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もし糖尿病になったら  作者: やるせな医
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若手社員田中正人の憂鬱

糖尿病の初期症状は軽く、ほとんどが無自覚のまま健康診断で糖尿病が発覚する。

田中正人もその一人だった。

「…まずいことになった」

たしかに昼は社食でトンカツ→ラーメン→唐揚げのローテーションだし夜は社内外の飲み会に多数参加し、その飲み会のほとんどで〆にラーメンを食べていたのもあり入社時には標準体型だったのが今や170cm95kgの巨漢に成長していた。

だが俺はまだ25才、この年で健康診断に引っかかるなんてあり得ないと考えていたし健康診断の度に健康談義に花を咲かす上司軍団を年寄りだと内心せせらわらっていたのに…

「おっ!今年は何も引っ掛からなかったぞ!」

「私もです!」

「君はまだまだ若いだろ。この年まで髪も健康を維持するのは大変だぞ」

「そうですね。さすが部長いつまでも若々しくて素敵です!健康管理も怠らないわが社の見本ですな!ワハハ」

出たよいつものヅラ(部長)の自慢とハゲ(課長)のごますり

…といつもなら呆れているところだが今回は2人の会話に心をえぐられどうにかしないといけないと危機感を募らせていった。

よし、明日からダイエットしよう。

お酒も控えてなるべく高カロリーのものは避ければすぐに入社前の体重に戻るはずだ!

…まあ明日からだから今日の夜はラーメンの食べ納めをしよう…

明日から本気出す…

そうして田中はラーメン屋でスープがなくなるまで替え玉を続けたという…


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