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episode.『07月22日(金)/07月23日(土)』
電車に4人席で3人座っていた
そこへ2人の女子大生がやってきた
座っていた女子大生1人が友達のよう
空席は一つ
2人のうち1人が席に座り、1人は立ち尽くす
3人が知り合いなのか
2人が知り合いなのか
半信半疑で席を譲るか迷った挙句
次の駅で譲ろうと席を立つ
さあどうぞ
立っていた1人は降車した
※
あの手を取っていたら
どうなっていたかなんて
考えるのも無駄かもしれないけど
貴方がいたからある今だと
感謝を書き連ねてみても
声だけが滑空する
どうか届きますように
傍にいない寂しさと
もう会えないという悲しみ
二度と見ることのない笑顔は
一体誰に向けられたものなのだろう
誰も知らぬ物語
※
今着たいと思った服を着る
そうすることで時代は生まれるのです
貴方という歴史を刻みなさい
それは今しかできないことでもある
思い立ったが吉日
思うように生きろ
それがこのクソみたいな世界を生き抜く唯一の術
自分らしく堂々と立ち振る舞えばいいのです
群衆の目など縫い包みのボタンなんですから
――失われていったものたちを
取り戻そうと、今を生きています――




