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長い1日ー3

小さな天使達との自己紹介も済ませ和やかな雰囲気で席に促され移動している時 タカフミ君が何処か照れてる様な様子で話しかけてきた。『あのぅ まゆみ様少しよろしいでしょうか?』

『はい。何でしょう?』

『先程お預かりしていたお荷物ですけど』

『あっそうだ、荷物があったんだ』『はい、その荷物の事で』

『荷物の事?』

『はい。荷物を運ぶ際に中の物が見えてしまいまして、大変図々しいとは思いますけどお願いがございまして』

『?何でしょう?』

『まゆみ様が此方で昼食を召しあがるとの事で、アチラは要らなくなるかと思いまして。…要らないのであれば私に頂けないかと思いまして。…すみません。図々しいですよね?』と恥ずかしそうにしている。『別にかまいませんよ?私も買ってたの忘れてました、食材はイイけど惣菜は食べないともったいないし』

『はい、その惣菜というのが私の知ってる食べ物でありまして』

と申し訳なさそうに、恥ずかしそうにしている。

そう、此方に召喚された時私は大量の荷物を持っていた。明日は休みなので明日の分の食材と今日帰ってから食べようと思って買った惣菜などもある。タカフミ君が欲しいと言ったのは惣菜の事だろう。惣菜といっても夜10時までのスーパーにはお弁当も残ってなく かろうじて残っていた 素麺だ。タカフミ君はスーパーの袋を持った時に見えた素麺に驚きと喜びに襲われとか。

『私がまだアチラの世界に居た時 夏の暑い時に食べた記憶があるので大変懐かしく、ただこの様に茹でた物を売っいるのに驚きました。』 と言うタカフミ君も日本から召喚された転移者らしい。確かに素麺は日本の夏の風物詩といえるがタカフミ君が召喚されたのは此方では20年前との事。日本でいえば40年!6歳で召喚されたという事は 日本では46歳、私より2歳歳上だ。40年前といえば まだコンビニもない。スーパーの惣菜や弁当も今みたいに豊富な種類はない そんな時代だ。なので茹でた素麺が弁当みたいに売っているのは驚きだろう。

『そういう事なら是非どうぞ。でも家で食べてた茹でたてとは違いますよ?』

そんなやり取りを聞いていた皆も

素麺に興味津々で皆も食べてみたいとタカフミ君におねだりしている。『此処には素麺はないんですか?』と 皆の反応を見ていて疑問に思い聞いてみると、蕎麦やラーメンはあるが素麺は無いらしい。

(そっか~無いのか~そりぁ食べたくなるわなぁどうせなら乾麺の方を買えば良かった、茹でたてを食べさせてあげたいなぁ) と思いながらタカフミ君と皆のやり取りを見ていたら急に後ろで光が光った。まさに何時間か前に自分が召喚された時の光と同じだ。和やかな雰囲気の中での突然の召喚 その光を見てみると 其処に何やら物体が浮いている。見覚えのあるソレは素麺だった。

今まさに乾麺がほしいと思っていた素麺が目の前に浮かんでいる。

そしてその後ろには見慣れた厨房機器。

『これは何かしら?その麺と似たような感じがするのだけれど。』

とメアリー様。他の皆も解らないようだ。ただ私は知っている、多分タカフミ君も。なので同時に答えた。『素麺です。』

その言葉と同時に皆が驚いた様子で私の方を見る。皆に見らる理由がわからず 思わず固まっていると

『まゆみ、お前が召喚したのか?』『私が召喚?』

『お前乾麺がほしいとか、食べさせてあげたいなぁとか考えてただろ』『確かに考えてたけど?』

『?考えたら召喚出来るの?』

『んな訳あるかぁ、』

『???』

『無意識か?』

『?ん?』

ほしいと思っていた素麺が目の前にあらわれ驚いているとアオイ君に召喚したのかと聞かれ何故かため息までつかれた。訳がわからず皆を見ると皆何故か苦笑いだ。そもそも召喚とは召喚者のスキルがなければ出来ないらしい。ただし、召喚者のスキルがあってもかなり高いレベルが必要で 現在この国ではタカフミ君とそのお師匠様、お師匠様の息子の3人のみ、その3人も言葉に唱えなければ召喚する事は出来ないらしい。しかも召喚するにはいろいろな条件があるので簡単な事ではないとの事。なので今の状況ではタカフミ君は召喚出来ない、そうなれば私しか居ないという訳だ。そこで私のスキルを確認する事になる。確認するのはメアリー様で彼女がテレパスの能力で見た映像を皆に送るとの事。『では、能力の一部分だけ見るわね』


職業ーうどん職人(職人レベル)(但しだし汁は達人レベル)

 薬膳調理師 レベルMAX(但し一部限定)

   空間デザイナー (職人レベル) (但し一部限定)

   …………

   …………

   魔道師ー『召喚者』レベルMAX (但し一部限定)

『結界師』レベMAX  (但し一部限定)

『…………』 …………

     『…………』 …………

『何だか凄いわねぇ』

『全部レベルがMAXじゃないか』

『 珍しいなあ』

『どんだけ持ってるの?』

『何だか不思議なのもありますわ。』

何だか皆感心しているみたいた呟いている。タカフミ君なんかは目を見開いて固まってしまっているし、そんな説明係のタカフミ君に変わってアオイ君が説明をしてくれた。

この世界は皆何かしらの能力があり、その能力のレベルをいかして生活をしている。なので小さな頃から自分の能力のレベルを上げていく。レベルを上げるのは個人差があるがMAXまで上げれる人は一部の人達だけ。能力の種類も一部の人だけが複数持っているが一般的には一つか二つくらい。その一部の人のほとんどが王族の方達だ。ちなみに転移者も複数を持っているが皆幼い子供の年齢で召喚されるので最初からMAXではない。(それでも普通の人よりはかなり高い)なので 大人の状態で召喚された私は何かと規格外らしい。ちなみにメアリー様のテレパスのレベルはMAXだがタカフミ君の召喚者のレベルはMAXではないらしい。そりぁ自分が召喚したものが自分よりレベルが高いなんて固まってしまうのも無理はない。

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