さとりと遊無、さ~ん
今回は過去話を機に普通の小説にしてますからねw
まぁその分本気を出すぜ!(ちなみにたいした事無いです
それに毎回本気ですw)というかちょっと色々子供だましを
するつもりですw堪忍してね。
「それは止めんといかんでしょ」
俺はそれなりのあくまでそれなりの雰囲気を出しながら空に近づいた。
空は全く動じる様子を見せない、確かに俺には今妖力もあったもんじゃない
だけど、世の中妖力さえあれば良いと言う話でもない、現に彼女は
妖力ではないあの2人の与えた力で今の状態にいる、つまりは妖力など
あるようでないようなものなのだ、少なくとも俺は、であるが。
ただし、それは今関係ない、妖力を持たぬものと訳の分からん力を持つもの
で対峙しているだけの話であって、それは単純である、とにかく相手を倒すだけ
非常に簡単であり、最も難しいものなんだけど、まぁ簡単だし。
「それ本気で言ってるの?」
「本気じゃなければこんなまねはしないよ」
「そう、止めれるものなら止めてみなさいよ」
たいした自信だこと、こいつどこから湧いて来るんだ?そこが見えないな
いや~自信過剰なやつって怖い怖い、なにするか分からんからな
とにかく相手は自分の力を信じきっている、悪いことではないがこちら
としてはこの手の相手は非常に戦いやすい、何でかって?
かちんと来るのが早いからだよ、自分に自信があるってことは自分より上の者が
許せないんだよ、正確には自分が押されていることに腹がたつその事実を受け入れたくないから
相手の少し上を行けばいいだけでありそれも簡単なことだけど難しい
「そうか、残念だな」
俺は一歩一歩近づく、お前に出来るものなら俺を越えてみろとでも言わんとばかりに
でかい態度で歩き続ける、ただでさえ妖力がないのにそこで普通に歩いてしまうと
完全になめられてしまうから、そこは出鼻を挫かれないように大胆かつ丁寧に
核熱『ニュークリアフュージョン』
「おまえさぁ。とりあえずでかいもんぶっ飛ばせばいいなんてもんでもねぇぞ」
核だけあって壮大な弾幕だけどさ、弾幕って大きいだけじゃあ意味ないんだよね。
俺もいろんな人のいろんなもの見てきたけど、破壊力はあるだろうなこれ
でもさ、繊細さに著しく欠けるよね?俺は好みの弾幕ってのがあるんだけどこれはさ
「俺の好みではない」
これは当たり前だけど、弾幕って言うものは撃つ側に抱きついていれば絶対に当たらない
もしそれで当たるのならばそいつは相当に体が頑丈か、ただのバカのどちらかだ。
つまりは自分から少し離れたところから発生する、上記の状況で当たるならば
それはどちらも巻き添えを食らうという話なだけだけどそんな事をするやつは普通は
いないわけで、俺はスペカも無いし、他を圧倒する妖力があるわけでもない
それはつまり必然的に戦法が限られてくる事になる、ここまで来れば何か分かるよね。
「あれ?あいつは・・・・・・どこに?」
「ここだよ」
「げっ、いつの間にそこに」
「丁度1秒前ぐらいに」
接近戦になる、銃も持つものに遠距離戦を挑むのもバカらしいし、なら近づけばいい
重要なのはその方法、こいつの弾幕はとにかくでかい、ならその影に隠れながら
移動すれば、向こうからは見えずに楽に接近できる、このサイズだと下手したら
俺もただじゃ済みそうも無いけどな、今こうして近くにいることが出来るのでよしとする。
そして問題はもうひとつ、今接近して思い出したが俺、人に手を出せないんだ。
空は元々鳥だったとしても今は人のようなものだからな、そこは面倒なんだ。
まぁこういう時ぐらいは許してよね、俺の唯一無二の友人よ。
俺はとっさに空の襟をつかんで足払いをした、柔道の大外刈りがこれにあたるかな?
