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最強装備を持ってきちゃいました。  作者: みーとまくら
7/25

7話「テンプレギルド登録からの~」

 結局昨晩は悶々として寝ることができなっかったことはなく、精神的な疲労でぐっすり眠ることができた。同室だった子達はすでに部屋にはいなかった。情報端末で確認したところ宿の食堂で朝食を食べている?まぁ食事をしていないとバレるのはマズいからね。演出ですね。後重要なことでログアウトできるか確認したところやはり出来なかった。ところがログインボーナスのポイントが増えていることが確認できて、変なところでゲーム感が残っていることに不思議に思った。そんなことを考えていると部屋の扉がノックされた。


 コンコン


 「入ってもよろしいですか?」


 「どうぞ」


 声からしてソフィアと分かった。返事を確認したのちソフィアとシャノンが入室してきたが、昨晩のこともあって若干気恥ずかしいが、色々やっちゃっている事を考えれば些細なことと割り切る様にした。なぜか2人共表情が暗く何か悪いことをして叱られる子供のような顔をしている。言いづらそうなのでこちらから声を掛けてみた。


 「何かあったのか?その前に昨日はすまなかった。衝動が抑えきれず勢いでやってしまったが、別にそれっきりとかではなく、2人共とても大切に思っている事は解ってほしい。です。はぃ」


 大人対応で話すつもりが、後半のしゃべり方がおかしくなってしまったが、2人はそのことに関しては、きょとんとした表情で本題の報告をしてきた。


 「「昨日のことはいつでもお申し付け下さい。」」


 「できれば今でも!」


 シャノンだけ後半の言葉を追加してきたが、ソフィアに睨まれおとなしく報告する内容を確認すべく、ソフィアの後ろに下がって情報端末に目を向けていた。


 「昨日の件で少々のトラブルを発生させてしまい。ご相談に来ました。」


 「続けて…。」


 「実はグレン、メラニア、ケイトを部屋から追い出した時に、宿の壁を破壊してしまい…。」


 「あぁ、弁償が発生したとのことかな?」


 「そっその報告をいたします。」


 相当暴れた音がしてたから何となく理解はできるが、修繕キットで直したとしたら宿の従業員に怪しまれるから金銭で解決と思ったのだろう。ドローンで収集した金額では心ともないので、どうすべきか判断を仰ぎに来たところかな。当面の金策として考えているのだけどね。


 「そのことに関しては、今日商業ギルドに行って登録ついでに取引しようと考えている。」


 事前にたのメンバーに市場調査を指示しておりリスト化がすでに終わっている、リストに合わせた品物もすでに艦からこちらに送られており、ラサに対する商人のアリバイ工作も進んでいる。


 「申し訳ありません。お手数をお掛けいたします。」


 「問題ない。どのみち必要なことだから、遅かれ早かれ金策は必要になるからね。」


 気にするなとは言えないが、アンドロイドがヒューマンエラーみたいな行動をすることに感心しつつ、今後の対応の一つに考えておくことにする。


 「とりあえず食堂に集まっているみたいだから、私も朝食をとることにしよう。」


 「承知しました。ご一緒させていただきます。」


 着替えは高性能のボディースーツだけあって、風呂に入らなくても衛生が保てる仕組みになっている。後は蒸着ユニットをセットするだけで準備完了となり、2人を連れ添って食堂に向かうのであった。


 「ところで、ラサはどうしている?」


 「昨晩宿についたらそのまま寝ており、現在も熟睡中です。」


 「では、商業ギルドの登録は彼女が寝ている間に済ませよう。」


 「承知しました。」


 食堂で全員の顔を確認したのち、以心伝心しても問題ない事だけを考えるようにして、食事をしようと思ったのだがその心配は全くなかった。


 「朝から肉だけど、おいしい!」


 機動戦車内でも食事をしたが色々あって味を堪能しておらず、現実世界になったと認識して食事が楽しみになるのは、この先のことを考えると明るい陽射しと思える。


 「そうですね。とても香辛料が利いていておいしいですね。」


 「モグ、モグ、モグ」


 ソフィアが不思議なことを言っているが、アンドロイドにも味覚が発生したのか?ここまでくると彼女たちは極めて人間に近い存在になったのではないのか?ってシャノンさん物も言わずガッツいているし、お胸様に肉汁が垂れているけど…朝からおっきくてやわらか…。危ない危ない!これはシャロンさんからの仕込みだと感じた。


