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盗難車の末路6

また一から説明した。

そこで新たに聞かれた事は

ゴールデンウィークに私が田舎へ帰った日にちだった。

答えられるのもは全て答えた。

共犯者の事など、初めからいない人のこと等は答えられなかったのだが。

ここで、初めて弁護士という言葉が出てきた。

少し打ち解けられたのだろうか?検察官は国選弁護人を勧めてくれた。

真面目に10年以上働いてきた私にはいくらかの貯金もあるのだが・・・


なるべく今後のために取っておいた方が貴方の為かも知れないと。


3日後、早速弁護士がやってきた。

初老の男性だった。


優しい口調の弁護士に安心した。

山中というその弁護士は


「何度も何度も聞かれているかもしれないけれど、もう一度、全てを話して下さい。」

と言われた。


私が話し終えるのを静かに待っていた山中さんは


「信じていいのですね。」

と一言。


「はい」

私は力強く頷いた。


「貴方は今とても不利な状態です、もし新たに思い出したことがあれば早めに私に連絡して下さい。頑張りましょう。」

ここにきて初めて少しだけだが光が差した。


山中弁護士はいろいろ調べてくれた中に彼に関するものいくつかあった。

彼の婚約者は会社の重役のお嬢さんだった。


私と彼は2年前会社関係の講習会で知り合った。

彼はライバル会社の社員で有った為、始めは挨拶する程度だったが、何度も一緒のテーブルにつくようになり、話すようになった。

話題が豊富で知的な彼は目立っていた。

そして何より、趣味の合う私達は次第に意気投合うするようになり付き合い始めた。

やはりライバル会社というのがネックで誰にも付き合っている事を言えなかった。

それは彼も同じだったと思う。

やっぱり初めから間違っていたのかもしれない。


山中弁護士にも、彼女はもう関係ないの一点張りで車の経緯など話してくれなかったようだ。

一方、私に車を譲ってくれた先輩も私の事を一切知らないので何も答えられないという。

誰だって殺人事件に関わりたくないのは当たり前だろう。

ただ彼に車を譲ったことだけは話してくれたらしい。

それが彼の彼女だとは聞いていなかったとの言葉を添えて。


それから何日か過ぎ彼には婚約者の知り合いの弁護士が相談にのっているらしいとの話も聞いた。

私の存在自体の否定だった。


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