episode.『10月20日(金)』
座れない電車は電車じゃねぇ
座れないバスもバスじゃねぇ
ただの荷車
トロッコや
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この全てが自分の思い通りになるって感覚、最高に良い……理想に近づいてる気がする
これはきっと、誰よりも邪魔されることを嫌う性格だからなんだろうなぁ
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物で釣るとかじゃなく
事と次第と図りようによってでしか私の機嫌は直らないので
今日この日というのは何年振りくらいに珍しい一日と思われ
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普通、機嫌が悪くなったらやけ食いと不貞寝で1日を終えるから
その日のうちに機嫌が直ることはほとんどない
本当に本当に珍しい
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やっぱり俺は
好きな人の隣じゃなくて前がいい
君の素顔が見れるから
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目と目が合ったら気まずいけれど
自然体の君を収めていたい
ここに君はいたと
いつでも思い出せるように
ずっと忘れてしまわないように
※
君のことを毎日考えてるなんて
きっと君には
嘘や冗談にしか聞こえないんだろうな
※
僕はいつだって過去しか見ていない
まるでいつも死に行く人であるかのように
いつか走馬灯を見ても気づけないくらいに
僕は後ろを向いて歩いていた
――ここに君がいたらと、
毎日、君を思い浮かべる僕がいます。
君の知らない、僕が――




