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200文字小説

泥棒(200文字)

作者: うわの空

 俺は泥棒である。

 本日も、とあるお宅にお邪魔した。


 ――しかし。



 靴には穴が開いている。

 服にも穴が開いている。

 ガスは止められ、電気もつかない。

 通帳を見つけた。残高十八円だった。



 子供の部屋で見つけたのは、小さな手紙。



『サンタさんへ

 おかあさんに、きれいなドレスをください』



 俺は自分の財布から、福沢諭吉を一枚取り出した。

 そして、手紙の下に書き加えた。



『サンタさんはセンスがないので、君が好きなのを選んであげてね』



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― 新着の感想 ―
[良い点] いい話でした。 200字でこのクオリティはすごい!
[良い点] おい、泥棒!!心奪われとるやんけ。 [一言] 短い文章なのに、ほっこりしました。
[良い点] 短い文章でこのほっこり感(*´ω`*)
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