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最強装備を持ってきちゃいました。  作者: みーとまくら
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1話「いつものルーチンからの~」

 会社から帰宅後、食事を手早く済ませいつものルーチンで自宅のPCに向かいアラフォー時代から始めたMMOSLG「Galaxy at War」を立上げ、近年主流になったVR用のヘッドセットを装着し、コンソールを手慣れた操作でログインする。このゲームはいわゆる宇宙船を操作し軍人や傭兵、もしくは自由貿易商人、エンジニアを選ぶことができ、自分は軍人を選択した。理由としてはジオラル帝国、オーブレスタ共和国メクラート統一連合の所属を選ぶことができ、その中でも帝国の空母に興味がそそられた。一般的な空母は戦闘機を搭載する艦が主なのに対して、この空母はフリゲート艦を3隻搭載…ではなく合体と言った方が正しいと思えるビジュアルで、その分搭載戦闘機は20機と空母としては異質の重母艦となり、そこが気に入ったのである。

 8年の歳月を費やして、初回特典の准尉から少将へ7階級を戦果を出し、よく駆け上ったものだ。そのおかけで重空母(艦名:スパルヴィエロ)の艦長になることができた。ただし流石にフリゲート3隻や戦闘機、各セクションをAIが補助するにしても人手が足りず、無能な搭乗員からアンドロイド、いわゆる人造人間を搭乗させるべく、更なる戦果をたたき出してきた。今現在も戦果を挙げるため雇い入れた仲間と共に宇賊の拠点を殲滅すべき集結場所に向かうのであった。

 程なくして「ヒューン」と機械音の後、艦長室の据え付けの画面に、通信オペレーターのアンドロイドから報告が入ってきた。画面には20代のショートカットで、胸元は軍服サイズが間違っているのでは、と言わんばかり強調しているお気に入りのオペレーターである。


 「外部通信が入りました。お繋げして宜しいでしょうか?」


 若干のしゃべり方にアンドロイド感はあるが、こちらも心血注いだ結果の賜物で、良くここまで感情が表現できるようになってきたと、当初は感激したものだ…。


 「接続してくれ。」


 「了解しました。」

  

 「おっとやっと親分が到着だよ。待ちくたびれたぜトーシオー少将」


 トーシオーとは自分、本名:工藤敏夫くどう としおのことであり、決して投資王からネームを決定したわけではなく、若干ネームと同じように趣味のアンドロイドにリアルマネーを注ぎ込んだからのネームでもなく…。


 「時間には遅れていないと思うが、普段通りの専用回線で呼び出しでよかったのでは?」


 ここ数年、母艦の艦長を目指すためと軍人でありながら、自由な作戦行動が許されるように目まぐるしくイベントを消化し勝ち取った結果であり、今現在も宇賊殲滅艦隊として行動できる立場にまでになった。


 「いや~そちらの別嬪オペレーターさんのお顔を拝見したくてねー。」


 くだけたしゃべり方をする相手は、今回雇用した仲間クロードである。別嬪とは自慢の通信オペレーター(シャノン)である。そうさ彼女は、戦艦の砲塔並みのゲーム内金額をつぎ込んで、凝りに凝った。特にAIの対話能力を最高に上げた他、見た目の趣味でお胸様を"G"カップにし、吊り上がった先端にするのにどれだけのリアルマネーを…。ゲフン


 「うちの通信オペレーターは、見世物じゃない。ダイレクト通信できるように伝えたので、そっちを使ってくれ」


 「いいじゃねかー減るものではないし、やっぱすげートーシ(投資)したものだねー」


 「次回から見学料金を報酬から差っ引くぞ!」


 「おっと、それはご勘弁を親分」


 「私は宇賊ではないぞ、せめて艦長と呼んでくれ」


 「似たようなもんじゃないか」


 確かに、獲物(宇賊)を見つけては、奪った物品を回収し売り払った金額の数%は。軍備の補充や保全に当てることが可能になった。いわゆる現地調達と言うものだ。


 「そろそろ、集結場所に全員が揃うぞ、お喋りはこの辺にして軽く打ち合わせをするぞ」


 「つれないねー、まぁいつもの通りの作戦で、いっちょ稼ぎますぜー親分」


 「艦長と呼べ!通信切るぞ」


 相変わらずの仲間からの通信を終え軽いミーティングを済ませてから作戦行動に移る為、ブリッジの艦長席に着くのであった。


 「艦長、入室!」


 「うむ」


 艦長席に着くと、メインモニターに今回の殲滅する宇賊の拠点が表示される、ミーティングで打ち合わせた通りその場所にショートジャンプするための警告音が発生し準備が整った。副長ソフィアから許可の確認がきた。


 「艦長、ジャンプ準備が完了しました。」


 とてもキリッとした彼女は、一番最初に作成した自分好みの女性である。グレーのセミロングカットに控えめな160cmの身長に設定しお胸様は"D"カップの男性の半数が好みのおわん型である。さらにキュッとしまったくびれにピーチ尻と次ぎ込んだ金額はトップクラスである。触る事が許されるなら触りたいものだが、一度試したが規制が入り断腸の思いで断念したことが幾度と…。ゲフン


 「うむ」


 「総員、ジャンプに備えろ!ジャンプ開始」


 メインモニターがジャンプを開始した表示に切り替わり、さすがに重量級の空母は振動もなく移動を開始した。移動は短いが数分の時間となるので、しばし今回の作戦のミーティングの内容を確認するため、瞑想に入ることにした。


 『そういえば今回の作戦行動中に大規模なアップデートがあるらしいね。』


 『そうそう新しい機能が増えるとの事だけど、詳細は公表されてないみたいだよ。』


 『まぁ実際このゲームもマンネリが続いて落ち目になってきているからね。』


 『今更、新しい機能が追加されたとしても、18禁に転換する他ないんじゃね~。』


 実際、VRゲームで戦略型のお堅いゲームでも18禁に転換しユーザーを取り戻した実績があり、他のゲームも3年~5年位に転換をしているメーカーもあり、その際の未満年齢からのバッシグで結果、消滅してしまったケースもでてきている。自分としてはここまで心血を注ぎ込んだゲームなので、そんな転換せず新たな試みになってくれることを祈るばかりである。


 ガタ、ガタ、ガガガー


 今まで、揺れを感じたことのなかった空母なのに突然の揺れにより、瞑想を止めることになった。


 「何事だ!状況報告をせよ」


 ソフィアが状況を把握するため、情報端末片手に指示をしており、原因報告が上がってきたが…。


 ガガガー、グワン~グワン~、ブワーーーーーーー


 報告を聞くまでなく、状況は一変し目が開けられないほどの光に包まれ意識を手放すこととなった。


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===

 初投稿になります。今まで読むことしかしていなかったけど、自分の思い描く物語がなくってってなことで、自分で書いてみようと思い云ったったのが昨日で、いきなり書いてみましたが、いざ書いてみると難しいですね~誤字脱字あると思いますが、温かい目で見守ってもらえるとありがたいです。

続けて投稿できるかわかりませんが宜しくお願いします。

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