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episode.『09月02日(月)/09月03日(火)』
君のことばかり考える毎日。
傍に君がいたらという妄想、いないという現実。
虚しく照らし合わせては、寂しさに押し潰されそうになる。
何度も孤独を噛み締める。
もしも君に会えたら、もしも君がここにいたら。
叶うはずのない願いだ。
叶って欲しくない夢だ。
だってそんなの、幸せすぎるでしょう?
※
好きな人に好かれたい。
その人の一番でありたい。
けれどそれは、絶対にありえないこと。
私は醜く嫉妬する。
それが嫌だから、特別でないとわかった途端、距離を置く。
切り捨てるように、見限る。
近づきすぎれば離れられなくなるから。
近づく者は好んでも私からは近づかない。
私は臆病者だから。
――恋焦がれた先には、
いつも君の顔を浮かべている――




