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ふ、2人とも私の前でこういう話をしないでほしいですっ!

初めてでよくわかりませんアドバイスや感想がありましたらよろしくお願いします。

 はい。わかってました。こうなることは。

 学校に登校中のことである。

 

 俺、大瀬良人(おおせ よしと)が思った通り直弥(なおや)はニヤニヤしながらちょっかいを出そうとしてきた。だが、所詮は奴も男。しかもおっぱいを愛している変態だ。

 「こ、これはなんて綺麗なちっぱいなんだ。」とかほざいてやがる。ガン見してる。アホだ。ちょっかいだすのを忘れてやがる。

怒るかと思ったが鈴音(すずね)は顔を真っ赤にしてうつむいている。

かわいいところもあるじゃない。ま、普通にかわいいんだけど。

あれ? もしかして俺惚れちゃった? 


 それにしても直弥君、彼女がここにいなくてよかったね。

つーか、ほんとに付き合ってんの? 一緒にいるとこ見ないんだけど。

一緒にいるときアニメしか見てないの?


 「直弥、胸は胸でも大きいのと小さいのどっちが好きなんだ? 」

いきなり変なことを聞く。これは今朝、直弥に必ず聞こうと思いついたことだ。鈴音のちっぱいを見て思いつきました。ごめんなさい鈴音さん。

 「良人……お前は分かっていない。おっぱいは全て美しい! 」

 「みんな違うからおっぱいはいいんじゃないか! 」

かっこいいことを言ってるようですごいくだらない事を言っている。

 対する俺はこう言ってやる。

 「乳なんてただの飾りです。エロいひとにはそれがわからんのですよ!」

ん? なんか隣で鈴音さんが真っ赤になって気まずそうにしている。

あらかわいい。

さすがにやめてあげよう。直弥に目でサインを送る。うなずいてくれた。

さすが親友。

あれ? 鈴音さん、家を出てからしゃべってないね。

いつもあんなに大きな声で話してるのに。

こういう話が苦手なのね。

覚えておこうっと。


 しばらくして、落ち着いた鈴音はこう言った。

 「ふ、2人とも私の前でこういう話をしないでほしいですっ! 」

さすがに可愛い子にこんなこと言われたらもう言えない……って何が可愛いだ。俺、昨日うるせーとか思ってた気がする。まあ昔の話だ。

やばい! 俺マジで惚れっちゃった?1日で!?

って考えてたら横でデレデレしてる奴がいる。おめぇ彼女いるだろ。失せろイケメン。


 そんなこんなで学校に着いた。隣で鈴音が「おっきぃ」とかウットリして校舎を見てる。なんかエロい。この学校が大きいってよほどの田舎からきたのかな? 

北の方? マジでどこだよ!! 北の方ってなんだよ!!


 ここは有園(ありえん)学園だ。勉強も運動も平均的な高校である。

アリエンだからってロ〇ベンとは関係ない。

ロッ〇ンのドリブル突破はすごい。別に関係ないけど。


 悲しい事ではあるが学年が違うので鈴音と別れなければならない。

悲しいってなんだよ。あ、い、いえ何でもないです。悲しいです。はい。


 今日の3時間目に鈴音は体育を校庭でやるそうだ。

そして俺は校庭側の一番後ろの席である。

見えるかな?


 結果として見れたは見れたが今どきの体育着。つまらない。ふくらはぎは見えるけれどつまらない。ブルマだったらいいのに。


 さあ、お待ちかねのランチタイムである。

4時間目はどうしたかって?

話す必要ないじゃん、カットでしょ。つまんないもん。でも保健体育の授業なら話してもいいかもしれない。機会があったらまたいつか。


 何はともあれお昼である。

鈴音お手製弁当である。購買ではダメなのかって?

ダメに決まっている。お手製弁当が食いたい。

お金をほかのことに使えるじゃん。

今度、秘蔵の本を売ってくれよな、直弥君。


 鈴音が教室に来てくれた。今日は肉じゃがメインである。って言っても今日が初めてのお弁当である。

てか会って1日で手作り弁当ってすごくない? 一緒に暮らしてるから当然ですかそうですか。

 「いただきます」

 「どうぞですっ!」

うん。おいしい。おいしそうに食べていると鈴音がうれしそうにニコッと笑ってくれる。あらステキ。

でも相変わらず声デカい。まぁいいや。

うん。男子どもの嫉妬を感じる。あら怖い。


 帰り道、夕飯を作ると言って、鈴音は先に急いで帰ってしまった。なので、直弥と本屋に寄っている。あらかなしい。

なんか最近「あら」って多くね? 別にいっか。


 「直弥、ほんとに彼女は大丈夫なのか? 」

直弥に彼女の心配をしてあげる俺。カッコいい! というのは冗談で、俺たち親友だからね。

 「大丈夫さ! なんたって一晩中アニメを一緒に見る中だからね」

自信満々に言う。またアニメか。しかも朝~夜までから一晩中に進化している。

でも、ちょっと心配。だって一緒にいる所みないんだもん。


 さて、直弥と別れて家に向かう。帰りにコンビニに寄らないのは久しぶりである。もう弁当なんて買わないもん。なんかうれしねww。

帰ったら鈴音が夕食を用意してくれていた。


 すばらしい。

 母さん、しばらくは帰ってこなくていいかもしれない。

 アフリカに帝国でも作っておいで。

 

 自分で思う。

 ひどい息子だな。


 


 


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