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【プロローグ】
マイデスクの整理は、
とうに終わっており、
僕は10年勤めた会社を
晴れて退職した。
夕方17時、僕が運転して帰路に就いたマイカーは、無難に自宅へと向かっていた。
そこで、マイスマホに知人からのラインが入り、僕は帰宅前に彼とファミレスでダベるため、車を急遽、近場のコインパーキングに入れた…。
僕は少年時代、かけっこ、が遅いというコンプレックスを抱いていた…。
それが改善されることなく18歳を迎えようとしていた僕は、かねてからの夢の就業、
《プログラマー》になるための更なる進学を果たす。
太一とは、そこで出会ったのだ。
僕は、彼が、【プログラミング】?というような初対面の天真爛漫な雰囲気を抱いたのをよそに、彼は物凄くプログラミングに長けていた…。
大学での学びの過程で、
僕は、ゲームプログラマーを目指すことに、したが、彼は、それを応援してくれ、その勉学以外でも、プライベートでも交遊を重ねた…。