彼女について
小説書くの難しいな。久々すぎてなのか知らないけど、思ったように書くことが出来なくて萎え
ほんのり明るい陽射しが瞼越しに照らされた。知らない感触のベットに違和感を感じながら、
彼は目を開いた。
「...。」
知らない天井が見えた。ここはどこだろうと、そう思う前に声が隣から聞こえた。
「起きた?おはよう。」
知らない少女の声に驚いて、彼は上半身を起こそうとした。しかし、それは痛みによって叶わなかった。
「.....っ。」
「無理しないで、傷。まだ治っていないから。」
彼は仰向けになって、顔を動かし少女を見つめた。
青白い髪にアースアイの瞳。まるで最後に夢に出てきたあの少女みたいだった。
容姿は美しい人形のように整っており、その身に纏った淡い色のワンピースも相まって儚げな雰囲気を醸し出していた。彼は思わず息をのんだ。
「....君は...?」
「....私?」
少女は顔を傾け、こちらを見つめる。内心おびえながらも、彼は恐る恐る尋ねた。
「そう....君は誰なんだ?」
「....私の名前は...ベル。そういう貴方こそ、誰?」
「あぁ、俺の名前は唯...です。....これは夢....なんですか?」
夢にしてはリアルな気がする。痛みも肌がベットに触れる感覚も、明るい陽射しも何もかもが現実味を帯びていたからこそ、この世界は夢ではないのではと疑問に思った。
「...夢?」
「....。」
唯はベルを見つめた。窓から入ってくる風でベルの髪が揺れ、光と乱反射し輝いた。
唯は、見惚れて動けなかった。まるで金縛りにあったかのようにおどおどする唯を見つめベルは首をさらに傾げた。
「ん....?」
唯は女子と話す機会があまりなかった。だからこうしてまともに向かって話すと無言になってしまう。
そしてよりにもよって目の前の少女_ベルが美少女すぎるのだ。当然話題も振る能力もなく、顔を逸らしてしまう。
ベルはそんな唯を不思議に思い声を掛けた。
「....所で貴方は何者?...どうしてここに....北の最果ての島に入ってこれた?」
「.....ど、どういう事ですか?....島?ここが?」
「そう。この島には魔力を持つものを周辺に入ってこれないように結界が貼ってある。私はその番人。だから、貴方っていう人間の存在がとても珍しい。」
へぇ。と唯は思った。ベルは近くにあった椅子に座り、唯の顔を覗き込んだ。
「えっと....あの。」
ベルは唯を見つめた。その美しいアースアイに飲み込まれそうなほど美しく、唯はずっと見ていられた。
「どうして貴方は私に対して、そんなにおびえている?」
____一瞬思考が止まった。
「...怯えてる?俺が?」
「そう。貴方だけじゃない。昔から私を見る人間の瞳には、怯えと敬意が混じっていた。確かに私が5大龍の一人であるとしても、私は貴方達に危害を加えるつもりはない。そう言っているはず。」
「5大龍...?...あの、怯えているっていうのは、君が可愛すぎるからだとかそういう事でして、俺は、その、こんなに可愛い子と話せるの初めてだから緊張してるんです。」
顔を赤くしながら唯はしどろもどろに答えた。
「....可愛い?私が?」
「....。」
唯は上下に頭を振った。ベルは相変わらず無表情のまま、「そう」と言った。
「...それはいいんだけど、お腹すいた?ご飯にしよう。」
ベルはじゃらじゃらする鍵を手に持って、立ち上がった。
「....いいんですか?」
唯は立ち上がろうとすると、鋭い痛みを肩に感じた。
「...っ。」
「動いたら駄目だよ。安静にしておかないと痛いかも。....持ってくるから、待ってて。」
ベルはそう言うと扉を開き外に出た。
バタンと音を立てて閉まる扉。それを確認した後、唯は布団を被り蹲った。
(......これは夢なのか?....初めて女子と話した。しかもめっちゃ可愛い。
やばい死ぬ。てか、なんでか分からないんだけど、すごく肩が痛い。)
唯は布団でごろごろしていると不意に眠気が襲ってきた。
(....ご飯持ってきてくれるらしい。どうせこれも夢なんだろうな。)
後少しだけ、目をつぶっていようと唯は横になった。暖かい布団に、広がる柑橘系の香り。
ゆっくりと呼吸が深くなっていき、遂に唯はそのまま寝てしまった。
思いついた事を書く。ただそれだけでいい




