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インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~  作者: 黄舞
第2章

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32/45

第32話【人気者】

なろうで投稿を初めてから一年間

処女作が未だに最もポイントが高かったのですが

なんと先ほど今作が最も高いポイントになりました!

ありがとうございますm(*_ _)m

「それ、新しいアバターで選べんの?」


 俺はロキに聞いてみた。

 正直アップデートに関する情報は、何もまだ確認してない。


 アップデートの度に新規アバターが増えるんじゃあ、古参ほど不利になるんじゃないのか?

 そんな一抹の不安がよぎる。


「うん! でもね、これは今んところユニーク! 初めて【魔人カルラ】を倒した時に、【神殺し】ってもらったでしょ? あれを持ってないと選べない仕様! でね、なんと! 初回撃破特典の称号だって! 俺とショーニンだけだよ!」

「なんだって!?」


 ロキが嬉しそうに教えてくれたが、つまりあのダンジョンのボスモンスター【魔人カルラ】を倒しても、もう【神殺し】という称号はもらえないらしい。

 つまり、最大でも六人しかこのアバターになる権利を与えられない、ということになる。


 しかも、実際にあの時クリアパーティに居たのは俺とロキ、そして今は垢BANされてしまったやつの三人だけ。

 実質的に、今実際にアバターを変えたロキ以外には、俺しかこのアバターになることができないってことだ。


「凄いでしょ? ユニークってやっぱりロマンだよね。最高のクリア報酬だよ! いやー。一応性別も変えられたんだけどね。カルラも魅力的だったから、一瞬迷っちゃったよ。危うくネカマの仲間入りするところだった」

「ちょっと待て。ただでさえ俺の見た目をみんな知ってるのに、その上一人しかありえないアバターと一緒にいるのを見られたら……」


 そう思って辺りに目を向けると、恐ろしいほどの人だかりができていた。

 みんな興味深そうにこちらに目を向け、かなりのプレイヤーが動画を撮る動作をしていた。


「ロキ! ひとまず移動するぞ!! こんな場所に居たらそのうち何をされるかわからん!」

「えー? いいじゃない人気者なんだし。特権だよ。強者の。気にし過ぎだと思うけどなー」


 しょうがないので俺は渋るロキの手を取り、ずかずかと人の居なさそうな方向へ引っ張っていった。

 何故か分からないが、その様子を見ていた複数の女性と思われるプレイヤーから黄色い声が上がったが無視だ、無視。


 結局俺は一度ログアウトして、ヒミコに声をかけると、ロキを連れてヒミコの工房に移動することにした。

 ここならさすがに誰かに見られる心配もないだろう。


「あー。ショーニン! 久しぶりに見ると、やっぱりこっちの見た目も素敵ですわー!!」

「え? どういうこと? こっちの見た目って何?」


 入ってそうそう出迎えてくれたヒミコの言葉に、ロキが目ざとく気付くが、俺はあえて知らない振りを決め込んだ。

 まぁ、別にバレてもいいんだが、なんだか小っ恥ずかしいだろ。


「なんでもないよ。きっと、課題のし過ぎでなんか勘違いしたんだろ」

「課題? ヒミコちゃん学生なんだ? てか、なんで久しぶりにインするはずのショーニンがそんなこと知ってんの? おかしくない?」


 こいつめ。さてはデキる男だな……。

 まぁ、今の魔人アバターはイタズラ好きっぽそうなどっかの神話に出てくる同名の神様みたいな姿をしているが、元のアバターもイケメンだったから恋愛偏差値が高くても不思議じゃない。


「てかさ。そもそもさっきショーニンがヒミコちゃん呼ぶってログアウトしたのがそもそもおかしいよね? なに? 二人、付き合ってんの?」

「いや。それは……なぁ? ヒミコ?」


 ヒミコを俺に紹介したのはロキだから、俺たちが元々に知り合いじゃないことももちろん知っている。

 俺は的確な尋問にしどろもどろになる。


 ヒミコに救いを求めようと、目線を向けたが、ダメだ。

 テンパって顔を真っ赤にしているヒミコがいる。


 というか前までプレイヤーの感情で顔色変わるなんて機能なかっただろ。

 アップデートは無駄に優秀だな!


「まぁ。その……なんだ。そういうこと……」

「へぇ! 良かったじゃん。二人とも。まさか俺が恋のキューピット?」


 確かのロキが居なけりゃ俺がゲームも続けてなかったかもしれないし、そもそもヒミコとも合わなかった。

 ゲームの中でも現実の出来事にまで世話になりっぱなしだな。


 いつか恩返しをしてやろう。


「それはそうと。ロキはずっとやってたんだろ? アップデートの後も。まだ、全然追えてないんだよ。ざっくりでいいから説明して」

「え? ああ、そうか。かなり変わったよ。全体的に上方修正が多いかな? 細かいことまでいちいち説明してたらキリが無いけど、ステータスの計算方法がガラッと変わった」


「どういうことだ?」

「きっと、【商人】のスキル【複利計算】が強力すぎたんだろうねぇ。ただ、二回も狙って下方修正はさすがにと思ったのか、計算方法を変えてきたってことだと思うよ」


 なんでも、今まではステータスやダメージの乗算は単利だったが、スキルを使わなくても全ての職業で複利に変わったらしい。

 それに伴って数値上昇の数値が相対的に大幅に増加、一方で割合上昇の数値は減らされたのだとか。


 よく見ると俺が装備していた【高利貸しの借用書】の付与スキルが【連帯保証】とかいう別のものに変わっていた。

 効果は後できちんと確認しておこう。


 もしかしたら、トンヌラにまた新しい武器を頼まないといけないかもしれないな。

 そんなことを考えていると、突然工房のドアが力強く叩かれた。


「はーい。どなたでしょう?」


 ヒミコが不思議そうにドアの元へ行きゆっくりと開く。

 チャイムがあるのに使わないなんて。


「頼もー! 私は【武道家】の(あおい)!! ここに噂のショーニンが居るって聞いたんだけど!!」

「え? だれ……?」


 ドアの前には、俺の名前を叫ぶ名乗った通りの動きやすそうな武闘服と、長く鋭い鉤爪を両手にはめた、可愛らしい女の子が立っていた。

 だが、名乗りを聞いても顔をよく見ても全く覚えがない。


「見つけた! お前がショーニンだな? その犬っころみたいな顔と装備、そして何より魔人ロキと一緒に居るのが証拠だ!」

「え、何それ。なに? 魔人ロキって」


 目線を女の子からロキに移すと、ロキは満更でもないような顔で微笑んでいる。

 完全に喜んでるな。


「今日はお前に宣戦布告に来た! お前のおかげで自分のステータスの振り方に自信が持てた! そこは礼を言う! ありがとう!! だが、第2章で最終ダンジョンを最初にクリアするのはこの私だ!!」


 葵と名乗った女の子は、ドアの前で俺を指さし、お礼と宣戦布告を叫んだ。

 ひとまず大きな声に反応して周りが興味持ってるから、中に入ってからやって欲しかった。

一週間に一回の更新と言ったな?

アレは嘘ではない

長くとも、だ

応援もらってモチベがあがって更新頻度が上がったのさ!

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新作ハイファン書き始めましたヾ(●´∇`●)ノ

千年の眠りから覚めた天才魔道具師は創りたい〜冬眠装置に誤って入った私が目覚めたのは、一度文明が滅びた後の未来でした〜

魔道具師が滅んだ千年後の未来で、コールドスリープから目覚めた天才魔道具師が、魔道具を創りたい衝動に駆られてあれこれ騒動を起こす話です。 良かったらこちらもよろしくお願いします!
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