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真実の反逆者  作者: ネルエル
能力至上主義の世界と最高峰の学園
3/12

戦争準備

これはついさっきの出来事だが俺はチンピラから白を守りそして、その代償として片腕をなくして隻腕になってしまったわけだが.........


「こいつはいつ泣き止むんだ?」


「だってだって!!!」


「わかったから落ち着け」


背中をさすりながらそういった


そういえば俺は今隻腕だけど別に傷口があるわけでもないしそんなに痛みは大したことなかったなっとそんなことを考えていると....


数十分が経過した


「落ち着いたか?」


「うん.....醜い姿を見せちゃってごめん」


僕は明るく言う


「そんなの気にしてないよ!」


「ありがとう」


「じゃあさ一つお願いを聞いてくれない?」


「いいけど......無茶はやめてね?」


「当たり前だろ」


ため息を吐きながら言った


「俺のお願いはあれだよ今日の昼に言った戦争の件だよ。俺の意見を聞いてくれないか?」


それから俺は明日にでもすぐ戦争を仕掛けること、そして白がクラスのリーダーとして中心に立ってほしいことなど、戦争のことやこれからの方針について喋った。


そして翌日の朝僕が学校に行くとクラスは静まり返っていた。その時一人の女の子が前に出た。

それは白だ


「みんなちょっといい?」


みんなの視線が白に集まる


「戦争についてみんなに話しておくたいことがあって」


みんなの顔が険しくなる


「まず私の意見としてはすぐにでも戦争を仕掛けたいと思っている。もちろん仕掛けるのはEクラス。そしてなぜ私がここまでして戦争を仕掛けたいと思っているのかその理由は2つあるわ。」


「1つ目の理由は経験をすること。正直この戦争では勝っても負けてもどっちでもいいの。私達は他クラスに比べたら身体能力も低く、そして能力も弱い。だからそんな私達が勝つために必要なことは経験だと判断したわ。」


おそらくだが賛成しているものが多いようだ。その証拠に首を立てに振っている者が多い


「続けて2つ目の理由を言うわ。それはこの一年間で仕掛けられる戦争の数がかなり限られているからよ。この学校のルールでは、戦争に破れてしまったクラスが2ヶ月間戦争を仕掛けることができない。一応客観的に見たとしても私達が落ちぶれているという事実は一目瞭然だわ。だからこそすぐにでも戦争を行い早急に経験を身に着けそして負けてしまった場合のためにもそう早急に戦争を仕掛けるべきだと判断したわ」


クラスからは「なるほど~」や「賛成〜」などの声で溢れていた


「ふむ。とても素晴らしいいいアイディアだとおもうよ。だが私は協力しない。そのことに対して面白味を一切感じられないからね〜」


「そういうわけには行かないの月詠くん。これはクラスが協力するからいみがあってーーー」


遮るように言った


「すまないねぇ〜私は面白いと思ったことしかする気が起きないんだ。だから協力はできないねぇ〜」


そう言って目を瞑った。どうやらこれ以降の話は聞こうとすら思っていないらしい


「はぁ......わかったわ。それで怪我をしても知らないからね?」


月詠は目を瞑ったまま何もしない。


白は呆れるように見つめていた


「つまり私の意見としては最低でも明日、できれば今日中にEクラスに戦争を仕掛けたいと思っているわ。」


クラスのみんなは頷いていた


「今日戦争を仕掛けることに反対する生徒はいるかしら?」


周囲を見渡す。首を横に振っている生徒は見られない


「じゃあ先生に連絡して今日戦争を行えるようにするわ」


キーンコーンカーンコーン


丁度良くチャイムが鳴った。このチャイムはHRのチャイムであるからこれから数秒もしたら先生が来ることだろう


ガラガラガラ


教室の扉が開く


そこから西川先生が顔を出してきた


「よしみんな注目。朝のHRを始めるぞ」


そういったあと、すぐに白が先生に向けて喋り出した


「先生少し良いですか?」


「なんだ?」


困惑した顔で言う


「私達FクラスはEクラスに戦争を仕掛けたいと思っています。どうか戦争を行わせてください」


先生は喜ぶように言った


「なるほど、お前たちもやる気があったようだな。よしその願いを叶えてやろう」


先生が続けて言う


「そうだ、これはお前たちが戦争を仕掛けるときに言おうと思っていたことなんだが。実は戦争には形式がある。一つはクラスから一人KINGをきめてそのKING倒す守り切る、これがKING形式。そして2つ目、各クラスの代表を5名ずつ決めて戦い合う代表形式。そして最後3つ目、各クラスの全員が戦い合い最後に勝っていたクラスが勝つ総力戦形式。この3つだ」


そうして先生が一通り話終わったとクラスが感じ取っていたときこんな声がよく聞こえた「総力戦形式がいいな〜」や「KING形式がいいな〜」などの声が聞こえたときそんな言葉をかき消すように西川先生が言った


「一つ言い忘れていたが形式を選ぶことができるクラスは挑まれたクラスだ」


みんなの空気が変わった。


「では私は戦争の手続きを行ってくる。形式が発表された後1時間の猶予があるそこで作戦を立てることが可能だから今はあまり気にすることではない」


そう言って先生は出ていった




それから何十分がたっただろうか。クラスが沈黙になっていた。


ガラガラガラ


先生がやってきた


みんなの視線が先生に集中する


「戦争の形式が決まったぞ。戦争の形式は............」


数秒間沈黙が訪れる


「ーーーKING形式だーーー」

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