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汚濁  作者: 夜砂昏
February
1001/1010

episode.『02月21日(土)』



僕はあの頃を否定できない


今でもそう思うと


心から言えるから


一言一句に気を遣い


真剣に向き合った結果


そうやって絞り出した言葉には覚悟があった


信念という覚悟があった



      ※



決めるまでには時間がかかるけど


決めた後は貫き通すだけだから



      ※



死んでも守るよ


大事なことだから



      ※



10年越しの告白をしようと思いました


たぶんこれが、最も伝えたいことだったから



      ※



あの日の続きを生きている


だからこそ、10年後という節目の今


彼らの目の着くところに


あの頃の僕を置いてもいいと


あの時、こう思っていたんだと


自分からは言えないけど


知られても構わないと


素直に種明かしできる


そんな今にいる


今でも傷は傷のまま


ただ笑い話くらいにはできる


そんな今にいる



      ※



やっと迎えられる準備ができた


やっと受け入れられる時が来た


また挫折を味わうかもしれないけど


少しはマシな自分になれたかなって


そう思える日々を取り戻しつつある


だから今更なんだけどさ


憚られると噤んでいた口を


ようやく開いて打ち明けられそうだなって


あの頃の僕について



 ――君の中にまだ僕が残っているのなら、

  また僕に目を向けてくれるのかなって。

   きっとそんなこと、もうありはしないのでしょうけど――

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