七章 大体ここを見れば思い出せる!キャラ&魔物紹介(第四版)
注1)キャラクターの肩書や情報はこの章の最終話で判明している物を基準にしています。言及されていない部分については未記入や推定ですので、後々の一覧で変化している可能性があります。ご了承ください。
注2)肩書や通称をつけて呼ばれるキャラ、職業明記した方が良さげなキャラについては名前の一部として扱っています。公的な肩書がある場合は名前の後ろに付け加えました。
~★ピックアップ紹介★~
✖アクセラ <オルクス伯爵令嬢・第一使徒>
・白髪に紫の瞳の超絶美少女、中身は元ジジイの主人公。背に大きな技術神の紋章と爪痕がある。
・少女の見た目に反し、やはりその精神性は歴戦の剣士であり、戦いの中に命の喜びを見出す一種の狂人であることが露呈した。
・ただし殺人に快楽を覚えるタイプではないく、友人となったマレシスを救えなかったときや、共感するところの多かったメルケを打ち取った際には涙を見せた。
✖エレナ <オルクス伯爵令嬢専属次女>
・ハニーブロンドのクセ毛と早苗色の瞳を持つ、元気溢れる本作ヒロイン。肩口と腰のあたりに爪痕が、左胸に技術神の加護紋章がある。
・アクセラに迫られた命のやり取りに関する覚悟を見出すため、多くの人に話を聞いて答えを探しているところ。
・親しい人間の死とアクセラが体現してみせた覚悟、そして剣士たちの背負う業、新しい友人アレニカとのやり取りを経て彼女は何を思うのか……。
✖ネンス <ユーレントハイム王国第一王子>
・アッシュブロンドの髪とイエロートパーズの目を持つユーレントハイムの第一王子でアクセラのクラスメイト。
・マレシス、レイルとともにアクセラに鍛えられ充実した日々を過ごしていた。王家の証である太陽神の神器・白陽剣のレプリカを与えられており、成人をもって立太子するのではと見込まれている。
・マレシスの死から己の無力さを痛感した彼がどうなっていくのかはまだわからない。
・紅茶を淹れるのがヘタクソ。
✖マレシス <シーメンス子爵令息・第一王子付き近衛騎士>
・シーメンス子爵家の嫡男でありネンスの近衛騎士でもあった。淡い金髪を刈り込み、モスグリーンの鋭い瞳を持つ体格のいい少年。だいたいいつも眉間にしわを寄せていた。
・シーアとは婚約者であり、不器用ながら確かに愛情を抱いていた。またネンスを敬愛する次代の王としてどこか神聖視していた節があり、打ち解けたアクセラにも王子のためであれば剣を抜くと豪語した。
・兄が戦闘指南役のBランク冒険者と駆け落ちしたことから冒険者を嫌い、使命を重んじ、騎士の誇りに強くこだわるようになったという。
・好きなものはレモンで特技は紅茶をいれること。ネンスは彼の淹れた紅茶を好んで飲んでいた。
・偶然、悪魔の封じられた短剣を拾ってしまい憑依され、魂への侵食を経て依り代となる。アクセラの聖属性攻撃のフィードバックと悪魔からの侵食により衰弱、最後はアクセラのために自らの剣をへし折る足掻きを見せて燃え尽きた。享年15歳。
✖メルケ先生 <王立学院戦闘学教師・強欲神の契約者>
・1-Aの戦闘学を受け持っていた大柄な男性教師。事務的とも取れるほど冗談や嫌味を、良くも悪くも言わない。しかし腕はよく不合理なことも言わないタイプ。
・アクセラとは年齢や立場を超えて戦士としての共感や信頼を抱いており、その特異な教育方針を授業に取り込むなど重用していた。
・魔道騎士団の所属であったが不正により不名誉除隊となり、学院に再就職した過去がある。その時点ですでに自分がどこまで強くなれるのかという想いに憑りつかれており、時期や経緯は不明だが強欲の悪神リヴィドモラヌと契約を交わしていた。