 「シャノンこぼしているよ。」


 さすがにソフィアが気が付き、こぼしたところをふいている。その際にシャノンはソフィアに気が付かれない位置からウインクしてきた。やはり仕込みか~危ない危ない。そんな事を考えながも販売するリストを眺めていると、母艦から結構な人数の彼女たちがこちらに来て、最初に降下した場所をかなりの規模で拠点化している。細かいことはソフィア達に任せているので問題は無いが、彼女たちもやはり好感度高いので気を付けないとエロいことに…。えらいことになりそうだ。


 「食事も済んだことなので、商業ギルドに行くメンバーは…。」


 「グレン、メラニア、ケイトを選別しておりますが、宜しいでしょうか?」


 「全員私より強いから問題ない。」


 「いえ、隊長もこちらの大陸の者より強く、強盗など十分対応できます。」


 「お褒めにあずかり光栄です。」


 「ふふっ」


 ソフィアに同行するメンバーを確認し、今回はいちゃついた2人は付いて来ないことに他の子たちへの遠慮もあるのだろう。しかし完璧なハーレム設定になっているにも関わらず、その先の行動に移れないのが童貞ならではと実感する。ここで簡単に同行する子たちの確認すると、


昨日機動戦車を運転していたのが、

 グレン大尉でブラウンショートヘアーの"D"カップ、操縦はSと設定したら何でも使いこなせる。どうやら乗馬も可能とのことで私も馬に乗ってみたいと思う。

 メラニア曹長は緑の髪の短いポニーテールをしておる"C”カップで整備"S"にしたところお胸様が現状より大きくできなくなってしまった運営の被害者である。誰かのこだわりが入ったのでしょう。その分他のパラメーターにこだわって設定した子だ。

 ケイト曹長は紫色のボブカットでお胸様が"E"カップなのだが、ボディースーツを着用すると見た目"D"位になる謎設定だ。格闘を"S"にした影響だと思われる。


 各自、背負い袋やポーチなど旅装束に見えるように支度している。メラニアがこういった装備を偽造したりしているが、自分の目で確認するための同行では丁度良かったと思う。私にもポーチが配られソフィアが?なぜか装着してくれた。


 「さて、準備も整ったので出発しますか?」


 「「「はい!!」」」


 私はソフィア達といちゃついた後直ぐに寝てしまったので、部屋を追い出された彼女たちと全く会話していないので、気合が入っているのだろう。ギルドの場所は宿から歩いて20分くらいで到着するので、襲われたりするイベントは特になかった。残念と言えば…。現実で言えばそんなに襲われていたら治安最悪だよね。


 「隊長、こちらが商業ギルドになります。」


 グレンから報告を受けて目の前の建物を確認すると、3階建ての木造で出入り口の扉は開いており、そこを何人かが出入りをしており外でもちょっとした商談ができるスペースで何人かが会話をしている。


 「とりあえず向かいましょう。」


 「「「はい」」」


 建物の中に入ると数か所受付があり、行列が少ない所に並んでみた。直後に後ろから声を掛けられた。


 「おぅおぅ兄ちゃん、別嬪さん引き連れて、俺たちにもおいしい思いをさせてくれよぉ~。」

 「兄貴、当然俺たちも入れてくださいよぉ。」

 「あたぼうよ。」

 「「「「ゲラゲラ、ギャハハ」」」」


 えっと、ここ商業ギルドだよね?冒険者ギルドはこの後、行ってみようと思っていたけど案内先間違えてる?不思議に思ってグレンを見たら、声を掛けてきた輩をにらみ付けているのでメラニアに目を向けたら、商業ギルドで間違いないことが確認できた。返答をしようとしたところ、グレンから声を掛けられた。


 「隊長、私たちでこいつらの相手をしてきますので、許可を下さい。」


 「んっ任せた。」


 「「承知しました。」」


 グレンはケイトを引き連れて、こいつらと言われた者たちと建物の表に出ていった。周りから哀れむ目線を受けたが特に気にすることなく、カウンターの順番を待つことにした。まぁ2人とも4人相手も十分対応可能でしょう。いざとなったパワードアーマー蒸着すると思うし。程なくして自分の番が回ってきたのと同じに、グレンたちが戻ってきた。


