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episode.『08月23日(金)』



上辺の煽て。


その気にさせてからの裏切りよう。


嘘つきばかりのこの世界。


息詰まる感覚に悶え、何にも期待できなくなる。


何もかもが違うから、誰の共感も得られない。


寄り添ったところで、必要とはされていない。


自分にできることを模索しても、報われることは何もない。


私は今日も独りぼっち。



      ※



信じるモノは救われる。


信じないモノに恩恵はない。


疑念を抱く時点で、選ばれる資格なんてなく。


信じたところで、報われる保証もない。


結局は自分次第で。


自分の気持ちに素直でいることが、一番なんだと思う。


何はどうあれ、自分を信じないモノに女神は微笑まないから。


まずは疑わずに行こう。



      ※



報われないモノを見ると腹が立つ。


誰もその努力を認めようとしない。


周りの見る目がなさすぎて、怒りを覚える。


光るものを見抜けないモノが上に立ち、廃れていく。


周りの誰も見つけてはくれず、日の目を浴びた途端にこちらを向く。


恨むモノがあるとすれば、この世の全て。


私は心底、失望するよ。



      ※



誰も私を認めない。


誰も私を見ていない。


上辺だけの賞賛。


実際はただの落ち零れ。


どれだけ真面目にしていようと、否定されては報われず。


思考を凝らし、策を弄し。


実らせるための努力をする。


されど、全てが私を虐げる。


嘲笑い、醜さを蔓延らせて。


私よりも汚れたこの世界が、私は大嫌いだ。



      ※



誰かを助けるのは、私がも救いを求めているから。


誰かに優しくするのは、私が誰よりも優しさを求めているから。


甘やかすのも、誰かを嫌うのも、私が求めることだから。


そんな偽善だというのに周りは気づかず。


それでいて無償に過ぎず。


なのに私は、良い人でいようとする。


それが私の本質だから。



 ――何をしようと、

  世界は私を嘲笑うばかりだ――

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