泥棒(200文字)
俺は泥棒である。
本日も、とあるお宅にお邪魔した。
――しかし。
靴には穴が開いている。
服にも穴が開いている。
ガスは止められ、電気もつかない。
通帳を見つけた。残高十八円だった。
子供の部屋で見つけたのは、小さな手紙。
『サンタさんへ
おかあさんに、きれいなドレスをください』
俺は自分の財布から、福沢諭吉を一枚取り出した。
そして、手紙の下に書き加えた。
『サンタさんはセンスがないので、君が好きなのを選んであげてね』
俺は泥棒である。
本日も、とあるお宅にお邪魔した。
――しかし。
靴には穴が開いている。
服にも穴が開いている。
ガスは止められ、電気もつかない。
通帳を見つけた。残高十八円だった。
子供の部屋で見つけたのは、小さな手紙。
『サンタさんへ
おかあさんに、きれいなドレスをください』
俺は自分の財布から、福沢諭吉を一枚取り出した。
そして、手紙の下に書き加えた。
『サンタさんはセンスがないので、君が好きなのを選んであげてね』
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