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episode.『04月01日(月)』



また響く、父の怒鳴り声。


些細なことで機嫌を損ね、愚痴を零す。


愚痴愚痴と責め立てなければ気が済まない。


食事中に起こるそれが、何度も飯を不味くする。


酷い話、自分の事しか考えない独裁者だ。


子の心配事など、自分に降りかかる迷惑としか捉えてはいない。


この家は、息苦しいことこの上ない。



      ※



もう嫌だ。息苦しくて仕方がない。


暗闇で独り、取り残された気分。


気持ち悪くて吐き気がする。


悲しすぎて、涙が出そう。


それほどまでに、この家が大嫌いです。


早く、早く自由になりたいよ。


この苦しみから解放されるなら、死んだっていい。


本気でそう思っている。


心の寿命は、もう限界です。



      ※



この世界を生きるには、私は弱すぎる。


優しい世界でしか、生きられないよ。


好きな事をして、日々を楽しく笑って過ごす。


愚痴なんて聞きたくない。悪口も嫌だ。


全部が全部、笑って見過ごせるくらいが調度いい。


人を責めて、楽になろうとするのはご法度。


もっと温もりに溢れた世界で生きたいよ。



      ※



一人暮らしをする。


そのためにバイトをする。


けれどそれは建前なのです。


家を出て、親から逃げるための策。


自由になれるのなら、私は生に拘らない。


こんな家が嫌だから。


精神的に追い打ちをかける世界。


辛すぎて、息苦しい。


葬資金があれば、変な禍根は残らない。


あと、何日生きられるかな?



      ※



明日は生きられるかな?明日も生きられるかな?


そうやって、自分の命に制限を懸ける。


ここまで追い込んだ生き方をしているのは、私だけでしょう。


空を見上げては、あと何日だろうと指折り数える日々。


夢や恋が叶えば、少しは楽になれるかもしれない。


そんな希望、本当に叶えばいいのにね――。



 ――死ぬために生きる。

  これが嘘なら、よかったのにね――

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