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最強装備を持ってきちゃいました。  作者: みーとまくら
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3話「食事は現地調達からの~」

 時は1時間もかからず、ソフィアから降下準備完了の連絡が入ってきた。部隊編成は地表にロボット6体と降下部隊はなるべく少人数にと前もって知らせておるので、ソフィアならそつなくこなしているだろう。特にブリーフィングもすることなく発進ゲートへと足を向けると、何故か他のNPCから縋るような目線を感じるが、今は気にしないでおこうと思う。搭乗ロッカーに入ったところ驚くべき事実に直面した。


 「なぜここに、ソフィアおるねん?」


 思わず素の発言をしてしまい。頭が混乱する中、ソフィアは平然と佐官専用のボディースーツに着替えるべく下着姿のまま、こちらを見つめていた。


 「艦長、お待ちしておりました。直ぐに装着しますので、お手伝いいたします。」


 「いやいやいや、ここ男性専用でなかったっけ?」


 ソフィアは知ってか知らずか、小首をかしげて「あーぁ」と小声で言うと、


 「艦長、この船内に男性は艦長一人となりましたので、設備は分けることなく使用しております。」


 そういえば艦長になってからヒューマンエラー対策で、アンドロイドに切り替えることが増えてきており、一度作成したら自分の部下として配備されることもあるのと、維持費を考えると切り替え後のメリットが多数あり気が付いたら500名ものアンドロイドを保有している結果となっていたことを、今更ながら思い出した。さらに全員女性で設定したので、おのずと現状の使用となることが分かっていたがいままでは、そこまでの描画がされておらず意識していなかったことが、今回の失態であったと思う。が…。


 「えっっっっとーー 外で待ってるね。」


 「いえ 私は気にならないのですが…。」


 ソフィアが言い終わる前に慌ててロッカーから飛び出し、外で待つことにしたが、他のNPCの目線が気になり小休憩室にてコーヒーでも飲むことに決め移動した。


 『"D"カップ恐るべし!好みの子の下着姿だけど、規制さん寝てるの?このままではセクハラ降格してしまうよ~』


 「別に見られて減るものでもないし、折角だから一緒に着替えしたかったな~。」


 ソフィアの呟きは、当の本人に聞かれることなく2人だけのイベントに収まってしまった。


  ・

  ・

  ・


 着替えの覗き?イベントも終わり、改めて降下作戦が始まった。が…。編成部隊おかしくない?上陸船の人員を見回してみると、下士官以下誰もいないじゃん?現地致し方なく戦闘になった場合どうなるの?もしかして成層圏からの攻撃も視野に入れた編成なの?通信オペレータのシャノンは解る?んっ母艦はどうしたの?ソフィアも着替えてたのしってるけど副長だよね…艦離れちゃいけないでしょ!上陸艦操縦者の(レイシア少佐)と軍医の(エディス大尉)は良いけど、後は軍曹以下で編成しても良かったんじゃないのか?他の4人を見回すと目が合うたびに、挙動がおかしい。まぁ確かにソフィアに一任したことは認めますが、隣にそつなく座ってるソフィアだけど、近くないですか?あと若干他の人の目に何故か殺意が見受けられますが、いったいどうしてこうなっているの?私悪者ですか?


 「副長 これだけの上官が抜けて指揮系統は大丈夫なのか?」


 「「「「「「はい!全くもって問題ありません。」」」」」」


 『なぜ?他の人も返事してるの?』


 「解った 問題ないのなら、降下作戦を開始する」


 特に宇宙での戦闘では、重母艦スパルヴィエロが負けることは想像できない。ただし大規模艦隊戦になった場合は別だが、それでもやりようによっては被害を最小限に抑えつつ撤退することも可能だ。艦長はどっちかっていうと余りやることないのよね~。


 「艦長 降下シーケンスに入ります。」


 「うむ」


 上陸艦を操縦しているレイシアからの返事をし、大気圏に突入する様子を窓から眺めながら、部隊の人員を確認していく、ただし下士官以下は好みの設定はしたが、500名もいると正直名前まで覚えていない子もいる。ただし好みは妥協していないので、全員に何かしらのこだわりを設定している。そんなことを考えながら、今回のメンバーで役割を考えておこう。


 上陸艦には機動戦車がこの船に2両搭載されており、順当に考えると上陸後の戦車は(フローラ少佐)と(グレン大尉)が考えられる。機動戦車は最大6名搭乗することができるが、


 1班 自分、フローラ、ジャノン、(ケイト曹長)、ロボ 

 2班 ソフィア、グレン、(メラニア曹長)、ロボ

 拠点 レイシア、エディス、ロボ×4体


の3班に分かれての行動となるだろう。実はこの班分けでは、フローラもケイトもお胸様が居乳の"E"カップでであり、狭い戦車の中であわよくばポヨン…ゲフン

 他のメンバーも別に小さいわけではないが、一応状況から考えてこの班分けが妥当といえるだろう。巨乳班バンザーイ…。邪な考えは置いといて、

 今回惑星への降下に向けて事前確認はしたが、人が住んでいたこともあり自分が行っても問題なく、文化レベルも降下中に対空砲火を浴びることのないことも、先行部隊のドローンで確認していることが調査報告で周知しており、問題は、全裸にしてしまった美少女であろう。

 

 「艦長 まもなく降下ポイントに到着します。」


 「うむ」


 ソフィアからの報告を受けて、事前に考えておいた美少女への対応を再度シミュレーションしておこう。


 ・


 機体は大きな揺れもなく着陸し、先行部隊のロボがある程度整地したことがうかがえる。ただしアンドロイドと違ってロボは指示した内容を繰り返すことはできるが、臨機応変な行動に欠けることがあり、やはり指示できる者がいなければ対応できないことも多々ある。


 「えーと あれは何かな?」


 拠点の隅に山となっている、物体を確認しソフィアに恐る恐る声をかけてみると


 「艦長 あれは現地調達した食料ではないかと思われます。」


 そう言われてよく確認してみると、ロボたちが腕に標準装備されたバイブレーションナイフで、山の一部から食料らしい物体を引っ張り出し切り刻んでいるところであった。


 「えーと あれ誰が食べるのかな?」


 「艦長 私たちも食べることは可能ですが、エネルギー補給面で考えますと艦内で生産されたレーションが効率が宜しいかと思われます。」


 『いやいやいや あれ絶対無理でしょ!?』

 『どう見てもファンタジーで定番のゴブリンだよ!』

 『ネット小説でも食べてる作品見たことないよ!』

 『しかもあの量は、どう見ても一人分じゃないでしょ!』


 生臭い匂いと、グロテスクな光景を目の当たりにしながら吐き気を我慢しソフィアに命令する。


 「副長 あれは速やかに中止せよ!」


 「艦長 宜しいのでしょうか?」


 ビシューン シューン シューン


 ソフィアに指示を出した直後に、ロボから発せられたアサルトライフルの音が響いてきて森の奥からけたたましく叫び声が聞こえてきた。


 「ギャーギャー グヮ ギギョ グェ」


 撃退したと思われる新たなゴブリンをロボは忠実に山に持って行き、他のロボが解体を進めている光景から目を反らし、再度ソフィアに命令する。


 「お願いします。処分してください。」


 「りょっ 了解しました。直ちに…」


 半泣きの自分を見たソフィアは、察してくれたのか直ぐにロボに指示を出すべく現場に向かうのであった。


===

 エロに進むと思いつつグロで締めてしまいました。文字数をそろえるのは難しいです。長かったり短かったりしますが、まずは書くことを進めていきます。皆さん宜しくお願いします。

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