 「「お待たせしました。」」


 「以外に遅かったね。」


 「「申し訳ありません。思いのほか手加減に手こずりました。」」


 「成程、ってことは問題ないね。」


 「「はい。」」


 絡んできたのは、たぶん下っ端の手が付けられない者だったのだろう。と思っていると、受付から声を掛けられた。


 「次の方どうぞ」


 カウンターにはメガネをかけた男性が座っており、ちらっとこちらを目踏みしながら淡々といつも通りの対応を行うのであった。


 「本日はどのようなご用件でしょうか?」


 「ギルドへの登録と、買取をお願いしたい。」


 「畏まりました。ギルド登録はこちらの用紙に必要項目をご記入ください。買取はあちらのカウンターになります。またギルドの会員冊子がありますが、説明は必要でしょうか?」


 受付の男性は矢継ぎ早に説明をこなすと、用紙を渡しつつ買取カウンターといわれるところを指さして、用紙の説明を行う準備に入った。記入自体はナノメディカルの情報である程度こちらの大陸に合わせた文字は学習済みで問題はなかった。


 「ギルド会員説明は、後で冊子を確認します。買取はそれなりの量がありますが大丈夫でしょうか?」


 「では、説明ははぶかさせて頂きます。買取量があるのでしたら奥の部屋をご案内しますので、用紙への記入後ご案内します。」


 「宜しくお願いします。」


 用紙への記入後、奥の部屋に通された。受付の男は部屋に通すと足早にカウンターに戻っていった。


 「こちらでお待ちください。じきに担当者が参ります。」


 「わかりました。お願いします。」


 中央に鎮座している大きなテーブルに買い取ってもらう商品を並べだした。途中で担当が入ってきたので慌てて準備した。同行した3人は背負い袋とポーチから色々な品物を並べているが、塩とかも壺に入っており、こちらの大陸に合わせた商品にしていると思ったが、どうやらほかの場所で他のメンバーが買い付けてきたものを用意したみたいだ。私も今朝渡されたポーチから適当につかんで並べるのであった。


 「塩に香辛料に……。えっと!こちらも買取させて頂けるのですか!?」


 何やら担当者は私がポーチから取り出したものをしきりに気にしている。手に取るのも躊躇したのか手袋を付けだしたので、何を出したのか気になって見てみると……。どこかで見たピンク色の…。!!!!ラサが破ったパンツでは??


 「あっいや、こちらは…。」


 「いえ、是非買い取らせて下さい。!!」


 マニアなの?もしくはクンカクンカするの?確かに使用済みだけど、これはダメな奴だよね?売っちゃっていいの?しかもそれ以外の見たことない多分使用前の下着類が何着かあるよ。誰よこんないたずらするの…。ソフィアでなければシャノンしかあり得ないね。絶対シャノンだよ後で帰ったら叱ってやろう。と考えていると担当は手に取って広げたり引っ張ったり、かぶったりはケイトが止めていた。


 「ギルドマスターにも是非見させたいのですが、数点お借りしても宜しいですか?」


 何だか悪目立ちしないように無難な商品を持ってきたつもりだが、見せてしまったものはどうしようもないので、ラサの使用済みのパンツ以外は金額によっては考えようと思った。


 「では、こちらのセット物をお持ちください。」


 とりあえず、シャノンサイズの黄色の下着上下セットを渡した。


 「ありがとうございます。では早速報告してきますので、もうしばらくお待ちください。」


 ラサの使用済みパンツは、自分のポーチにしまい。後でコッソリクンカクンカして…。3人がこちらをじっと見ているが、開き直った童貞はこんなことではヘコタレナイゾ!ガルルルル絶対に渡さない!と思っていたら3人が赤面して下着を脱ぎだそうとするのを必死に止めて、担当が返ってくるのを待つことにした。


===

 遅くなりました。文面はできていたけどアップする時間なかったので、不慣れで申し訳ないです。登場キャラも増えてきましたが、読者が混乱しないようにしているつもり出すが至らないことありましたら申し訳ないです。宜しくお願いします。

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