episode.『12月10日(火)/12月11日(水)』
あそこが爆破されても何も思わない
一遍死んだ方がいい
痛い目を見ても奴らは懲りず
寧ろ今まで以上に躍起になる
性懲りもなく誰も望まないお前らしか望んでないことに奮起する
人に迷惑をかけ
人を不幸に追いやることを黙認された
間違いを間違いと知って正しいと言い張るような詐欺集団なのだから
※
君なら悪くないと思う反面
脳裏に彼女が過ぎる
9年間ずっと一緒だった彼女を
9年かけて忘れようとしている
君への思いも出会いも思い出も
全部、嘘だったんじゃないかってくらい
記憶の彼方へ
覚えているのに
忘れられないのに
思い出さなくなって
大切だって痛みだけを残して
過ぎ去ろうとしている
※
まるで傷口から流れ出る血が
冬の寒さをかき消すような
痛みより生温かさが勝る感覚
※
絶対に正しいという情報はこの世に存在しない
統計学として類似した事象が混在し
それを参考にするまでが扱い方として適切で
信じ込むものじゃない
なぜなら人は間違いを犯す生き物だから
現時点でそうである確率が高いというだけで
のちに改定される
間違っている可能性があるということが重要なのだ
※
そうだったらいいね
そうじゃないことを祈る
それくらい曖昧な受け取り方が調度いい
期待をしてしまうことは仕方がない
未来に希望を持つなというのも無理な話
信用を置きすぎないこと
保険を用意すること
代替案を用意すること
人が付き纏い
色々な人が存在する
騙されてもいい人だけ信用するのだ
※
久しぶりに君の夢を見た
隣で笑う君が約束したと言い張るのだ
そんなことをした覚えはないのに
この世界ではしたのかもしれない
でも現実はそうじゃない
君は僕が描いた理想とも違う
僕が君を見て抱いた印象からできた記憶の幻想
僕が惹かれた君そのものだから
だからこんなにも愛おしく思えるのだろう
※
僕が君を絶対に嫌いになれない理由は
僕が勝手に思い募らせた幻想による影響が大きい
それを紛い物と呼ぶには些か無理があって
だって現実の君と大差ないんだもの
ほとんど違いがないんだもの
目で追うばかり
そうやって焼きついた
自然体の君そのもの
僕が作った幻想に
勝手に一喜一憂してるのだから
――ここが好きなんだって、
思いを自覚したんだ――




