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汚濁 ~あなたは絶対に理解できない~  作者: 「S」
January/2019
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episode.『01月07日(月)』



おそらく、私の余命はあと1年。


就活と共に訪れる終活。


未来を掴み取れれば、私の勝ち。


できなければ、死。


私のこれからの行動は全部、文字通り命懸け。


これは私と運命との戦い。


死が怖くないと言えば、そんなのは問題じゃない。


私には生きる価値がなかった。


ただそれだけの話なんだから――。



      ※



まさか、自分を人質にしないと自分を守れないなんて、誰が思うだろう。


こんな考えを持つ時点で、私は狂っている。


でも、そうでもしなければ私に未来なんてない。


それほどまでに私の人生は真っ暗だ。


支えがない時点で私は人じゃない。


この汚濁ツイートが遺言になる日も遠くはないのかもしれない。



      ※



今の私から言えるのは、これは全て嘘でも冗談でもない。


複雑な家庭で夢を持ち、恋をして、挫折をし、後悔し、無感情に日々を過ごす変人狂者が、人生の敗北者となって命を絶つ。


生きる意味がなければ、価値はない。


大丈夫、悲しむ人は誰もいない。


ただこの世から人が一人消えるだけの話なんだから。



      ※



真実を告げれば、誰もがたかがと呆れ返るだろう。


でも私には、あの家庭で過ごす事は苦痛でしかない。


縛られ続けて生きるくらいなら、死んだ方がまし。


だからそれを実行する。


馬鹿げた話。


でも、そうすることでしか私は自由になれない。


助けがないのなら、私が私を楽にするよ。


今までのように。



      ※



私の創作はこの汚濁か、生涯を書き記した一作が、命同様最後を飾るだろう。


それが早いか遅いかは神次第。


私には、生きる事が苦しくて苦しくて仕方がない。


だから秘かに、待ち遠しくもある。


大病に侵されて今死んでも、今を抜け出せるのなら本望。


それほどまでに、私は家族が大嫌いなのだから――。



      ※



感情を殺すなんて簡単。


自分の心に語り掛けてやればいい。


その胸にプスリと、ナイフを突き立ててやればいい。


黙れ、お前はいらない。


たったそれだけで、何も考えずに済む。


心を擦り減らして生きていれば、こんな芸当誰にでもできる。


だから死なんて恐れなくなる。


私の心は冷たく麻痺している。



 ――あいつに縛られて生きるくらいなら、

  私は容易に死を選ぶよ。嘘ではなく、本気で――

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