・生徒を生贄にするよう悪神に求められたが従う気はなく、タイムリミットが来るまでにアクセラと決着をつけようとエレナを攫った。悪魔とは全く別系統で動いており、存在自体に気づていなかった様子。最後はアクセラとの一騎打ちにて双方大いに満足する激闘を演じ戦死。
・死後は全責任を押し付けられて異端者認定された。ヴィア先生にひそかな思いを抱いていたが、己の立場と末路を考慮し実際には告白しなかった。
✖ヴィア先生 <王立学院水魔法上級教師>
・1-Aの担任を務める小柄な女性教師。髪はアッシュグレイのロングボブ。夏空のような青い瞳を持つ。
・まだまだ未熟さが目立つが熱意のあるよい教師。水属性の高等魔法教員資格を持ち、水魔法の授業も担当する。学院では有名な教育者だったベサニア司書長が元担任。
・教師として優秀であり柔軟、知識欲も旺盛なメルケ先生に惹かれていたが何も知らせられないままアクセラと戦って果ててしまったことで大きなショックを受けていた。
✖アレニカ <ルロワ侯爵令嬢>
・アクセラとエレナのクラスメイト。毛先が朱に染まったストロベリーブロンドと魔力過多症を示す珊瑚色の目が特徴。ルロワ侯爵家の長女で兄がいる。
・クラス一のサロンを率いるが、家庭環境に問題があり、母親の代替としてしか見られていない自分に強いコンプレックスがある。
・エレナとの距離を図りかねているが、持ち前の正義感から彼女を助けようとし悪魔に攫われる。重度の精神的疲労が見受けられるため、今後が心配される。
✖シーア <カゼン男爵令嬢・シーメンス子爵令息の婚約者>
・1-B2に在籍するアクセラたちの友人。金が混じった茶色の三つ編みがトレードマーク。瞳は栗色。カゼン男爵家の一女。
・マレシスと婚約していた。彼のまじめな性格をよく理解し、心配し、そして愛していた。
・噂話が大好きな好奇心旺盛少女で、高い占い系スキルへの適正がある。しかしあまり高度な占いのイメージは解釈できず、マレシスに迫る異変に対しては無力であった。
✖ラトナビュラ王 <ユーレントハイム王国国王>
・ラトナビュラ=サファイア=ユーレントハイム。ネンスの父であり現国王を務める偉丈夫の中年。アッシュブロンドの髪とイエロートパーズの目を持つ。
・優しい父であり、偉大な王であり、また親しまれるよき統治者である。アクセラを前に使徒の道理を尊重しつつ、王の道理も曲げない柔軟な人物。また結構なタヌキでもある。
✖王の声ベニテス <ユーレントハイム王国「王の声」>
・王の声という特別な職業にある小柄なハゲ。職務は王の代わりに謁見者に言葉を与え、王に言葉を捧げる者である。ただしユーレントハイムでは王が声をかけることも、直答を許すことも多いのでイマイチ出番がない。
・キレやすいことで有名だがそれが王のために相手を試す演技であることは王宮の上層部にとって常識となっている。
・その正体は超越者「黄昏」のズティーユが普段使っているカバー。
✖「黄昏」のズティーユ <薄暮騎士団団長・超越者>
・中年のエルフ男性。普段は王の声ベニテスとして振る舞う。
・ユーレントハイムに所属する2人しかいない超越者の片方であり、体格も声も違う人物に変身可能。変身する姿がグロテスクなので王からは目の前でやるなと言われているが絶対に目の前でやる。
・国の暗部である薄暮騎士団を率いており、戦闘力はアクセラに余裕で勝てるほど。
✖カーラ <サランド子爵令嬢>
・1-A所属、アレニカのサロンのNo.2でありトラブルメイカー。かなり口が悪く攻撃的な性格の少女。
✖セシリア=ナタリ=オルクス <オルクス伯爵夫人>
・オルクス伯爵夫人でありアクセラとトレイスの実母。動向が不明であり、トライラント領で静養しているというが詳細は不明。
・肖像画がオルクス家の王都邸に飾られている。
~★レギュラー紹介★~
✖レイル <フォート隣伯爵家令息>
