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長い1日ー3ー5(魔女の昼寝)

今日から住む事になる部屋に案内をしながら まゆみにイロイロな説明をしておきたかったタカフミだか、普段は人見知りの激しいメイとルイが 何故かまゆみと一緒にお昼寝をしたいと言いだし同行する事になった。小さな子供達に懐かれて嬉しそうにしているまゆみを羨ましそうに少し拗ねた様な顔で見ているアオイにクスクスと笑いながら

『小さな天使達を取られてしまいましたねぇ アオイ』

と小さな声でひやかすと

『うっうるさい。たまたまだ たまたま今日はチビ達の機嫌が良かっただけだ明日からは又俺の元に戻ってくるんだ!』

と少し涙目?で睨んでくる

そんな男二人のやり取りなど気にも止めず まゆみとメイとルイはニコニコしながら3人で話していた

『メイ お花さん好き~』

『りゅぅも ~き~』

などなど もっぱら二人の話しをまゆみが微笑みながら聞いているという感じ。

それにしても不思議だ、この二人が自分達から一緒にお昼寝をすると言いいだした事もだがこうして 会ったばかりの人間に対して自分達から話しているなんて! 今までは家族以外の人間に自分達から話す事など一度もなかった 話しかけられても頷くだけとか家族の後ろに隠れながら答えるとか 本当に人見知りが激しかったのに 昼食の前に挨拶をしてただけのまゆみに こんなにも懐いている。アオイだけではなくタカフミも懐かれてた分少しショックではあるしどうしてなのか興味がある。何か魔力的な物とか関係しているのか?先程の召喚能力もかなり高度なレベルのものだったし他にもレベルの高いものがいくつもあった

何か子供達を引きつける様な特別なスキルがあるのか?などと考えているとアオイから

『子供を引きつけるスキルって そんなもんあるか!』

と突っ込まれてしまった

そして子供達と話していたまゆみからも

『そうですよタカフミさん それじぁ私が子供達を魔法であやつる悪い魔女みたいじゃないですか』

と突っ込まれた 突っ込まれたのだが

『………』

『えっ?何で黙ってるの?…本当に悪い魔女なの?』

『………』

『…アオイ君まで黙ってるって事は

本当に悪い魔女なんだ…』

とショックを受けて落ち込むまゆみに複雑な笑みを向けながら説明する

『違います 悪い魔女ではありません。魔女というのは遠からず有っているかもしれませんが』

はぁ???? という顔のまゆみに

『まゆみ様 今私の考えに対してアオイと一緒に突っ込みましたよね?今アオイはテレパスの開示はしていないのです。そして私は言葉を発していませんでした それなのに貴女が突っ込んできたので驚いてしまったのです』

まゆみは召喚されてからテレパスの開示状態の中に居て皆と会話をしていたから今の説明でも何に驚いているのか不思議にしている

なので もう少し詳しく、 本来テレパスの本格的な能力があるのはメアリー様、その孫のカイ様とアオイのみである事、又 その他の王族は

テレパス能力があるのはあるのだが危機管理的な役割だけで基本的に他の人の考えは読めない テレパス能力のある3人の誰かが能力開示をして特定の人と共有する事で読めるのだ、と説明する。

すると理解したであろうまゆみが

『あ~、又規格外な事をやらかしたんですね』

と苦笑いしながら私とアオイ見て俯いてその場にしゃがんでしまった。

そんなまゆみの頭をルイが小さな手でナデナデして

『まーみ いーこいこ』

と慰めると

『まーみは悪い魔女じゃありません』

とメイもまゆみに抱き付き慰めている。そんな天使達に慰められて まゆみも 顔を上げて二人に微笑む。『二人供ありがとー うん、とりあえず気にしないでお昼寝しに行こう !よ~し元気がでたぞ~ メイちゃんも抱っこしちゃうぞー』

とルイを抱っこしたままメイも抱っこして立ち上がり

『すみません。今は頭が回らないので落ち着いてから又説明してもらっても良いですか?』

と笑顔を向けられた 何故か少し恐いちょっとやけになったような感じのする笑顔だ。


あの後 右側にルイ、左側にメイ、とふたりを抱えて歩くのはキツイだろうと どちらか引き受けるとアオイが申しでたのだがメイ、ルイ、に拒否されたので まゆみが二人を抱いたまま洋館まで向かった

向かったと言ってもすでに洋館までの距離は目と鼻の先 五分もせずに到着したのだが 洋館に到着してこの洋館に住む事に驚き、アオイと私も住んでいると説明するとさらに驚いていた。驚き続きのまま自分の部屋へ通されて驚き続きで疲れたのだろう 今は小さな天使達にはさまれて一緒に昼寝をしている。

『確か日本だと夜中の3時か4時か

そりゃぁ疲れるはなぁ 』

とアオイと二人で小さな天使にはさまれて眠る魔女を見つめた。

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