美女天使リリム
初めての主人公以外の視点です。
「あのーなんで僕を殺したんです?」
もう僕は、叫ぶ気力もなくしていた。
それなのに前に座っている美女は、ニコニコしている。
「なぜって?決まってるじゃない。さっき言った通り試練をこなしてもらいたいの。」
「あのーまず試練について説明してくださいよ……」
「あ~そうだったわね。そもそも私の自己紹介もしていなかったわね。私の名前はリリム。この通り美女天使やってるわ。」
そういってリリムは背中から翼のようなものを拡げた。驚いて僕は後ろにふんぞり返り何かに頭をぶつけて気絶してしまった。あー何かふわふわしてきた〜〜そういえばーーあの人ーーいや天使かーー自分で美女って言ってたな〜〜
【リリム】
今日もまた仕事だわ……憂鬱。
『リリムちゃーん。今日もちゃんと出勤してね〜
かわいいかわいいリリムちゃんの顔が見れないと僕死んじゃうよ〜』
うげ!またこいつ念話か、能力の無駄遣いだっ。
『ウェリザうるさいわ!ちゃんと出勤ぐらいするわよ!』
『まぁまぁそう怒らずに……そうそう今日は新しい神様が来るから受付だよ。いつものようにその美しい顔で登録させといて。あと一通りの説明がおわったらこっちに回して。僕が相手しておくよ。』
『あんたにしては面倒見が良すぎるわ。このあと邪神でも復活するのかしらね。』
『リリムちゃんそれはひどいよ。僕だってたまにはちゃんとやるんだからね。(まぁ見込みがあるんだよな〜〜)』
『なんか言った?』
『まぁリリムちゃん頑張ってね〜』
なんだあいつ、たまにはやるんだよ雰囲気出して
そうこう考えながら出勤した。
ウェリザには会いたくなかったのでそのまま受付に向かった。
すると一人の少年?いやもう大人に近いかなくらいの子がすわっていた。少々混乱しているようだが問題はないだろう、と思いながら契約書を出す。これは人だった魂が神となり同時に試練をこなすという義務が付く契約書。サイン書かせたらこっちのもんよ。案の定前に座っている子は私の顔に見とれながら契約書にサインした。
ウヤッヒョーイついついニコニコしてしまった。だって臨時ボーナスが出るんだもの。
そう考えながら私は喜んでいた。
しかしこれからこの前にいる子と切っても切っても切れないつながりになることなんて考えもせずに……
小説書くのって面白いなと少し感じました。
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