「いたっ!」
空が声を上げる、あんなキチガイ染みた弾幕撃っといてこかされて痛いって
こいつ、いったい何者なんだよ。
「俺はお前を殴れないが、動きは封じれる、後で痴漢がどうとか言うなよ」
丁度空の上に乗っかるような体勢でいたので、そのまま空の腰の後ろに手を回して
くるっとひっくり返した、ついでに両腕も持ってね、一番スタンダードと言うか
ドラマで警察が犯人を取り押さえた後に手錠をかけるまでの動作を
抑える状態で止めたような格好だ、空はうつ伏せで俺が腕をがっちりロックして
肘から手首までを使って背中を抑えている事になる。
これをいままでひっくり返せたのは神奈子ただ一人である。
(あの後ろにあるでかい輪になってる縄邪魔なんだよ)
「さぁ、これからどうするんだ?この状態だと何にも出来ないぞ」
「うぅ~地上から来た人間に私がこうなるなんて」
「あんたらが嫌っている地上から来たやつに負けたんだぞ」
「別に地上にいる人が嫌いな訳じゃない、向こうが勝手に嫌ってきたのに
またこうして私達に何かするつもりなの?」
そうか、みんながみんな好きでここに来たわけじゃないのか
それぞれなんらかの理由があってここに来ているんだ、それを地上から
来た俺がさらに追い討ちか、確かにさとりにせよ自分が望んで相手の心が読めるように
なったわけでもないし、それが原因とはいえ一方的にとやかく言われて
上の連中に忌み嫌われて、泣く泣くここに来たんだよな。
それから、言葉の話せない動物と一緒に生活するようになって燐や空が生まれて
地底は地底で楽しくやってたはずなんだよな、それを俺は地上が迷惑してるからの
一点張りで相手の事情もろくに聞かずに攻めてきて、取り押さえてさ
俺ってなんて最低なやつだったんだろうか、今まで人の事なんて気にもしなかったし
考えた事もなかった、ただこうして苦労しながらも自分たちの居場所を見つけて
ちゃんと生きているのを見ると上でのうのうと生活している俺って小さい存在だったんだな。
ただ強ければいいってもんじゃない、力には責任が着いて来る。
俺はその責任から逃れ続けてきたのではないのであろうか?
その考えは自分の頭の中を堂々巡りし、やがて抜けるように消えていった。
これはおれの出る幕じゃない、周りに囃し立てられた、確かに責任逃れなら
いくらでも出来る、だけどこれはそれをいい事に逃げれる場じゃない
空を押さえていた腕に自然と力が入らなくなっていった。
「ん?あれ?いきなりどうしちゃったの?」
空は俺の腕を潜り抜けて首を小さくかしげながら聞いてきた。
そうか、俺は自分にテキトーな理由つけてこんな普通の良い子を抑えてたのか。
「そうだな、なんて言ったらいいんだろうな、俺にも分からんよ」
確かにそうだった、こんな場で言い訳したって許すわけないだろうし
そもそも俺自身が納得いかない、今はただ自分を責めることしか出来なかった。
「え~と・・・・・・・どうしたらいいのかな?」
「もう煮るなり焼くなり好きにしろ、俺は抵抗しないよ」
体から完全に力が抜けるのが分かった、次の行動を起こす気力も無かった。
どうにでもなればいいとも思った、心も体もいつの間にか疲弊しきっていた。
つい何分か前は元気そのものだったのに、なんなんだろうなこれは
「じゃあ・・・・・・・もう帰ったら?」
「は?」
拍子抜けだった、普通に殺されると思っていた(死なないけど)
帰ったほうがいいって本気で言ってるのか?
「だって顔が疲れてるから」
「ははは・・・・・そうだな」
もう、声が出なかった、これをお人よしと言うのか、バカと言うのか
正直そんなことはどうでも良かった、今まで気遣いと言うものを知らなかった俺は
面食らってしまう、疲れてるから帰れって敵に言うことじゃないだろ。
「そうだな、じゃあ帰らせてもらうよ」
幕引きは案外あっけないものだった、俺もこんな形で終わるなんて思ってもいなかったし
今地上にいる紫や霊夢もこんなことになっているなんて知る由もないだろうから
さとりと燐それに空に謝ってそこを去ろうとしたときひとつ忘れてた事に気づいた。
別にこれはどっちでも良かった、ただ俺がそうしたかっただけだ。
「あ、そうだ、みんなこっち向いてくれ」
「どうしたのかしら?」
パチンッ!
俺の指を鳴らす音とともに指先から光が広がった。
これはパチュリーの図書館に行ったときに本を見て知ったが記憶を消せるらしい
霊夢に試して成功したからこれは効果があるはずだ。
「うわっ・・・・・ん~、あれ?あなたは?」
「俺か?俺はな・・・・・・・またもう一度会えたら思い出せるさ」
さとりに一言告げ俺はその場を走り去った、もうここに二度と来ることはない
地底の皆は俺に人の心と言うやつを教えてくれた、もうこんな経験
することはないだろうと思いながら、俺は地底を抜け一度振り返り
「すまなかった、そしてありがとう」
この後紫と霊夢に事後報告を(うそたっぷり)負けたと言って
フルボッコにされたのは皆さんもすでにお分かりだと思うよ。
いやぁ~文の長さの割りに無駄に時間かかりましたよ~
これ、僕が書いた90近い話の中でも傑作じゃね?
って感じです、ジャンルコメディーのくせに最後の一文
しかちょっと面白要素入れれなかったのが悔いですね。
この文面から入れようと思った、僕もアレですがw




