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真実の反逆者  作者: ネルエル
EF戦争
9/12

Fクラスの勝利

「え?なんで勝利に?私は何もしていないのに......なんで?」


そう言って私はロッカーを出た


あたりを見渡す


「え?やっぱりFクラスの人はみんな倒れているし........」


そうして考えていると西川先生が来た


「よく頑張ったなベル」


その声には少し嬉しさがあった


ベルが聞く


「え?私達は本当に勝ったんですか?」


「何を言っているんだ?FクラスのKINGは討伐された」


「私はEクラスのKINGなんて倒していません」


私は西川先生に何を言っているんだ?と言われついてこいと言われた


「え?.........なにこれ?どうなっているの?」


そこには確かにEクラスのKINGの姿があった


「どうしたんだ?」


「先生.......貴方は彼が戦っていて、負けたところまで見ていたのですか?」


「いや?見ていないぞ、お前たちは気付いていないと思うが、最初に気付かれないように幻惑系の能力者によってとある腕輪をつけられている。だからその腕輪からの生命反応モニターから見ていたわけだ」


ん!?そう思った私はすぐに腕を見た


「本当だ!なんで腕輪が.......いやでもなんで.......?これになんで私は気付かなかったの?」


「言っただろう?幻惑系の能力者だつけられていることに認識できなくできる能力者だ」


なるほどっとベルはそのことに関しては納得した。だがそれだけではベルは納得できないことがあった


「では誰がEクラスのKINGは誰が倒したんですか?」


「だからモニターで生命確認をしていたから誰が倒したかまではわからない。だが今回は消去法で答えを導き出せる。それはFクラスの唯一の生き残り、「ベル」と「月詠」この二人だ。月詠は屋上で寝ていることを確認している、だからベルお前しかありえないんだよ」


ベルが冷静に言う


「それは違います。私は白さんのお陰でEクラスのKINGから逃げることができ、それ以降は引き分けにすることを目標として、ずっとFクラスのの基地のロッカーに隠れていた」


「ほう?それが本当なら、我々に気付かずに能力を使ってEクラスのKINGを倒したってことになるな」


西川先生はその発言を否定した


「いや、それが本当なら能力の痕跡が残るはずだ。現状能力の痕跡は見つかっていない。このペースで探して見つからないということは、おそらく能力は使っていないということになる」


まぁとりあえずは怪我人を運ぶことが優先だっと言って先生は怪我人の下へ言った


「ということなの白さん」


「なるほどね」


私は医務室のベッドに寝ていた


「白髪の男は黒フードを「デタラメだ!」とか、「他クラスのやつを連れてきたんだ!」といっていたけどその線は薄いと思うの。」


続けて言う


「このクラスには現状、2人のイレギュラーがいる。1人は面白いと思ったことにのみ行動すると言っていた月詠綺羅くん、もう1人は能力がない無能力者なのにこの学園にいる隻腕。私的にはその2人が怪しいと思うんだよね」


「確かに月詠くんも隻腕の彼も怪しいわ。でも今無理に探ろうとはしなくていいことでもあると思うの。仮に、その2人のどっちかが黒フードだったとして無理やり聞き出したりでもして、今後一切の協力をしなくなったりしたらそれこそ終わり。これは黒フードの立場も考えて「探らない」という行動が一番彼らのためになると思うの」


確かにっと言ったあとベルは疑問が混ざった声で言った


「なんで白さんはそんなに黒フードを信用しているの?」


「勘.........かしらね?」


その言葉にベルは疑問を持って医務室から出ていった


ーーその間月詠は医務室にいる隻腕のところへ行っていたーー


「やぁ会いたかったよ〜」


突然そんなことを言う月詠に困惑する


「何なんだ急に」


「いや、別に硬い話をするつもりはないんだよねぇ」


続けて言う


「君は本当に面白い」


俺はまた困惑する


「なにが言いたいんだよ?」


俺の質問を無視するように言う


「私の名前は月詠綺羅だ気軽に綺羅と読んでくれても構わない」


続けて言う


「君の名前は一体何なのだい?君は《隻腕呼び》が定着しているようだが、本当の名前ではないのだろう?」


なるほど確かに俺の名前は言っていなかったな


「待て。お前の目的は何なんだ?それだけではないだろう?」


綺羅が言う


「目的?そんなのはなにもない。ただ名前を聞いていただけさ」


こいつは本当につかめない人間だと思いながらも俺が言う


「俺の名前は」


「山田太郎だ」


そう言うと月詠は笑い出した


「ハッハッハッハ!なるほど君という男は名前を言うつもりはないんだね?」


「そうかもな」


「ではこれからも隻腕と呼ばせてもらうよ」


そう言って月詠は病室を出ていった






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