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魔法書少女と異世界  作者: にゃん太さん
6/7

ゴブリンと意思疎通

ゴブリンが異質さにぼんやりしていると、目の前に影が落ちる。


ゴブリンは己を上から覗き見る、黒く輝く瞳に目を奪われた。


魔力(コア)が多いものほど、髪質は色が濃く暗くなる


今まで襲ってきた人間たちでさえ、こんなに濃い色ましてや、純粋な黒は見たことがなかった。


そして何よりも目の色だ。


髪のみならず目までも黒いのは、流石に長く生きてきたゴブリンの長老からも、聞いたことがない。


目の前の光景に目を奪われていたゴブリンは、やっと自分が目の前の存在に話しかけられていることに気づいた。


「ねぇ、私の言ってる言葉分かる?」


ゴブリンは、目の前の人間を見定めながらゆっくりと頷く。


グギャギャギャ(あぁ、分かるぜ)


言葉が分かり、知能もある


喋れなくても、意思疎通は出来そうだ


その見解に雛菊は、ふっと微笑った。


「私を殺すの?」


澄んだ瞳がジッとゴブリンを見る。


ギュギャギャ(分からん)ギャギャギャ(お前次第だ)


ゴブリンも腹をくくり、地面にドサっと座った


雛菊は辺りを見回してから、同じように座る


「貴方は、ゴブリンで合ってる?」


ゴブリンはただ頷いた。

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