の相手をするだけだ。幼い犬系獣人らしくイーハは外で走りたそうにしていたが、俺が病み上がりだからとぐっとこらえた。偉い子だ。


「バロン、ここに書いてある物を貰ってきて」


「ふむ、分かったのである」


 さらさらと紙に欲しい物を書き出して見せると、彼は黒い靄でできた指をクイっと動かす。すると扉を開けて青白い肌の女が一人入って来た。口頭でメモの内容を伝えるバロン。てっきり支配して使役しているのかと思ったが、どうやら単純に侍女たちより上の権限がイーハと彼には与えられているらしい。


「お姫様、何するのです?」


「イーハ、手遊びはしたことある?」


「手遊びなのです?」


 キョトンとした顔で首を傾げるイーハ。つられて大きな犬耳がゆさっと揺れて可愛い。


「こうして、手の形に意味を決めて」


 俺は彼女にその昔、のちのエクセララの民となる流民集団の中で流行っていた手遊びを教える。何もない旅路に飽きた子供たちが両手で簡単に作れる印にいくつかの意味を与え、それを出し合って勝敗を決める遊びをしていたのだ。ジャンケンのように強弱の関係があったり、リズムに乗せて一定の手を出してそれを真似させたり、子供の独創性には技術の道を歩む大人たちも驚かされたものだ。

 そういえばエレナは好奇心旺盛すぎて、あんまりこういう手遊びを覚えさせる必要はなかったな。

 ユーレントハイムにはあまりない文化なのか、それとも庶民の間ではあるのか。貴族の子供は忙しいし、子供同士でもある程度の礼節を守らなくてはいけないので流行りにくいのかもしれない。


「こうなのです?」


 両手を組み合わせてポーズをとるイーハ。たしかちょっとでも形が崩れていると魔法のファンブルのように有効とはみなされないのだ。なので少し調整を加えてやって、それから次の手にうつる。

 そうそう、最初はナズナとカリヤにせがまれて俺も覚えたんだった。


「むむ、これは難しいのです……」


 少女が形のいい眉を寄せてもぞもぞと指を動かしていると、黙ってみていたバロンがマフラーを媒介に巨大な手を作りだした。


「イーハ、こうである。こことここの指を、こう」


 巨大な鉤爪の手にポーズを取らせ、自前の靄の手で解説をする。腕が二本しかない人間には到底できない芸当だ。


「こうなのです?」


「こうである」


「こうなのです!」


「違うのである、こうである」


「むむむ!」


 しばらくそうやってポーズの講習が行われ、混乱したイーハが自分の指を固結びにしてしまいそうになったあたりで実戦に切り替える。いくらルールを説明しても、結局やってみなければ覚えないし楽しくもない。


「ん、掛け声に合わせて手を出す。いい?」


「はいなのです!」


 目をキラキラさせる少女と向かい合って座り、お互いに手をテーブルにつける。本当は膝に置くのがルールだった気がするが、下手に急いで手を出そうとするとテーブルの縁にぶつけて痛いのだ。よくやからしてナズナが泣いていた。


「いっせーのーで」


「!!」


 肘から上を跳ね上げて早速タメのポーズをとる二人。次に攻撃のイーハ、守りの俺、タメのイーハ、攻撃の俺。というわけで記念すべき一戦目はイーハの負けだ。


「あーっ!負けたのです!!」


「綺麗に負けたであるな」


「勝った」


 大げさに背もたれへと背中をばんばん当てるイーハ。すぐに再戦を挑んできた。


「もう一回なのです!」


「いいよ。いっせーのーで」


 守りのイーハ、タメの俺。タメのイーハ、攻めの俺。はい、イーハの負け。


「んにゃー!!」


 犬系獣人なのに猫のような叫びを上げてイーハは机につっぷした。なんで初手に守りを使ったのかと、自分でも思ったらしい。


「イーハ、初手はタメである。守っても攻撃はこないのである」


「分かってるのです!分かってるけどやっちゃったのです!!」


 叫びながらもう一回、もう一回とせがむイーハに結局俺はこのあと50戦近くやるはめになった。試合を重ねるごとに勝率が上がって彼女はご満悦。それでもときどき不意を突かれて負けるのがまた楽しくて仕方ないようだ。まあ、残念ながら全て接待ゲームなのだが。

 仕方ないだろ、イーハのポーズが何かなんて俺の動体視力なら普通に分かるんだから。


「次は工作をする」


「工作なのです?」


 ひとしきり騒ぎ倒して興奮覚めやらぬイーハが紅潮した笑顔でまた首を傾げた。あまりにも物を知らず無垢な彼女はこちらがいうコト全てに驚き、首を傾げ、笑ったり叫んだりする。見ていて楽しい。これぞ育児の楽しみだ。


「まず、さっき持ってきてもらった材料が……」


 バロンが侍女に集めてこさせた道具と材料を机に並べていく。何を作ったら彼女は喜ぶだろうかと考えながら。


技神聖典の表紙が完成いたしました!

PVを作ってくださった星天(@Hositen_works)さんに依頼し、ロゴを作成頂きました。

ベースの画像は以前、友人の狐林さんに依頼したものです。


挿絵(By みてみん)


エクセル神の貴色と刀の一撃をあしらったシンプルで力強いロゴです。

あれ、私って書籍化するんだっけ?みたいな錯覚に陥りました(笑)

これは第一話にも掲載せねば!!

次回は横向きロゴVerもお披露目いたします^^


~予告~

邪教「昏き太陽」について訊ねるアクセラ。

それは救えなかった友、マレシスの仇の一つで……。

次回、庭と教団

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― 新着の感想 ―
[一言] 確かに、変態サイコパス侯爵の相手をするのは非常に神経をすり減らされますね。。。だから善良の可愛い女の子に癒やして貰うの必要が有りますwww そしてイーハさんは可愛い娘です! 百合百合の趣味は…
感想一覧
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