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episode.『04月23日(金)/04月25日(日)』



誰かに頼られたら優しく応える


なのに私が誰かを頼ったら


いつも冷たい扱いを受ける


特定の誰かにだけ優しくくて


私がお前に何をしたって言うんだ


平等な態度であらなければならないはずの教師も


私を厄介払いする


ここまで思いやりという言葉のない世界を生きているのは


私だけなのではないだろうか?



      ※



その瞬間まで私らしくいる


誰にも選ばれないから


自分で選べるものだけは


選り好みしてさ


好きなように生きられないのなら


死に方ぐらい選ぼうぜ


いつか終わる命だからこそ


終わらせ方は自分で決める


それまでは好きに生きよう


ダメならそれでいい


私はただかっこよく


最後は笑って死にたいだけだから



      ※



君は人生をどこまで見据えていますか


私は最初から最後まで夢を見てばかりでした


薄々叶わないと気づかされながら


それでも追いかけ続けて来ましたよ


あの頃の気持ちを忘れないまま


どうすればいいのかを考えて


楽しく笑いながら歩み続けてきました


それが報われないとわかっていながら


笑っていました



      ※



誰も知らない私がいる


人前では必死に笑み取り繕って


笑い話で誤魔化して


人の気を逸らして


それが自然とできてしまうから


誰も私に気づくことはなく


この言葉を見ている者は


表の彼を知りはしないから


理解できるのは自分一人だけ


きっと死ぬまで


私は独りきりなのだろう


今までがそうだったように



      ※



創作で人生を棒に振るなら


私は構わないさ


たとえ家を追い出されても


たとえ友人に馬鹿にされても


誰に笑われたっていい


本当に嫌なのは


好きなものを好きだと言えず


我慢を強いられること


その息苦しさに身を包まれていること


先人のように夢半ば無様に朽ち果てようとも


私は私らしく生きていたいのさ



 ――私は私らしく死ねるなら、

  それだけでいいのかもしれない――

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