第一章 俺の生徒は小悪魔
初めて小説を投稿させていただく羽風 結です。
最近…“羽”の感じが気に入っています!!自分の名前…そして物語の学校の名前まで…余り、気にしないで下さい。
あと、語彙力がほぼ無いと思いますので文章が下手だと思います…余り、気にしないで下さい。
これからも宜しくお願いしますm(__)m
―ピヨピヨピヨ…ウゥーウゥーウゥー
目覚まし時計代わりをしているスマホが机から落ちる音で目が覚めた。
「ふぁぁ〜〜」
朝っぽい感じがするからと言う理由でヒヨコの鳴き声にしてみたが、逆に煩かった。これがいつもの起き方だ。今日という日に限って目覚まし時計が鳴らないのでは…と思ったので確認し続けていたらそのまま机で死んだように寝ていたらしい。そのせいで、睡眠時間がいつもより短かった。
「あぁーー。起きるか…」いつもより睡眠時間が短いので目はショボショボしていて、頭がまだ働いていない。釉はいつも以上に大きな伸びをして支度に取りかかる。トイレに行ってから、歯を磨き、顔を洗い、風呂に入る。久々に締めたネクタイは新鮮な感じがした。そんな事を考えながらキッチンに立って、3分位で作った朝ごはんを食べた。シュガーバターパンだ。俺はつい手軽で作れるものしか食べないので病院で医師から偏食だと言われた。だが、いつもの生活に戻りつつあった。
20分くらい学校に着く。少し早く家を出たから余裕を持ってゆっくり歩いた。桜並木が風に揺られながら花が少し散っていく。それは、綺麗で春を感じさせるものだった。
「やっと…見えた〜」
やっと、俺が働く事になる高校が見えた。その外見は、意外に新しく見える。塗装したのだろうか。ネットによると意外に古く創立50年位らしい。門をくぐるまえから、部活の掛け声や、弓道部の矢が的に刺さる音、野球部のバットがボールに当たって良い音が響く。そして一番聞こえたのは吹奏楽部の演奏だった。
「部活か〜懐かしいな…」釉は中・高・大とライフル射撃部に所属していたので拳銃を持つと百発百中だった。的に当てる競技は全てクリア出来てしまうのだ。
学校に入ると吹奏楽部の演奏がより大きく聞こえた。