全てのはじまり
人望あったから
堂島内部の若い連中も「阿波野さんの組なら入りたいっす!」で
組員がわっと集まる。
で、その夜
堂島組ビルの屋上で、2人でささやかに祝いの酒。
阿波野
「兄貴…俺、本当に組持てましたよ」
久瀬
「俺の部下が組持つなんてよ!!最高じゃねぇか!!」
で、酒の勢いで
久瀬
「祝いと言えば、花火だろ!!!」
阿波野
「やめて下さい兄貴。屋上でやるもんじゃないっす」
久瀬
「大丈夫だっつーの!線香花火じゃねえ。こういうド派手なのだ!!!」
→ “火花バチバチ”花火を箱買いしてきてる。
点火
ボォォォォォッ!!!!(超火柱)
風が吹いて
隣の空調機器のダクトに火花が吸い込まれ
ビル内部の配線スペースへ “逆流炎上”。
阿波野
「兄貴!!!火ぃ中に入っていきましたって!!!」
久瀬
「ひ、火消さなきゃ!!水!!」
そして
(なぜか花火ショップに置いてあった“ランタンオイル”のボトル)を
水と勘違いして投げかける
ボンッ!!!!(爆発的に燃え上がる)
堂島組ビル、炎上
⸻
翌朝
堂島の幹部全員+消防+警察
現場は騒然
堂島
「阿波野ァァ!!テメェの祝いでビル燃やしてどうすんだ!!!」
阿波野
「いや…俺じゃないんです。火付けたのは“兄貴”です」
久瀬
「(無言で下向く)」




