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魔法書少女と異世界  作者: にゃん太さん
4/7

ゴブリン

コポ......コポポ......


キラキラした気泡が上に登ってパッと弾けた。


透きとおったアクアマリン色した水中


浅い微睡(まどろ)みの中、意識は水中の中に漂う自身に向いていた。


どれだけの時間此処で過ごしているのか


永遠と続く途切れない気泡


全てのことがどうでもよく思えてくるほどの心地よい浮遊感に、何も考えられなくなってくる。


「...... ......?」


遠くで気泡がはじける音と密かに話し声が聞こえて来た気がした。


急速に開ける視界に雛菊は混乱する。


周囲一帯は、鬱蒼と生い茂るジャングル


物言わぬ木々はその冷たさを際立せ


目の前の唸る生き物を、より鮮明にさせた。


まるで、ゲームの中から出てきたようなその姿は異質そのもの


引きつった暗めの緑色の皮膚


斜め横上にピンっと吊り上がった耳


ギザギザに尖りながら鈍い光を放つ


唾液をダラダラ撒き散らすのは、餌が目の前にいるからだろうか......


赤く揺らめく目は、雛菊を捉えて離さない


現実にはあり得るはずもないゴブリンの存在に、雛菊はただ呆然とした


獲物を前にしたゴブリンは、呆然とする雛菊など気にする訳もなく、ただ欲望のままに襲いかかる。

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