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真実の反逆者  作者: ネルエル
束の間の休息?
10/12

能力座学


それから翌日、怪我はあったのか忘れてしまうくらいにきれいに無くなっていた


「さすがは能力至上主義の世界の最高峰の学園なだけあるな」


っと俺がつぶやいたとき突然名前を呼ばれた


「やぁおはよう」


関わることがめんどくさいため俺は無視をすることにした


「ん?」


「おはよう」


また俺は無視をする


「これはまさか..........私のことが見えていない!?」


なんか変な感じの勘違いをしているようだった


「なら今の君になら好きなことを何でもすることができる!?」


そこでようやく俺が喋る


「やめろ、気持ち悪い」


「ありがとう。そういう言葉がより私を奮い立たせるのだ」


やっばい本当に気持ち悪い


「何なんだお前は!!」


怒声が混じった声でいった


「何をしにきたのか。その問の答えは簡単」


一泊置いてそいつが言う


「ただ、挨拶をしにきただけだ」


「それだけかよ」


そう言うとチャイムが鳴る。朝のHRの時間だ


ガラガラガラ


「みんなおはよう。今日は特に連絡をすることは無い、5分後に授業を行う。授業に備えて準備しろ」


そういえばこの学校の授業を受けるのは初めてだな


そんなことを考えていると、すぐに5分が経過した


西川先生が前に出て喋る


「これから能力座学を行う」


クラスの視線が先生に集まる


「まず能力とはなんだ?白河答えろ」


白が言葉を発す


「はい。能力を授かる上で3つ、能力を授かる法則のようなものがあります。1つは、自分の個性を能力にそのまま反映させるユニークアビリティ法、親がより強い能力を得るために「能力結婚」をすることで生まれる遺伝法、そして3つ目は能力を無理やり引き出す、能力開放法。この3つです」


「そうだ、よく覚えていたな」


続けて西川先生が言う


「では次に能力を使う上での法則、《能力法則》について説明する。まず、能力を使うことで体力を使うということはわかるな?」


みんなが頷く


「能力とは、体力を使うことで発動することができるが、強すぎる能力ほど、体力を多く消耗することが多い。例えば具現化する能力や、様々な解釈ができる能力のことだな」


何人かが頷く。心当たりがあるようだ


「実は能力の法則性を見抜けば、消耗を抑えられることが可能だ」


生徒たちは驚きの表情を浮かべる


「その法則性とは簡単に言うと、平等性だ」


続けて先生が言う


「例えば、守備力に特化した人間がいたとしよう。そのときに能力を使う上で重要なことは、相手に不利になるような能力の使い方をした時、そのときは必ず体力の消耗が激しい。だがこの時、自分にも不利になるように能力を使うことが大事だ。」


生徒の一人が声を上げる


「それじゃあ能力を使っても対して効果を得ることはできないんじゃないのですか?」


「ああそうだ、それだけでは戦闘を有利に行うことができない。だが能力は《解釈》だ。能力をどう解釈するかで体力の消耗する量を大きく変えることもできる。これをもう少し分かりやすく言うとするなら、《脳を騙す》ということが重要だ」


白が言う


「脳を騙すとはどういうことですか?」


「脳を騙すとは、潜在意識に働きをかけることで自分の感情、行動を操るテクニックの一つだ」


続けて言う


「だがこれは想像をしているよりも難しいことだ。ほぼ無意識レベルまで集中して脳を騙す必要があるからな、そう簡単なことでは無い」


「さぁ復習といこう。つまり、能力で重要なことは2つ。1つは脳を騙すこと、そして2つ目は能力の解釈だ」


そういったとたんチャイムが鳴る


ーーキーンコーンカーンコーンーー


「今日の授業はこれで終わり。しっかり復習するように」


その日の夜俺はコンビニによるご飯を買いに行っていた


なんか今日は特に疲れたなぁ。思ったよりためになる授業だったしちょっとやってみようかなっとそんなことを考えていると


目の前には明らかに正気を失っている男が走ってきた


何だよここは漫画の世界なのか?


仕方ないここはこいつを処理するか


その刹那、ものすごう速度で動いている人間がいた


そうしてその男は確実にみぞおちを狙い拳をふるった


暴走していた男は動かなくなった。そうして、その男が言う


「なんだお前は?うちの生徒か?」


うちの生徒か.......かこの言いぐさからしてこの男はあの学園の先生?



「それにしてもお前は妙だな。なぜ驚いたような顔をしているんだ?」


そう言われて顔を触る。確かに驚いた顔をしているようだ


「そんなのあんな狂人を見たらみんなそうなりますよ...........」


「いいや違うな。お前は俺という存在に驚いた。違うか?」


図星だ。こんなのそれ以外のやつがこの男に出会ったとしても絶対にそうなるに決まっている。


ーーなぜならそこにいたのはーー


この世界の唯一の評価SSS。そうして誰もが認めた最強


世界最強 幻想の支配者 神楽崎 翔


「そういえばこんな夜遅くに出歩いては行けないだろう。早く帰りなさい」


「なんで貴方がここに..........?」


「まさか俺のことを知っているのか?まぁ色々あってなこの学園に務めることになった。お前は俺の強さに一瞬で気付いた。その観察力があればお前はきっと評価Sでもやっていけるだろう。頑張ってくれ」


そんな事をいい、気がついたら世界最強は消えていた


さすがは世界最強。あの狂人を再び瞬きする頃にはもう倒していた、さすがは世界最強だな。っとそう思いながらも俺はさっきの世界最強の発言で気になったことを呟いた


「俺、全然評価Sじゃないんだけどな..........」

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