第一章解説とキャラクター紹介
第一章 Rule or Love 女なら女性解放の魁を目指さなきゃね
《芳桜院 境夜》は世界改変のキーキャラクターとしての主人公。
異世界で主人公に対するメインキャラは、《クリス》となっています。
女性差別という視点で転移した異世界を描写して世界観を創るのが目的の章です。
「基本的にメディアミックスができるように、マンガの原作としても通じるような作品」
というラノベの御約束を破るための章になっているので他のジャンルの小説を模倣しています。
メインキャラである《クリス》のキャラ設定のキーワードは
小説家になろうの特性を意識して「ゲーマー」と「転生キャラ」です。
「恋愛ゲーマー」としての知識を持った転生者とは何か?
それを、オカルト抜きのリアルな科学的視点で描くと、かなりダークになるというキャラの一人です。
第一章の「《クリス》の攻略ゲーム」は、序章で出た《芳桜院 境夜》が支配する学園が恋愛ゲームで、
《芳桜院 境夜》は、攻略を邪魔する究極のラスボスになっています。
クリスのキャラ特性は
●男性に女性的視点の偏見を持つ性格
●歴史社会学的な基礎知識を持つ歴女
●ゲーマー知識として異世界の知識を刷り込まれたキャラ
そららを纏めたキーワードが「女の敵は女」です
歴史社会学的な見方の一つでは
人間が造った「金銭システムで動く社会」としての世界は
「非人道的な偏見」と「人道的な偏見」を名分にして
個人や組織が欲求を満たそうと衝突と相互利用を繰り返します。
「誰かが得をすれば誰かが必ず損をする」という「ゼロサムゲーム」の考え方を
「女性=自分達が損をしている」という立場で持ったキャラ。
それを表した話がこの章となっています。
その対照的な存在として 《マユスィー》 を
「女性が損をしている」とは考えないけれど、「女性が辛い想いをする社会であること」は認識しているキャラとして配置。
ゲーマー知識として異世界の知識を刷り込まれたキャラとは何か?
それを表すためのキャラとして《フェーリス》を配置。
《キリト》《ダアル》《咲夜》《女神》 はストーリーテラーとして配置。
「冒険はなくても変化する日常」
「怠惰と意志の相克」
の物語を綴ろうというのがこの章となっています。