・アクセラの幼馴染。長く続く騎士の名家フォートリン伯爵家の長男。燃えるような赤髪とヘイゼルの目を持つ。
・背が高くガッシリとしており、快活で猪突猛進なところと合わせいい意味で騎士らしい人物。マリアと婚約している。
✖アベル <トライラント伯爵家令息>
・アクセラの幼馴染。名家にして国内最大級の諜報網を抱えるトライラント伯爵家の長男。七三に分けた黒髪とメガネがトレードマーク。
・背は高いが細身で戦闘力は皆無。頭がいいが苦労性でお節介焼き。非常識な仲間の中であっぷあっぷしている。
✖マリア <ロンセル子爵令嬢・フォートリン伯爵令息婚約者>
・アクセラの幼馴染。淡くサラサラの金髪とアイスブルーの目を持つ儚げな美少女。おどおどとした喋り口だが、その実とても芯が強い。
・レイルの婚約者で彼のことが大好き。お菓子作りや裁縫などが趣味で腕前は本職に迫るほど。
✖アティネ <アロッサス子爵令嬢>
・アクセラの幼馴染。暗紫色の豊かな髪と勝気そうな目を持つ。仲間内で一番小柄だが骨が太く胸の方もご立派。
・レイルと同じく突進力に優れた性格で正義感にもあふれる。双子の弟ティゼルとともに武闘派で鳴らす。
✖トレイス <オルクス伯爵令息>
・アクセラの弟であり次期オルクス伯爵。年齢は1つ下で顔立ちがアクセラとよく似ている。乳白色の髪はふんわりテンパで魔力過多症の証である珊瑚色の目を持つ。
・幼少期、魔力過多症の症状とミスマッチな体質のせいで不随意の魔法が自分を傷つける状態だったが、エクセルの加護を反転させることで一命をとりとめた。
✖ファティエナ先輩
・「炎斧」の通り名を持つBランク冒険者であり学院の2年生でもある異国の少女。肩口で切った夕日色の髪と群青の目が特徴的。武器は大きな魔斧。
・学院内では「決闘姫」の渾名もあるほど誰彼構わず決闘を仕掛けていることで有名。
✖ガレン <ファティエナ専属執事・ガスパール流拳闘術剛士>
・ファティエナに仕える老紳士。温和で個性の強い主のフォローに回る。
・ガスパール流というエクセララとは別系統の技術からなる拳闘術を修めており、アクセラとは奇妙な共感がある。アクセラと時々手合わせをしている。
✖リニア=K=ペパー <王立学院所属研究員>
・数年前に学院を首席卒業し、現在は研究員を務めるエキゾチックな美女。しかし研究以外のすべてが破綻しており、平然と全裸に白衣といった格好で闊歩する。
・魔眼研究をメインで扱っており、エレナの目に強い興味を示している。また自分も魔眼持ちであることを公言している。倫理観がかなり独特であることが判明。
~★その他の皆さん★~
✖キング先生 <王立学院天文学教師>
・天文学を担当する教師。変わり者で光を嫌い、目を光に慣らさないよう夏場でもストールで頭をぐるぐる巻きにしている。カサカサ動く。優秀な生徒にはお手製の香り付きシールをくれる。
✖魔術師サザール <太古の宮廷魔法使い>
・大昔、王国に仕えた魔法使い。魔術師とあるが魔術は別のものなので誤表記もいいところ。たぶん奇術師と書きたかった。王都近郊のダンジョン「狂宴の廃城」を生み出した張本人。
・正直このリスト作成にあたって見返すたびに誰だっけとか作者は思っている。忘れていいヤツ。
✖ドーニゲット司書 <王立学院司書>
・王立学院の司書の一人でオドっとした感じだが優秀。ベサニア司書長の元生徒でヴィア先生とは同窓生。エレナに覚悟をしないという選択肢について話す。
✖ベサニア司書長 <王立学院司書長>
・学院で教育者として高く評価されていた女史。ドーニゲット司書やヴィア先生の担任だった。現在は滅茶苦茶怖い司書長として図書館の主をしている。
✖エレノア(赤子の方)
・オルクスの領都邸に仕えるアンナの娘。リオリー魔法店の技術開発としてエレナが使っている偽名から名前を貰っている。
