能力至上主義の世界
この世界は実力至上主義の世界である。そしてこの世界では能力至上主義の学園の最高峰の学園「フィクチオ」で評価《S》として卒業することができれば最高の暮らしの提供を約束され、いかなる犯罪を犯したとしてもそれが罪の問われることがないからそうそれがこの世界能力至上主義の世界である
この学園での卒業は困難なため本島から離れたところにある島にこの学園はある島にある学園だと言うのに娯楽施設やらなんやらと色々なものがあるきっとこの学園の設立者は相当なお金持ちなんだろうなぁーっとでもそんな話はどうでもいいか
「はぁ........」
突然隣の席から声が聞こえた
するとそこには白髪の少女が座っていた
誰だ?俺はこいつと関わったことはないはずだ
「いきなりなんだよため息なんて吐いてそもそもとして俺はお前を知らないぞ」
「いや貴方有名人だよ?能力至上主義の学園で無能力者なのにこの学園はに来たってことで」
「無能力者の何が行けないんだ?別に評価Sで卒業してしまえば無能力者でも変わらないじゃないか」
「そうだけど....無能力者ってだけでどれだけ無謀かわかってるの!私は忠告してあげたんだからね!」
「僕はそんな忠告求めてないんだけどな」
「もういいわよ!」
そう言って白髪の彼女は席を離れた
そうかこの学園は無能力者ってだけでここまでの仕打ちを受けなくちゃいけないのかもう手遅れかもしれないけど無能力者ってことは隠しておこうかな
「ちょっといい?」
いきなり声が聞こえた
「トイレの場所ってどこかわかる?」
「あートイレはここの廊下に出て左側にあったよ」
「まじ?サンキュー」
そう言って男は離れたなんかとても軽い男だったな
「やぁこんにちは」
次は青髪の女の子が現れた
なんだ?こんなにも人が話しかけてくれるなんて僕のファンなのか?
「一体何だよ俺のファンか?」
すると彼女は声を荒げていった
「そんなわけないでしょ!あんた無能力者なんだって?その事に煽りに来たんだよ」
表情一つ変えずにいった
「そうか頑張ってくれ」
「はぁ〜?何あんた言っとくけど私のお父さんは大手会社の社長なんだからそのコネを使えばあんたなんて一瞬で退学にできるんだからね?それが怖かったらこれからは私に逆らわないことね」
するとその女らふんと言って去っていった
「一体何がしたかったんだ?」
そういえばあいつ親が大手会社の社長とか言っていたな一応最高峰の学園だからそう言うところから来ているやつも多いのかな
するとさっきトイレの場所を聞いてきた男がやってきた
「おい!トイレの場所全然違ったぞ反対だったじゃないか!」
「すまないな俺は嘘つきなんだ」
するとその男ははぁー?と言って自分の席に戻っていった
みんなが静まり返った時突然扉が開いた
それは先生らしき人物だった
みんなの視線がその先生らしき人物に集まる
「まずはみんな入学おめでとう。だが入学して終わったわけではないこれはまだ始まったばかりなのだ。」
「まず自己紹介をしようか。私の名前は西川明日海これから1年間しか共に過ごすことはないだろうがよろしく」
意味深な言葉に俺は理解できなかった
「まずはこの学園でのルールを説明しようか。この学園は完全団体戦であるだからこのクラス評価Fクラスに在籍したお前らが評価Sになる方法は至ってシンプル評価Sを打ち倒せばいいのだ」
打ち倒すとはどう言うことなのかと思っていた中クラスみんなの気持ちを代弁するように隣の席の白髪が言った
「打ち倒すとは具体的にどのようなことを言うのですか?」
この疑問は間違いなくみんなが抱いた疑問だろう。俺もそう思ったし
「具体的に打ち倒すことを説明するとしよう。まずクラス同士で戦い合うことに関してだがこれは《戦争》というものをすることが必要とされている」
「戦争?」
「戦争とはその名のとうりクラス同士で戦い合うことだ。さすがに殺傷行為は禁止されているが打撲や骨折などの攻撃は認められている」
教室が騒つくそれもそうだ普通怪我を追わせるだけでもう厳しい学校だったら退学最低でも停学くらいにはなっているはずだ
「だが安心してほしいこの学校の医療機関は国内でも最高クラス。骨折程度の怪我は治るのに一日のかからない」
すると足を組んでいる明らかに素行の悪そうな男が言った
「誰が安心できるかよ」
とそんな言葉をつぶやいた
「それで話は戦争の話へと戻るが戦争を行うことで仮に勝利を収めることができれば、相手のクラスと自分のクラスを交換することができる」
つまりSクラスに勝つことができれば晴れてSクラスになれるということか
「だが戦争を行う上で重要なことが一つある。それは戦争に負けた場合2ヶ月間に再び戦争を行うことはできないということだ」
なるほど。その話が本当なら俺たち最底辺クラスのFクラスは明日にでもすぐ戦争を仕掛けたほうがいいのかもしれないな。すかすかなまま過ごしていくより今すぐにでもみんな経験を積んで戦争というものを理解しなくてはいけない。
クラスから声が上がる
「戦争で勝つことができればすぐにでも評価S!思ったより簡単なのかな?」
「なにか勘違いしているようだから言っておくがお前たちは最底辺のFクラスそう簡単にSにあがれるわけないだろうが」
辛辣な声がクラス内に響く
「仮にSクラスに戦争を挑んで負けたりなんかしたら2ヶ月間再び戦争をすることができなくなるだろ。現実的に考えてお前たちが目指すべきは評価E、評価Sなんて無理に決まっているだろう」
あまりにも評価を上げることにこだわりすぎていないか?という疑問が心の中にあったがその疑問は次の先生の言葉で解決された
「あといい忘れていたがこの学校では一年が終わったときにその時の一番下のクラスが退学する仕組みになっている。この学校では評価Sで卒業することに意味がある例え優秀なクラスが2つあったとしても結果的には一つしか残らないもしお前らのような最底辺が評価Sを本気で目指しているのなら死にものぐるいで特訓し、評価Eになることだな」
なるほどだから1年間した共に過ごすことはないだろうと言っていたのか
この言葉を聞いたFクラスは騒ついた