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インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~  作者: 黄舞
第2章

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第31話【大型アップデート】

一度完結させて頂きましたが、本日から2章を始めさせていただきました

よろしくお願いしますm(*_ _)m


嬉しいことに更新そうそう日間ランキングに載りました!

ありがとうございます(●´ω`●)

「ふわぁ。さすがに休講中の溜まりに溜まった課題を片付けてたら、全然ゲームやる時間もなかったなぁ。あいつら元気にしてるかな? まぁヒミコはこっちで昨日あったばかりだけど」


 俺は一ヶ月ぶりに以前ハマっていたオンラインVRMMORPGの【インフィニティ・オンライン】をやるためにヘッドギアをはめた。

 今をときめく大人気VRゲームの中でも、コアなファンがいる名作だ。


 大学が休校中に運良く懸賞で当たったゲーム機本体とソフトを使って、俺がこのゲームをやり始めたのは最近のようで、もう随分前のことのようにも感じる。

 自慢じゃないが、やっと終わった大型アップデートの前には、最終コンテンツを最速で一人でクリアするなんて偉業も成し遂げたりもした。


 しかしようやく始まった大学の授業で、アホみたいな量の課題が出され、レポート作成のために奔走していたせいでまだどんな内容なのかも詳しく見てすらいない。

 まぁ、忙しかったのは課題だけじゃなく、他の理由もあるが、それをここで言うってのも野暮ってもんだろ。


 金が必要になったから、バイトも始めたってのもデカイな。

 っと、こんなこと言ってる暇があったらさっさとゲームを始めるか。


 少しの回顧の後で、俺はゆっくりとゲームのスイッチを入れた。

 久しぶりに受けた意識が薄れる感じを堪能しながら、俺はゆっくり目を閉じた。



「おー。なんか、大型アップデート記念なのか街並みも変わってんなー。こんな装飾、前なかったろ」


 目を開けると俺はまるで異世界に降り立ったみたいな景色に思わず声をあげる。

 以前は見慣れた景色も、一ヶ月も見ていないと新鮮に感じる。


 しかも俺が口にしたように町中に綺麗な光る装飾が付けられていた。

 幻想的な風景に思わず見とれてしまう。


 ふと、横を見るとガラスのショーウィンドウに映る俺の姿が目に入った。

 これも長く親しんだ姿だったが、改めて見ると面白い。


 突き出た顔は毛で覆われ、大きく裂けた口からは鋭い牙が無数に並んでいるのが見える。

 目元は今は白磁のような素材の仮面で覆われているが、装備を外せば獣特有の鋭い大きな眼球があるはずだ。


 頭には三角形をした形のいい獣耳が生え、周りから聞こえる他のプレイヤーやNPCの声を拾っている。

 顔と同じく毛むくじゃらの身体は、言葉通り不死の王が着るような真っ黒な正装に包まれている。


「前の【神殺し】の報酬を使うのは、やっぱりやめるか」


 俺が選んだアバター、獣人の姿はやはり気に入っている。

 ヒミコは現実の俺の姿も良いと言ってはくれるが、あばたもえくぼって可能性もあるしな。


 そんなことをぼんやり考えていると、メッセージが送られたことを伝える通知音が頭に鳴り響いた。

 確認したところロキからだった。


 ロキというのは俺がこのゲームを始めた時に初めて話したプレイヤーで、俺がこのゲームを諦めずに続けることができた感謝してもしきれない相手だ。

 オンラインゲームやネットの掲示板などに疎い俺に変わって、最終ダンジョン攻略時には動画録画やら何やらまで一手に引き受けてくれた。


「なになに? あいつアバター変えたのか! そりゃあ見に行かないとな!!」


 前回のダンジョンクリア報酬である【神殺し】の特典として、通常では後から変更不可能なアバターの見た目を一度だけ変えられる。

 ベータ版からやっていたプレイヤーは、俺みたいに色んなアバターが用意されず、現実の見た目のトレースだった。


 運営もまさか正規版から始めた俺が最初に攻略するとは思ってもいなかったのだろう。

 古参のロキは偉く喜んでいたが、既に好きなアバターから始めることの出来た俺には、正直微妙な特典だった。


 しかし、今はロキがどんな見た目になっているのか興味がある。

 よく分からないが、獣が好きだと言っていたから俺と同じような獣人になってるのだろうか。


「おーい! ショーニン!! こっちこっち!! 久しぶり!!」


 見慣れぬ姿のプレイヤーが大きく腕を振って俺の名前を叫んでいる。

 その声に周りのプレイヤーも俺の方に目を向ける。


 しょうがなかったとはいえ、俺の名前はこのゲームをやっているほとんどのプレイヤーが知っている。

 俺のおかげか、以前はほとんど見かけなかった獣人アバターも増えてるみたいだから、簡単には分からないのが救いだな。


 俺はゆっくりと見た目とは裏腹に聞き慣れた声の持ち主、ロキへと近付き、そのアバターを(つの)の先からつま先までじっくりと見つめた。


 そう。ロキの頭には二本の太い捻れた角が生えていた。

 顔の色も青く、目は全てが瞳孔のように真っ黒だ。


「ロキ……もしかしてそれって?」

「ショーニン! どうこれ? 凄いでしょ? いやーアップデートが終わるまで待って正解だったよ! カッコイイよね! 魔人!!」


 まるで最終ダンジョンのボスモンスター【魔人カルラ】と同じような見た目になったロキは、嬉しそうに笑っていた。

いつもインフィニティ・オンラインをご利用いただき誠にありがとうございます。

予告しておりました大型アップデートが本日を持ちまして無事に終了いたしました。


種々の理由により予定を大幅に遅れ、お客様には多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

付きましては、お詫びの印としまして、これから一週間の間、ログインされた方全員に今後実装予定のボスモンスターの名前や性能等をご提案いただく企画を設けました。

奮ってご参加いただけたらと思います。

見事採用された案のお客様に付きましては、あとがきにてスペシャルサンクスを送らせていただきます。

なお、ご提案は【感想】にて受け付けますのでよろしくお願いいたします。


今後も変わらぬご愛顧と、新しく始まりました新章をお楽しみください。


吉日

運営チーム


たくさんの感想本当にありがとうございました!

運営チームの言う通り、今日(5/28)から一週間、物語に登場するボスモンスターを募集します

あなたの考えたボスにショーニンたちが挑む!!


よろしくお願いしますm(*_ _)m

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新作ハイファン書き始めましたヾ(●´∇`●)ノ

千年の眠りから覚めた天才魔道具師は創りたい〜冬眠装置に誤って入った私が目覚めたのは、一度文明が滅びた後の未来でした〜

魔道具師が滅んだ千年後の未来で、コールドスリープから目覚めた天才魔道具師が、魔道具を創りたい衝動に駆られてあれこれ騒動を起こす話です。 良かったらこちらもよろしくお願いします!
― 新着の感想 ―
[良い点] おお!2章が読める!ブクマはずさなくて良かった!ヒミコとのラブコメ要素待ってます!
[一言] ボクが考えたサイキョーなボス(笑) ショーニンのスキルや行動パターンをトレースした色違いショーニン 『アキンドー』 どーですかお客さんwww
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