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宰相登場。

あやかし族の紅と銀がうどんを作り皆で食べた次の日、真由美は本城の応接室に呼ばれた。

本城に呼ばれる事はよくあるのだが応接室に呼ばれた事は一度もない、ましてや呼び出した相手はまだ逢った事のない この国の宰相。

一体なんの用事だろう?と少し緊張気味に応接室に向かう真由美。

真由美の隣には付き添いでアオイが付いて来ており、アオイの後には たかふみがいる、2人が付き添ってくれているので安心出来るのだが初めてあう宰相に緊張してしまうのは仕方ないだろう。

(噂どうりに恐い人だったらどーしよう、嫌われたりしたら嫌だなぁ)

などと考えながら歩いていると いつの間にか応接室の前に着いていて

部屋付きの護衛がいる。

真由美達を呼びに来た執事が部屋をノックし、真由美達が着いた事を告げると 部屋の中から若い男性の声が聴こえた。

(あれっ?宰相ってかなり昔から王族に支えているって聞いたけど声が若い、もしかして息子さんかお孫さん?や、確か独身っていってたよね?じゃぁお弟子さん?)

真由美が1人頭の中で疑問だらけで考えているのをアオイは面白そうに見ているだけで何も言わない。

何時もなら真由美の考えはテレパスで聞こえているので、すぐ突っ込んでくるのに今日は一切突っ込んで来ない。

日頃からアオイの突っ込みを聞き流している真由美は アオイの突っ込みがない不自然さに気が付いていないし たかふみの澄ました顔にも気が付いていなかった。


部屋の中に案内されると何故か刹と紅、銀、メアリーが見知らぬ若い男性とお茶を飲んでいた。

真由美は知っている顔に少し驚き安心したが態度や言葉には出さず静かに若い男性を見た。

(ほほぅ、確かに礼儀や立場をわきまえれている様だ。この面子の中でも呼び出した私に敬意をしませるとわ…皆が甘やかしていても常識的な振る舞いは出来るという事か…)

と心の中で考えている事が聴こえて来たが気にせず若い男性を見たまま言葉を発する真由美。

『失礼します。本日宰相のレイ様より応接室にとの事で呼ばれておりました真由美と申します』

目の前の若い男性が宰相のレイだという事はこの状況からすれば粗間違いないだろう、だが初対面で呼ばれた立場なので、形式的にこの面子の中で唯一呼び出したであろう男性に向かって話した。

『ほらっ、だから何時も言ってるでしょ?真由美ちゃんは常識や立場をわきまえ過ぎているから少し寂しいって。もっと私達に甘えて助けを求めてくれてもイイのにって!』

部屋に入って来て自分達のいる事に少し驚いて少し安心してくれた様子は見えたけど、この面子の中で一番偉い立場の自分に助け船を求めず声もかけぬまま 呼び出した宰相への敬意をはらい唯一見知らぬ若い男性へ部屋に訪れた報告をする真由美に少し頬を膨らまし若い男性を見るメアリー。

そんなメアリーの言葉に対して頷くだけで真由美を見たままの男性は少し微笑みを浮かべて立ち上がり

『ああよく来てくれた。私が宰相のレイだ。改めて本日は急な呼び出しにも快く応じてもらい感謝いたします。初めまして真由美様、私は宰相を勤めさせて頂いているレイと申します。役職の上では貴女の上司になりますが私生活の上では貴女は将来王族となるお方ゆえ私は下になりますので、仕事と私生活で態度を替えさせて頂きますのでどうぞ宜しくお願いいたします。』

自分が宰相だと告げた時の冷ややかな印象からは想像できない程優しい穏やかな笑顔で自己紹介するレイ宰相はとても美しく男性の声を聞かなければ男性か女性か分からない。

年齢も見た目は若いが雰囲気は落ち着いている。

確か誰かが宰相はエルフだと言っていた気がする事を思い出して なるほどと思いながら挨拶をする真由美

『仕事中に関わらず御丁寧な挨拶 恐れ入ります真由美と申します、公私共々 以後宜しくお願いいたします。改めて本日は顧問の立場としてのお話でよろしいですか?』

真由美の挨拶が気に入ったのか冷ややかな笑みというより冷静な笑みという感じの笑みを浮かべて真っ直ぐ真由美の目を見つめ

『ほほぅ、メアリー達のおっしゃるとうりですね。いかにも、本日は貴女に麥の国の王族専属料理人顧問として外交のお話があります。挨拶は済ませたので さっそく話をしましょう。此方の席へどうぞ。』

レイ宰相に促されメアリー達のいるソファーへといき座らずに待つ。

顧問としての立場での行動にレイ宰相は微笑みを浮かべメアリー達を紹介する

『もう気付いていると思いますが今日の仕事のお話は此方にいるメアリー様とあやかし族の刹様達と行います。顧問として仕事上初めての席です、よく私が紹介するまで席にも座らず皆様にも挨拶せずに待てましたね?流石です。貴女の公私をしっかり分けられるその誠実な振る舞いが王族の方達に気に入られ甘やかしてあげたいと思わせる要因の1つなのでしょうね?』

ニコニコと笑みを浮かべ真由美を見るレイ宰相、メアリー達に挨拶をして席に座りながら先程までのレイ宰相の雰囲気の違いに違和感を覚えた(…もしかしてレイ宰相に試されてた?)

そんな思いに答えたのはメアリーだった。

『その通りよ。レイは今まで私達だけ貴女と仲良くなって自分だけ真由美ちゃんに会えなかったから少し拗ねてたの、いくら真由美ちゃんの人なりを説明しても自分達だけ先に仲良くなったから贔屓しているだけだって信じてくれなくて、今回の話が出て 折角だから自分の目で確かめたいから私達は何も口に出すな!しかもテレパスをかいほうして誤魔化させない様にまでしておけって言ってね。悪い人じゃないから許してあげてね?』

そう微笑むとレイ宰相に視線を向け今度はレイ宰相からも謝罪を受けた。

『自分の目で確かめたいからといって本当に貴女には失礼をしたと思っています。申し訳ありません。こんな私でよろしければ今後皆様と同様親しくして頂けると嬉しいく思いますので宜しくお願いいたします。』

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