✖アンナ <オルクス伯爵領都邸副侍女頭>
・オルクスの領都邸に仕える副侍女頭。この度娘のエレノアを出産した。シャルやお針子頭のステラとは同じ孤児院の出身。
✖シャル <オルクス伯爵領私設孤児院教師>
・オルクスの領都にある孤児院で先生と護衛を兼ねている元気印の戦士。かつてはアクセラの護衛として屋敷で侍女をしていたが、アクセラが強すぎてやりがいがないため辞職、現在の職につく。
・そろそろ娘という年齢ではないのだが、いつまでも見た目が若いのと作者が幼少期編からキャラを成長させられていないせいで子供っぽい。ごめんて。
✖カレム <ギルド王立学院出張所事務官>
・ギルドの学院出張所に詰める事務官。童顔だが既婚者。オルクス領出身でアクセラとエレナが初めて冒険者登録をした際に新人として対応し、以降は結婚して王都に移動するまで二人の担当をしていた。現在ではまた担当事務官として二人をサポートしている。
✖マスター・フェネス <ギルド王都下本部ギルドマスター>
・王都下ギルドのギルドマスターをつとめる老人。品はいいがなかなかに厄介な人物であることがうかがえる。ストライキを起こしていた事務官がアクセラに絡んだせいで一つ借りている状態になっている。
✖リンナ <シムズ男爵令嬢>
・アレニカのルームメイトでサロンのメンバー、のはず。お前誰だっけ代表格……のままでは読者さんのお前誰だっけが解消されないので調べると……ええ、はい。合ってますね。(ひどい尺稼ぎ)
✖ティート子爵
・王都にも流れ込むユーレントハイム王国の大河フラメル川の上流、二手から合流する場所に領地を持つ子爵。交通の要衝であり、非常ににぎわっている。
✖バルバス子爵
・何の設定もないくせにハルバス子爵とハルバス伯爵がいて作者を大いに混乱させた諸悪の根源。一応分家とかそんな感じではなかろうか。しらんけど。
✖トワリ侯爵
・王都より北の湿地に広大な領地を持つ古き大貴族。当主はアクセラのお披露目パーティで子供を愛でていた危ないオジサン。オルクス伯爵に親しげに接しているが、本人からは危ない人扱いをされている。
✖フローネ先生 <イリンダ女男爵>
・1-B2担任で戦闘学の先生。姉御肌だが勢いとノリばかりが先行しており、本人もそれを理解している。意外と常識人かもしれない。ヴィア先生の学生時代の先輩。
✖ジュールス
・安全責任者。オルクスに偏見を向けるがこの国の貴族としてそれは標準的なので、悪い人物ではないのかも。
✖マザー・ドウェイラ <ギルド ネヴァラ本部ギルドマスター>
・レグムント侯爵の領都ネヴァラのギルド本部を治めるギルドマスター。「鉄骨」の異名を持つ冒険者あがりで、質実剛健かつ誠実な性格で知られるムキムキババア。アクセラとエレナの冒険者カードに裏書をしている。
✖レグムント侯爵
・オルクスが代々仕えてきた最高位貴族であり英雄の末裔たる四大貴族の一角。強大な西側諸国に伍するためには奴隷への人道主義徹底や技術の導入が必須だと考えている。
・オルクス伯爵には裏切られ鞍替えをされているが、その件についてどう考えているかは不明。ただしアクセラとエレナを評価し、再びの鞍替えを支援するかどうか見極めると約束をしている。
✖エド=マイヤー <ギルド ケイサル増強支部支部長>
・オルクス伯爵の領都ケイサルのギルド増強支部を治める支部長。事務官あがりで戦闘力は皆無だが人を見る目と審美眼は凄まじいものがある。風貌は優しいがうだつの上がらないおじさま。
~★エクセルの過去★~
✖マリーベル <紫伝一刀流剣士・仰紫流刀技術剣士>
・エクセルと共に異界人ハヅキ=ミヤマから刀を習った元奴隷の女性。エクセルと後継者の座を巡って延々と戦い続けられるほどの腕前だった。彼をイクスと呼んでいた。エクセル存命の時代から長らく故人であったらしい。
・アクセラはときおり焦げ臭さと後悔の念を伴う彼女のフラッシュバックを見ている。
✖アーディオン=シュトラウス <シュトラウス流拳闘術開祖>
・エクセルとともに武術都市を作り上げた超越者の一人。親友でもあり、ライバルでもあった。ネーミングセンスがひどい。
✖アディナ=フォン=ガスパール <ガスパール流拳闘術開祖>
・アーディオンの娘であり、エクセルにとってはオムツを替えたこともある姪のような存在。方針の違いで父と大喧嘩し出奔してしまった。
・鎖国中のジントハイム公国に流れ着き、ガスパール侯爵と結婚。彼女なりの技術を伝え、その後の国の在り方を変えてしまった。
・エクセル没より前に流行り病で逝去。
✖刀匠ロブ=アペルト
・エクセルとともに初期の刀開発を行った始まりの刀匠の一人。
✖刀拵職人サイモン=デトロイト
・エクセルとともに初期の刀開発を行った始まりの刀拵職人の一人。
~★天界★~
✖ミア
・創世神にして太陽神である原初の神ロゴミアス。成長し続ける世界の象徴であるため幼女の姿だが、三世界で最も長く生きている。
・エクセルが友人となるまで強すぎる力のせいで神々にも崇敬と畏怖を向けられていたが、最近は親しみやすいポンコツになってきた模様。
✖強欲神リヴィドモラヌ
・人間の大罪の一つ、強欲を司る上位神。貴色は黄金。性格は享楽的で刹那主義者、それと美少女好き。
・メルケと契約し彼に力を与えていたが対価の支払いを踏み倒される。魂の徴収のため地上へと現出するがアクセラに腕を切られ、面白い物が見られたことに満足して撤退した。
~★魔物★~
✖悪魔
・魔獣に並ぶ人類の敵対者とされる存在。魔界に住まい、魔王を頂点とする独自の貴族社会を持っている。階級を持たない悪魔もおり、低位ほど人間に近い姿を維持できない。
・魔獣と違い人間を殺戮するために生まれたわけではなく、いわば悪神側の主たる知的生命。そのため自我がはっきりしている上衣個体であれば人間を愛でる者や興味のない者など様々になる。逆に低位ほど魂という餌を持った肉の塊程度にしか見ていない。
・契約に縛られる性質があり、同時に相手を縛り付ける力も持つ。現世では依り代を得なければ自身の魔力を消費して顕現することになり、遠からず消滅してしまう。
・マレシスを襲った個体は下級の二位か三位であり、純粋な格で言うとアクセラの足元にも及ばない。ただし依り代の人間を盾にするなど卑劣な性格をしていた。知性は低い。
✖シュリルソーン系
・オルクス伯爵領領都ケイサル近郊にあるEランクダンジョン「災いの果樹園」固有種であり、棘が生えた金属製のツタ植物の魔物。他の魔物に寄生するタイプや核を持ってツタの肉体を構成するタイプなど多種多様。
✖スケルトン系
・不死神の加護(呪い)により死してなお活動する死者、アンデッドの一種。朽ちた肉体に破損した魂の感情だけが宿っている。といっても摩耗した強い感情であるため、攻撃性の発露以外に自発的な行動はできない。
・死霊魔法によって魔力から生み出されたマナスケルトンは本物のスケルトンより弱く、破壊されると消えてなくなる。
・感覚器や筋力を全て魔力と呪いで補っており、体が非常にシンプルなため合体や進化を引き起こしやすい。バリエーションも豊か。
✖ネクロリッチ
・肉体を持った魔法使い系高位アンデッドであるリッチのうち、不死神の加護を扱う死霊魔法に長けた存在。アンデッドでありながらアンデッドを生み出し、操り、歪ませた力場でさらに強力なアンデッドへ進化する厄介な存在。
・アクセラとエレナの会話においては「ハリスクの地下墓所」にいた個体を示す場合が多い。彼は生前、暴君ハリスク辺境伯に殺害される女性たちを憐れんで死霊魔法に手を出した人間だった。




